新卒の時も就職活動はとても大変です。しかし転職はそれ以上に大変です。中でも第二新卒での転職はかなり難しいです。
では、なぜ難しいのでしょうか。その理由を3つご紹介させていただきます。
①経験が足りない
転職者のメリットは、経験があるということです。しかしよく考えると、第二新卒よりも中途採用の人たちの方が経験があるわけです。
確かに新卒の人よりも第二新卒の人が経験はあります。しかし、第二新卒よりもっと経験がある人はたくさんいるでしょう。
また、新卒と第二新卒が同じ枠で争うということはなかなかありません。第二新卒は中途と同じ枠で争うことが多いわけです。名前は違えど、どちらも同じ転職者という枠の中にいます。
つまり、その中にいれば、第二新卒の人は一番経験が少ないとみなされてしまうわけなのです。
②枠が狭い
新卒が就職活動が大変とは言っても、新卒はしっかり枠があります。しかし転職の場合は、本当に一つや二つの枠を何人もの人で争わなければなりません。
また、その少ない枠がいつどのタイミングで現れるのかわかりません。転職は本当に運なのです。
そしてタイミングよく表れたとしても、①の理由からなかなか内定はもらえません。第二新卒として募集している枠がある企業もあります。その場合はとてもラッキーです。
しかし多くの場合はないため、中途の人たちと争わなければなりません。つまり繰り返しになりますが、一つや二つの枠を、自分よりも経験のある人と争わなければならなくなるわけです。
そうなると、どんなにあなたが良い人材でも、他の応募者も同じだけの良い人材であれば、経験の多い方を選ぶ・・・ということになります。
転職者はやる気のある人が多いものです。つまり、いくらあなたにやる気があったり、良い能力があったとしても、多くの転職者も同じだけそれらがあるのです。
そうなると経験での勝負になってしまいますよね。枠の狭さ、少なさ、というのは、第二新卒の転職の難しいところでしょう。
③また辞めるのではないかと思われがち
中途の人の場合、結婚や出産など、何かしらの大きな理由があって辞める場合が多いです。また、そうでないとしても、長年働いてからの転職であれば、長く続ける気持ちはあるのだとわかってもらえるでしょう。
しかし第二新卒の場合、辞めるまでが早すぎます。
一年や二年で辞めてしまっているわけですから、当然ながら、雇ったところで辞められてしまうのではないかと思われがちなのです。
どんなにやる気があっても、前向きな理由での転職なのだとしても、どうしても第二新卒というだけで先入観は消えません。そうなると、ちゃんとした理由があって仕方なく仕事を辞めたといった人を選んでしまうことになるわけです。
私も実際に転職した際に、本当にやりたいことがあって前職を辞めたにもかかわらず、どうしてもそのことをわかってもらえないことが多くて悩みました。
「また辞めてしまうのではないですか?」と必ずのように聞かれました。
辞めたくて辞めたのではなく、やりたいことがあって辞めたのだと言っても、本当だと思ってくれる人は少なかったのです。
最終的に転職には成功しましたが、半年以上かかってしまうという結果になりました。本当に前向きな気持ちからの転職なのだと伝えられるかどうかが、合否の分かれ道といっても過言ではないでしょう。
まとめ
このように、第二新卒での転職はなかなか難しいものがあります。
しかし、時間はかかるかもしれませんが、必ずあなたのことを理解してくれる企業はあるはずです。実際に私も時間はかかりましたが成功し、今は自分に合った仕事をすることができています。
難しいからといって諦めず、最後まで頑張ってくださいね。
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