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仕事に行きたくない。仕事を辞めたい。
これは社会に出て働いたことがある人であれば、誰もが経験する感情ではないでしょうか。
この感情、ただただ“眠いから”、“面倒くさいから”ということが理由で生まれているものであれば特に問題は無いでしょう。
しかしながら“仕事に行くのが不安”、“仕事に行くのが怖い”という理由で生じているものであれば、それは注意が必要です。
と言いますのも、その状態は精神的に危険な状態、うつ病と診断されてもおかしくない状態であると言えるからです。
確かに仕事には、辛い場面や我慢をすべき場面は付き物。しかしそれでも斯様な危険な状態に陥る必要は全くないのです。
そこで今回は、仕事に行くのが不安で怖いときの解消法7つについてお話したいと思います。
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①仕事に行くのが不安で怖いと感じる頻度
①-1.休日も含めた毎日
初めに、仕事に行くのが不安で怖いときの解消法について説明する前に、“仕事に行くのが不安で怖いと感じる頻度”について整理をしていきたいと思います。
先ずは“休日も含めた毎日”という頻度のケースです。仕事の無い日でも不安や恐怖を抱いてしまうという重度の状態ですね。
精神的には非常に危険な状態であるのは間違いありません。医師からはうつ病と診断される可能性も非常に高いでしょう。
本来ならば仕事の休みの日は、精神も肉体もリラックスさせられる日。
しかしそれが全くできていない以上、このケースは早急な改善が求められると言っても過言ではありません。
①-2.休日を除く毎日
次のケースは、“休日を除く毎日”という頻度です。
先程のケースよりかは良い状態ではありますが、それでももし週休二日制の企業に勤めているのであれば週五日間、不安と恐怖と闘っている状態になります。
ゆえに、軽視できる状態ではないことは確かですね。
そして更に恐ろしいのが、この状況に陥る人は案外多いということ。実際、私の職場にも斯様な状況に陥ってしまった人は何人もおりました。
先程のケース同様、こちらついても油断はできないものなのです。
①-3.繁忙期のみ
三つ目のケースは、“繁忙期のみ”という頻度のものです。
要は、普段は仕事に行くことに対して不安も恐怖も抱かないが、繁忙期になると抱いてしまうというものです。
ばたばたと慌ただしい職場環境がそうさせているのか。それとも繁忙期における業務内容がそうさせているのか。
原因は様々ではありますが、繁忙期特有のハードな状況が自身の精神を追い込んでしまっていると言えるでしょう。
先程の二つのケースに比べれば“繁忙期のみ”と特定されているので、頻度としては少ないものではあります。
しかし繁忙期が来る度に斯様な状況になってしまうのであれば、それは先程の二つ同様、不安や恐怖が日常化していることと同じと言えるでしょう。
②なぜ不安や恐怖を感じるのか
②-1.職場の環境
“仕事に行くのが不安で怖いと感じる頻度”についての整理が終わったところで、続いては“なぜ仕事に行くのが不安で怖いと感じるのか”についてお話します。
先ず一つ目の理由として挙げられるのは、“職場の環境”です。
一概に“職場の環境”と言っても、このように様々なものが挙げられるでしょう。
詳細は様々ではあっても、要は“職場内で相談することができない”という点が核にあると言えます。
ピリピリとした空気や自由に発言できない環境、そして苦手な人の存在が、“職場=不安で怖い場所”というイメージをどんどん大きくしていってしまうのです。
その結果、最悪の場合は出勤ができなくなってしまったり、うつ状態に陥ってしまったりするのです。
②-2.業務内容
仕事に行くのが不安で怖いと感じる二つ目の理由としては、“業務内容”が挙げられるでしょう。
斯様なものが挙げられると思いますが、これについても、先程申し上げたような“職場内で相談することができない”という点が核にあると言えます。
はっきりとNOと言えない環境がそこにあるのです。
仕事が忙しかったり、人手不足であったりが原因で、一時的に自身の業務内容や負担が増えることはあります。
私自身も斯様な経験は何度もしてきました。
しかしながらその場合、いざという時には周囲の人たちが必ずフォローをしてくれました。
ゆえに、仕事に行くのが不安で怖いなんて感じることは一度もなかったのです。
一時的に業務内容がハードなものになったとしても、それを自身で抱え込んで精神的ストレスを増長させるなんてことは全く不要。
しかし残念ながら、世の中にはそれが原因で精神的に追い込まれてしまう人が多々存在するのです。
③仕事に行くのが不安で怖いときの具体的解消法
③-1.職場以外の友人に相談する
頻度や理由について整理ができたところで、いよいよ本題の“仕事に行くのが不安で怖いときの具体的解消法”についてお話していきたいと思います。
先ずおすすめする解消法は、“職場以外の友人に相談する”です。
先程も申し上げたように、仕事に行くのが不安で怖いと感じる背景には、“職場内で相談することができない”という点が核に存在します。
しかし、だからといって誰にも自身の悩みや不満を伝えずに抱え込むのは良くありません。勿論、誰にも相談せず、自身ですぐに解決ができればまた別です。
しかし斯様な場合、自身で考えてもいつまで経っても解決できないケースの方が多いはずです。
そのような場合は、第三者に聞いて貰ったり、意見を貰ったりした方がずっと精神的にも楽になれますし、事態もすぐ好転できるでしょう。
“職場以外の友人に相談する”というのは、別に直接対話で無くても構いません。メールや電話等々でも全然構いませんよ?大切なのは自身で長期間抱え込まないということ。
なるべく仕事に行くのが不安で怖いという気持ちが軽度の時に行うことが大切と言えるでしょう。
③-2.定時出勤、定時退社をする
次に挙げる解消法は、“定時出勤、定時退社をする”というものです。
要は、不安で怖いと感じてしまうその空間にいる時間を極力減らすようにするというものです。
定時に出勤し、定時に退社をするようにすれば、必要最低限の労働時間だけその場にいることになりますね?
