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仕事でミスが連発。何をやってもうまくいかない。
ビジネスマンである以上、特に新人時代は斯様なことの繰り返しですね。
私自身も入社2、3年目までは何をやっても失敗ばかりで、日々落ち込んでいました。
慣れない環境で新たなことに挑戦しているのであれば、ミスや壁にぶち当たるのは当然のこと。誰もがどん底のような状況を経験してきているはずです。
しかしそれでも底から這い上がり事態を好転させられるのは、
各々が状況に応じて上手に対処できているからです。
そこで今回はそんな仕事がうまくいかないときの対処法7つについてお話していきたいと思います。
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①仕事がうまくいかないとは具体的には何?
①-1.自らのミスで余計な仕事が増える
対処法を考えていくにあたり、先ずは具体的な“仕事がうまくいかない”例を見ていきましょう。
第一に挙げられる具体例として、“自らのミスで余計な仕事が増える”というものがあります。
これは多くの方が例として挙げるものではないでしょうか。
自らの確認漏れが原因でトラブルが発生し、通常業務に支障が出た。
顧客との契約内容にミスがあり、多大な損失が出た。
このような経験は誰もが経験済みでしょう。
私自身も商社営業時代、自らの確認漏れが原因でトラブルが発生し、
事態の鎮静化にかなりの労力を割いた経験があります。
本来ならば不要である処理までもする羽目になり、
精神的にも肉体的にもかなり応えました。
実際、私だけでなく私の周囲でもこのようなことが原因で、
仕事がうまくいかないと感じていた人は多々おりました。
ゆえにこの具体例は多くの人が経験するものといっても過言ではないのです。
①-2.対人関係が原因で仕事が思うように進まない
第二の具体例としては“対人関係が原因で仕事が思うように進まない”ということが挙げられます。
上司との関係が悪く、なかなか自分の案が通らない。
職場や顧客との関係が最悪で、仕事がスムーズに進まない。
第一の具体例同様、こちらも一度は経験をされた方は多いでしょう。
勿論、私も経験済みです。
上司よりGOサインをなかなか貰えなかった為、仕事のスピードが落ちたこともあります。
また仕事を依頼する際、一般職女性に気を遣いすぎて、
大幅な時間ロスとなったこともありました。
このように人と人とが関わり合う以上、対人関係が原因で仕事が思うように進まず、うまくいかなくなってしまったなんてことは日常茶飯事なのです。
①-3.新しいビジネスが成立しない
第三の具体例としては“新しいビジネスが成立しない”というものがあります。
競合先にどうしても勝てず、新規顧客から仕事を受注することができない。
案を立案しても、力不足からそれらを実現することができない。
このような、一生懸命立案したり考察したりしても様々な理由から新たなビジネスが成立しないという経験も、多くの方が経験済でしょう。
こちらについても私自身経験しています。
自らの頭の中では思い描いている構図があるのに、
自身の力量不足で結局実現することができず悩み苦しみました。
自分ではイメージができていることでも実現化は難しいなんてことは多々なのです。
特に新しいことに挑戦しようとしているのであれば尚更。
壁にぶつかり、仕事が行き詰まってしまうことは不思議なことではないのです。
②どうして仕事がうまくいかないのか?
②-1.チェックがきちんとできていない
仕事がうまくいかないとは具体的にはどういうことなのかを整理できたところで、続いてはそれらの発生原因にあたる“なぜ?”の部分について更に探っていきたいと思います。
先ずは、ミスにより仕事がうまくいかなくなることについて見てみましょう。
そもそも経験上、仕事上におけるミスは予め防ぐことができるものがほとんどです。
事前に注意を払ったり、対応策を練ったりしておけば、
ほとんどのミスを防ぐことができます。
予期せぬミスの発生とは非常にレアケースなのです。
ではなぜ事前に予防できるミスばかりがこうも多発するのか。
答えは簡単、“チェックがきちんとできていない”のです。
チェックしたと思っていてもそれはただの思い込みで、
本当の意味でのチェックができていないのです。
考えてみてください。
急いでいる時、すっ飛ばしながらチェック項目を確認してはいませんか?前回うまくいったから今回も大丈夫だろうと思いこみ、チェックが甘くなっている時はありませんか?
多忙な時やルーティーンワークに掛かっている時は、
どうしてもチェックが甘くなりがちですね。
チェックをしたつもりでいても実際はできていなかったなんてことは多いのです。
ただでさえミスしただけで落ち込むのに、そのミスが防げたはずのものとなれば尚更、後悔や反省の念は強くなりがち。
その強いマイナスな気持ちが、仕事がうまくいかないという気持ちを助長させるのです。
②-2.相手の立場を考えた行動が取れていない
次に対人関係が原因で仕事がうまくいかないというケースについてですが、この原因はずばり“相手の立場を考えた行動が取れていない”ことが挙げられます。
どんな仕事も必ず複数の人間が関わります。
そしてその関わり合いの中では必ず依頼をされたり、
依頼を受けたりする行為が発生しますね。
実は、対人関係が原因で仕事がうまくいかなくなるのには、
この“依頼”の部分に原因があるのです。
上司に決裁を“依頼”する時。顧客や職場の同僚に仕事を“依頼”する時。
自身が行う“依頼”方法が原因で相手を不快な思いにさせ、
その結果自身の仕事へも悪影響が出るのです。
相手に不快な思いをさせてしまうのは、
相手が喜ぶことをしてあげられていない結果です。
つまり、きちんと相手の立場に立って考えられていないのです。
口調は穏やかであっても、依頼するタイミングは相手にとってベストタイミングですか?
