バイトを辞めたいと思った時、「退職したいという意思をメールで伝えるのはダメなんだろうか?」と迷うこともありますよね。
直接、「辞めます」と伝えるのは、正直言ってちょっとハードルが高いもの。なので「できればメールで伝えたいな」と思ったことが、以前私にもありました。
その時の経験から、どう考えたらいいのか、どう対処したいいのかについて、お話ししますね。
①退職の意思伝達は「直接口頭で」が原則
最初に、原則論からお話ししておきましょう。
あなたが「メールで伝えるのはダメなのかな」と思うのは、「よくないらしい」という話を耳にしたことがあるからですよね。私も同じだったんですけど、そういう「噂」は何となく耳に入るものです。
もしかすると、「メールで退職を伝えて、上司や会社側から怒られた」というような話を、友人などから聞いたことがあるからかもしれませんね。
原則論でいうと、その「噂」は正解です。バイトを辞める意思が固まったら、上司や店長、主任など、職場の責任者に、直接口頭で「辞めさせてください」と伝えるのが、一般的な社会常識とされているんですよね。
例えば体調不良などで、どうしてもそれができない場合も、メールではなく、電話で直接話すのがマナーとされています。
つまり、最良なのが直接口頭で伝える方法で、次が電話、メールは避けるのが社会常識ということになっているわけなんですよ。
②まずメールで意思を伝え、その後直接話をするという方法も
ただ、正社員などとは違い、バイトの場合「絶対にその原則を守らなければならない」とまでは言い切れないんじゃないでしょうか。
これは世代によって感じ方がかなり違ってくるようです。
年配の上司や責任者だと「メールなんて考えられない」と感じる人が多いですし、若い世代であれば「全く連絡しないで、無断欠勤のまま辞めてしまうケースに比べれば、メールででも連絡してくるバイトは許せる」と思う人が多いようです。
ここが正社員とは違う、バイトの立ち位置の微妙なところでしょう。
私の場合は先輩に相談しました。その先輩にアドバイスされたのは「とはいっても、向こうにしてみれば、バイトに辞められるのは大きなマイナスなるんだから、やっぱり一度は直接話をした方がいい」ということです。
そして、「もし、いきなり直接は話をしにくいというなら、まずメールで意思だけを伝えて、そのあとで話をするという方法も考えられるのではないか」というアドバイスをしてくれました。
今のあなたもそうかもしれませんが、「辞める」ということを上司や責任者に伝えるのは、ちょっと気が引けるものですよね。だからこそ「できればメールで」と考えるわけです。
そこで、まずはメールで「辞めさせてください」という意思だけ伝えて置いて、上司と話をしやすい流れを作るわけなんですよ。
③メールで伝える際のポイント
では、その場合どんなふうにメールを送ればいいのか、ポイントを説明しておきますね。
一番大きなポイントは「件名」です。とにかく明確に退職の意思を伝えることが、この場合のメールの目的です。ですから、相手がメールを開けた瞬間、その内容がわかるようにしたほうがいいのです。
「退職のお願い」というように、件名に必ず「退職」の文字を含めるようにしましょう。また、自分の名前も「アルバイトの○○○○です」と明記することもお忘れなく。フルネームで表記したほうがていねいな印象になりますよ。
そして、「アルバイトを辞めさせていただきたく、ご連絡差し上げました。次回の出勤日(××日)に、直接お話しさせていただきます」というように伝えましょう。
こうしておけば、次回の出勤日に、自然に話をすることができるでしょう。
また、「退職の理由を伝えにくい」という場合は、「家庭の事情で」という理由がおすすめ。メールにそう書いた上で、直接話をするときも「家庭の事情で、実家に帰らなければならなくなりましたので」というように説明するといいでしょう。
それ以上の詳しい説明を求められたら、「なにぶん家庭の事情なので」とお茶を濁せばOKですよ。
まとめ
バイトを辞める時、メールで伝えるのはどうなのかについて、お話ししてきました。
「やはり一度は直接話をした方がいい」というのが私の考えですが、どうしてもそれが無理なら、「最後の手段」として、メールでのみ伝えるという選択肢もあるでしょう。
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