一日のうちの半分以下の時間です。
勿論、定時出勤や定時退社を行うことは難しい部分もあるかもしれません。
しかしながら現状よりも更に精神状態が悪くなってからでは、今後現職場により大きな迷惑を掛けてしまうかもしれません。
長い目で見れば、休息が必要な時にちょっと無理をしてでも休息時間を確保しておいた方が、自身にとっても職場にとっても結果的には大正解なのです。
それに定時出勤、定時退社は別にルール違反ではありませんよね?
残業は決して義務では無いですし、決して仕事をさぼっているというわけではないのです。勿論、勤務時間中はこれまで以上に賢明な姿勢で臨んでくださいね。
気を抜いたり、さぼったりしながら仕事をすることがOKというわけでは決してありませんので、その点は注意しましょう。
③-3.半日休暇を取得する
三つ目に紹介する解消法は、“半日休暇を取得する”というものです。
先程、“定時出勤、定時退社をする”という方法を紹介しました。
しかしそれでは精神の急速には十分ではないという場合に、選択肢の一つとして考えてみてください。勿論、毎日のように“半日休暇を取得する”というのではありません。
どうしても今日は朝から職場に行くことができない。一日休むほどでもないが、ちょっと心も体も休めたい。斯様な、ここぞという時に利用して欲しいのです。
この半日休暇、たった半日?と思うかもしれませんが、使用方法によってはかなりの効果が期待できます。
例えば週の真ん中で使用すれば、束の間のちょっとしたリフレッシュ休暇とすることができますね?
また週末や連休と組み合わせれば、少々長めの休暇とすることができます。リフレッシュがてら小旅行なんていうのも実現可能でしょう。
職場としても、半日であればそれほど通常業務に支障は出ないはず。
寧ろ、半日休むことで気持ちも体力もしっかりチャージできれば、次の日からの仕事にも良い影響が出るとは思いませんか?
ここぞという時の半日休暇の取得は、自身にとっても職場にとっても一石二鳥なのです。
③-4.一日休暇を取得する
四つ目の解消法は、“一日休暇を取得する”というものです。
“半日休暇を取得する”でも物足りない場合に利用してみると良いでしょう。
しかしこの場合、取得の前には半日休暇の申請以上に注意が必要です。と言いますのも、たった一日とは言えど、やはり時期によっては職場に迷惑を掛けてしまうからです。
半日であれば他の人でカバーできるような事でも、一日ともなるとさすがに困るなんてこともあるでしょう。私の元職場なんてまさにそうでした。
一人ひとりが個々に担当顧客を持っていたからです。
ゆえにある担当者が休みともなると、周囲はその人の仕事の大まかな内容は把握できてはいても、詳細までは把握できていないので、てんてこ舞いとなってしまうのです。
半日休暇も一日休暇も、事前申請しておくことが一番良いに越したことは有りません。しかしそれでもどうしても当日になって休みを取得せざるを得ないこともあるでしょう。
その場合は、必ず休む旨を連絡する際に、その日行わなければならないこと等を職場の人に伝えておく必要があります。
自身が一日休暇を貰うことで職場や顧客に掛かる迷惑を最低限に留めておく配慮が大切なのです。
一日休暇を取得した次の日からはまた自身がその職場で共に働くことになりますよね?
休暇取得後も同じ職場で働く以上、事態の更なる悪化を防ぐ為にも、周囲に対する最低限のマナーは心掛けるようにすべきなのです。
③-5.人事以外の別の部署の人に相談する
五つ目の解消法は、“人事以外の別の部署の人に相談する”というものです。
先程、“職場内で相談することができない”から“職場以外の友人に相談する”案を提案したばかりではないか。
そう思われるかもしれませんね?
しかし職場以外の友人に相談したり、極力職場にいる時間等を減らしたりしてもそれでも解決ができない場合は、なんとかしてでも同じ会社の人に相談するほか無いのです。
多くの企業には、いくつもの部署が存在するはずです。ゆえに、自身が所属している部署以外の別の部署にも働いている人はいますよね?