相手が快諾できるような依頼をしていますか?
ぎくりと思われた方は、知らず知らず対人関係を悪化させ、自身の仕事さえも悪い方向に向かわせてしまっている方かもしれませんよ?
②-3.周囲を巻き込めていない
最後に、新しいビジネスが実現できない為仕事がうまくいかないと感じるケースです。
このケースの原因ですが、“周囲を巻き込めていない”ということが挙げられます。
しがらみが多く、実現が難しいものに立ち向かう場合、
正面から立ち向かっても到底実現はできません。
もし正面からアプローチして実現できるようなことであれば、容易に実現できるゆえ、仕事がうまくいかないと悩むようなことも決して無いはずです。
自分一人ではなく、周囲を巻き込み多角的に攻めていかなければ新しいビジネスの実現は難しいのです。
周囲とは、職場の上司・同僚だけを指すこともありますし、場合によっては会社全体、業界全体、時には国全体にまで達します。
実現が難しいものであればあるほど巻き込まなければならない範囲は広くなり、そして範囲が広くなればなるほど周囲を巻き込む為に必要な時間・労力は増えます。
実現や達成がなかなかできず仕事がうまくいかないと悩んでしまうのは、
周囲を巻き込めず、自分に味方が付いていないから。
シンプルですが斯様なことなのです。
③状況・原因別対処法
③-1.仕事中は必ずゴールを意識する
状況や原因が整理できましたので、いよいよ状況・原因別に対処法を紹介していきます。
先ず初めにどの状況・原因にも有効な対処法、
“仕事中は必ずゴールを意識する”というものを紹介します。
その仕事のゴールは何か。
仕事に取り掛かる際は勿論のこと、その仕事が行われている間は必ずその仕事のゴールを意識して欲しいのです。
と言いますのも、ゴールを意識することで自然と必要なこと、注意すべきことが見えてくる為、仕事をスムーズに進めることができるからです。
必要・注意事項が明確になる為リスクヘッジができ、ミスを防ぐことができる。
余計な負担が掛からない方法で行うことができる為、
関わる人たちに迷惑を掛ける率を減らすことができる。
ゴールをきちんと把握することで軸がぶれない為、
周囲に一貫した説明ができ、説得性を増すことができる。
いかがですか?ゴールを意識するというアクション一つで、
これだけの効果があるのです。
仕事がストレスなくスムーズに進めば、仕事がうまくいかないと悩むことは無いはず。
素晴らしい対処法であると思いませんか?
③-2.ミスを防ぐ効果的な対処法
続いてミスを防ぐ為に効果的な対処法について二つ紹介します。
③-2-1.オリジナルのマニュアル本を作成する
一つ目は、“オリジナルのマニュアル本を作成する”というものです。
ミスをしてしまったら、必ずその時の状況・原因・解決方法・今後の対策を記録として残すということです。
ミスしてしまっても解決してしまえばそれで終わり。
記憶に新しい間は同じようなミスは起きないかもしれませんが、
時が経てば必ず繰り返します。
同じミスを二回繰り返した後の後悔、無念感は何とも言えないものです。
精神的ダメージは倍になって返ってきます。
記録として残す際には必ず情報を整理する必要がある為、自然と自身の行いを都度その場で反省することができますね。これがとても大切なのです。
犯してしまったミスはもうどうにもならないこと。しかしそれを次にどう活かすかによって、同じミスは幾らでも防ぐことができるのです。
そういう意味で、自身の経験や思いが詰まったオリジナルのマニュアル本は非常に有効なアイテムなのです。
③-2-2.一ヶ所ずつチェックマークを入れる
二つ目は“一ヶ所ずつチェックマークを入れる”というものです。
もし実践されていないようでしたら、今後は必ずマーカー等でチェックを入れる癖をつけてください。
これはミスを防ぐ上でも、ミスが発生した際にも効果を発揮します。
要は、チェックマークがついていない個所=確認していない個所とすぐに判断できる為、万が一ミスが発生した際にも原因が分かりやすいのです。
複数の人たちで確認をしなければならない時であれば尚更。
各々が異なる色のマーカーでチェックマークを入れていくことで、誰がどの部分を確認したのかが明確になりますし、もしマークが無ければ指摘ができます。
チェックマークがあるということは確認済という印。既にそこに責任が発生しています。マークを付けることで一つ責任が発生していると考えれば、自ずと確認時に緊張が走りますよね。
この程良い緊張感が確認漏れによるミスの発生を防ぐことができるのです。
③-3.対人関係の対処法
続いて、対人関係により仕事がうまくいかないケースに対する対処法を二つ紹介します。
③-3-1.依頼をする前に、先ずは相手の負担を取り除く
自分が依頼をしたい相手が暇で暇でしょうがない場合は除き、
大抵は何かしら他の仕事をしているはずです。
多くの場合は現在の仕事で手がいっぱいなんて状況でしょう。
このような状況の中、新たな仕事を依頼したら?相手の負担は当然倍増してしまいますね。
したがい、新たに何かを依頼する場合は、先ずは相手の負担を取り除いてあげることが大切なのです。
そうすることで相手のキャパシティーに余裕が生まれますし、