職場以外の友人に相談したと言っても、所詮職場以外の人。自身の業務内容や職場環境についての理解には限界があります。
職場以外の友人に不満や悩みを打ち明けることで解決ができれば、職場の人にも自身が悩んでいることがばれずにすむ為、解決策としてはベストでしょう。
しかしそれで解決できないのであれば、やはり事情をよく分かっている同じ会社の人に相談するのがベターなのです。
そしてここで私が“人事以外の別の部署の人に相談する”と限定しているのには、訳があります。
先程も申し上げたように、職場の人に不満や悩みを打ち明けるということは、社内の人間にそれがばれてしまうというリスクがあります。
場合によっては誇張されて伝わってしまったり、周囲に偏見の目で見られてしまったりすることになってしまうでしょう。
また経験上、人事に何でもかんでも闇雲に話をしてしまうと、事態が更にややこしくなってしまう可能性があります。
今後もその会社で働き続けたいという意思があるのであれば、なるべく穏便に事態が解決するように持っていった方が良いのです。
解決ができたとしても、もめにもめまくって解決したなんてことであれば、それは後々自身がその会社に居づらくなってしまうきっかけにもなってしまいますね?
同じ会社の人に相談する際には、先ずは“人事以外の人”に話をする方が極力リスクも少なくできるのです。
③-6.人事に直接相談する
六つ目は、“人事に直接相談する”という解消法です。
先程述べたように、なるべくなら今後のことも踏まえて、穏便に事態を解決させたいもの。ゆえに事態を大きくさせないような形で終結させたいものです。
しかしながら別の部署の人に相談してもそれでもなお事態が改善されないのであれば、意を決して動くしかありません。
“人事に直接相談する”とはそういうことです。
実際、精神的なストレス等で部署異動や状況改善を人事に訴えた場合、どんなに人事が様々な計らいをしたとしても、自身が精神的ストレスを抱えていることが広まります。
私の元職場の先輩は、それこそ仕事に行くのが不安になり、結果人事にそのことを相談しました。
するとすぐに部署異動となったのですが、なぜ部署異動となったのかその理由についてはすぐに社内全体に広まりました。
勿論、周囲はその先輩に対して、“精神的に病んだので部署異動希望を出したのか?”なんてことは尋ねません。
しかし裏では、良くも悪くも“精神的に一度病んでいるので注意が必要”というレッテルを張り、先輩に対する対応には逐一注意をしていました。
良く言えば、人事に相談すれば、全社的に広まり、十分なケアもしてくれる為、同じような苦しい経験は二度としないで済みます。
しかし悪く言えば、その先輩のようにレッテルを張られ、要注意人物のように見られてしまうこともあります。
人事に相談すれば基本的には何でも解決する。それはその通りです。しかしながら何でも思いつきのまま人事に直接相談をしてしまうのはおすすめできません。
様々な解決策を講じてみたが駄目だったという時にのみ、選択肢として挙げると良いでしょう。
③-7.転職活動を検討する
ラスト七つ目の解消法は、“転職活動を検討する”というものです。
仕事に行くのが不安で怖いが、会社や仕事自体は本当は好きだ。できるなら辞めたくない。斯様な気持ちがあれば、この“転職活動を検討する”という解決法は適切ではありません。
しかしながら、斯様な気持ちが全くないのであれば、是非転職活動も視野に入れてみて欲しいのです。
転職活動を実際にやってみて、結果、やはり現職を続けたいという答えになるのも良し。勿論、転職をして新たな世界に踏み込むも良し。
要は、転職活動を通して外の世界にも目を向けて欲しいのです。外の世界を見てみることで、現職を異なった角度から比較・考察できるはずです。
また転職活動を通して新たな発見、気付きもあるでしょう。
自身が今不安や恐怖を感じている職場から少し離れてみることで、気持ちもリフレッシュすることができるはずです。
また、転職のプロに悩みを打ち明ける事が出来れば、気持ちがスッキリする上に、今後のアドバイスも貰えるので一石二鳥です!
辛く苦しい現状に居続けるのではなく、転職活動を通してその現状を抜け出す答えを見つけてみましょう。
実際に転職するか否かは、転職活動の状況に応じてまた考えれば良いのです。
斯様に考えてみると、気持ちはずっと楽になれるはずですよ?
まとめ
いかがでしたか?
このように、仕事に行くのが不安で怖いときの解消法とは、その頻度や理由から7つあるのです。
冒頭申し上げたように、働いていれば誰でも、“仕事に行きたくない”と感じることはあります。
しかしそれはあくまでちょっとした疲労や倦怠感からであり、精神的に不安や恐怖を感じているからではありません。
不安や恐怖から“仕事に行きたくない”と感じているのであれば、それはたとえ頻度が少なかったとしても、異常なことなのです。
今回挙げた7つの解消法はほんの一例。
事態が深刻化する前に、早め早めに手を打つように心掛けると共に、個々に合った解消法を御自身でも模索してみてくださいね。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)
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