何よりも自身と相手との間に“Give and Take”の関係が生まれますね。
あまり仲の良い間柄で無いのであれば尚更。
先ずは相手に依頼をするのではなく、先に自身が相手に何かをしてあげましょう。
そうすることで相手は快く自身の依頼内容にも耳を傾けてくれますし、対人関係が原因で仕事がうまくいかないなんてことにも悩まされないはずですよ。
③-3-2.もうあと一歩のところまでは自分で準備しておく
二つ目は、意外かもしれませんが“もうあと一歩のところまでは自分で準備しておく”というものです。
それでは自身の負担が増え、更に仕事がうまくいかないと思い悩んでしまうのでは?と感じるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
確かにその一瞬だけを切り取れば自身の負担は増えます。
しかしその仕事全体でみた場合、自分の意図通りに物事が進むように予め準備しておけば結果的にはストレスが少ないのです。
これは上司や顧客への提案・依頼時に非常に効果的です。
“何が必要ですか?”と漠然と聞くよりも、“○○をするとこんなメリットがありますが如何ですか?”と聞いた方が相手は判断し易いですし、説得力があれば採用されます。
また“○○をやってください”と相手が一から十まで行う必要があるようにするのではなく、“○○をしたので確認してください”と最後の確認のみを託した方が良いのです。
相手からのレスポンスが早いだけでなく、
相手も負担が少ない為不快な気持ちになりませんね。
自分だけでなく誰かと関わり合いながら進めていく以上、
自分だけの都合を考えて進めては逆に遠回りなのです。
相手の負担が小さく、且つ相手に自分の意のまま動いて貰えるような依頼や提案ができれば、結果として仕事がうまくいかないなんてストレスは激減するのです。
③-4.周囲を巻き込んでいく方法
最後に、周囲を巻き込めないがゆえに新しいビジネスが実現できない場合の対処法二つです。
③-4-1.関わる人たち全員に利益のある方法を考える
一つ目は、“関わる人たち全員に利益のある方法を考える”というものです。
ビジネスですので、当然関わる人たち全員は自身の利益を最優先します。
ゆえに利益が無いと分かればすぐにその話からは抜けていってしまうでしょう。
したがい自分だけが利益を得る話ではなく、関わる人たち全員に利益が出る話を相手に持っていかなければ誰ものってくれないのです。
全員に利益があるように見えても実は自身だけで独占なんていうビジネスは、すぐに失敗するでしょう。長期的なスパンで考えれば長続きしないのです。
長期に渡り安定的に利益が出せる方法。これこそが周りを巻き込み自分の味方につけられる方法であり、仕事がうまくいく秘訣なのです。
③-4-2.必ずメリット・デメリットを提示する
二つ目は、周囲を説得させるためにも“必ずメリット・デメリットを提示する”ということです。
正直にデメリットを提示しては、相手を説得する際に自分に不利に働くのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、御安心ください。
デメリットの提示の無い話の方が相手には不信感を抱かれるのです。
そもそもどんなビジネスにもメリット、デメリットがあるのは当然ですよね。それは相手も勿論認識済です。
ゆえにデメリットや懸念事項等、現時点で考えられるマイナス要素の詳細を相手に伝えておいた方が親切なのです。
なぜならそうすることで、相手はそれに対する対処法を事前に用意することができるからです。勿論マイナス要素が強すぎて自身の案が白紙撤回されるケースもあります。
しかしながらビジネスが始動した後でマイナス要素が露呈した場合の方が、事態が酷くなることが多いです。場合によっては責任問題にも繋がります。
周囲を巻き込んで何かを始める際には、事前にメリットもデメリットも根拠立てて提示しておくことがマストなのです。
そしてそれが自身の仕事を上手く進める上でも肝となるのです。
まとめ
いかがでしたか?このように仕事がうまくいかないことには、3つのケース・原因が存在し、それに応じて各々対処法があるのです。
自らのミスが原因で仕事が行き詰まっているのであれば、ミスの予防に重点を置く。
対人関係が原因であれば、一見遠回りであっても相手の立場を考えた上で行動する。
そして新しいビジネスが実現できないのであれば、周囲を巻き込むことを第一に考える。
これらが仕事をうまくいかない時、事態を好転させる為の基本なのです。
仕事をする以上トラブルは付き物です。
仕事がうまくいかないと悩む場面も必ず出てきます。
しかしそれはビジネスマンであれば当然のことなのです。
そしてケース・原因に応じて冷静に適切な対処法さえ取れれば、
事態を好転させることはいつだって誰だって可能なのです。
憤慨したり落胆するのではなく、冷静に頭を使って対処する方がずっと賢明なのですよ。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)
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