飲食店から営業へ転職【29歳 男性】

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【転職理由:妻の出産に立ち会えなかったため】

その当時私は飲食店の店長として勤務しておりました。昔から体を使う事が得意な私にはとても業務としては合っておりました。

店長という事でアルバイトの採用、時給の管理、売上げ、人件費の管理等、お店を運営する上でとても大事な所は店長である私の仕事でした。

正直、一般的なサラリーマンをしているとここまでの裁量や責任ある立場をするまでにはとても長い時間がかかると思いますが、飲食店等では比較的すぐにこういった仕事ができるので正直とてもやり甲斐を感じておりました。

なので過去の仕事に比べて充実した生活をしていたと思います。

ですがそんな状況は一変します。それが結婚、妻の出産です。結婚して、子供ができると今までとは全く違った価値観を持ちます。

店長といえばアルバイトが休んでしまうと急遽休みでも駆けつけたりしなくてはいけないので、休みも不定期で少なく、当然土日といった休日はお店が忙しくなるので出勤が普通です。

そういった業界の常識が子供ができると本当に困ってしまうのです。そして極めつけの事件がありました。それが子供が生まれる当日に2週間の出張に行く事になってしまったという事です。

飲食店は万年人手不足です。ましてや店長レベルになる前に辞めてしまう事も多く、とにかく人手が足りていませんでした。

なので直属の上司には妻の出産の事は言っておいたのですが、どうしても足りないので来てほしいとなってしまいました。なので妻が苦しむ中新幹線で出張先に向かっている最中に子供が生まれました。

それだけで最悪なのですが、その出張は新店立ち上げなので毎日朝7時から23時までの休み無しの2週間だったので、生まれた子供に会いにいく事もできないで2週間が経ってから初めて顔を見る事ができました。

当然妻も妻の親もカンカンに怒ってしまい、ここで潮時だと思い転職を決意しました。

その出張前後から私の店舗移動の話が出ており、次の店長の教育が進んでいました。私はそれを利用し、上手く休みを取りながら転職活動をしておりました。

新任店長研修をしているので、当然その店長見習いの人がいるので何かトラブルがあった時はその人に任せる事ができたので、私は安心して転職活動を行っておりました。

平日休みというのが転職活動をする上でも都合が良く、1日に4件の面接を1ヶ月行っていると8社から内定を頂く事ができました。

転職活動で意識した事が、仕事が嫌で退職したいという事では無いという事、出産に立ち会えず2週間経って初めて子供に会えたというエピソードをしっかりと伝え、同情といったら変ですが転職に理解をして頂く事を意識しておりました。

転職理由は人事の人が最も気になる部分です。なのでそこをそれなら仕方がないねと思って頂けるかが転職をする上でとても重要なポイントなのです。

様々な所から内定を頂いたのですが、その中で自分がその職種、建築業界の住宅メーカー営業マンを選んだ理由は、まずその会社は引越し費用を負担してくれるという所が大きかったです。

そして給料もそれなりの保障をして下さり、最初の1年間は2LDKのアパートが家賃無料という好条件を頂けた事が最も大きな理由です。

仕事内容は正直営業なのでやりたくはなかったのが本音です。私は過去に飛び込み営業の経験があり、営業のイメージは良くありませんでした。

只、その住宅メーカーは珍しく反響営業のみで会社運営ができている極めて異例な会社でしたので、それなら無理やり商品を勧める必要も無いと思い、やってみようと決意しました。

実際ここまで書くと上手く転職したと思うかもしれませんが、ここでの転職は3ヶ月で終焉を迎えております。

ここで転職をする上で最も重要なポイントがあります。それは条件等では無く、その仕事が自分が好きか事なのか、もしくは自分に向いている事なのかといった事です。

正直反響営業というものを甘くみていました。営業の順位といいますか、辛い営業のトップは飛び込み営業というのが一般的ですが、実際にそれは一般の人からしたらの話なのです。

私は中学、高校、大学と陸上競技をしており、体育会系なのです。なので頭を使う事が苦手だったのです。ですが飛び込み営業ではそれが逆にプラスだったのです。

飛び込み営業はとにかくタフな事が要求されます。1日に200件前後飛び込み営業を行うので、とにかく切り替えや落ち込まない精神力が必要なのです。

私は別にへこまないというタイプではないのですが、あまり深く考えないで行動する事ができるので、きつく断られてもしらっと隣のお家に飛び込み営業をする事ができたのです。

なので無心で行動できたので、ずっとやっていれば当たりを引く事ができたのです。ですが反響営業は違います。例えるなら家電量販店のスタッフと一緒です。

興味があって来ている人をどうやって自分の所の商品を購入して頂けるかが重要なのです。なのでとにかくその場でお客様に媚を売り、下心を持ちながら仲良くならなくてはいけませんでした。

私は正直人にあまり興味が無いタイプでして、お客様に興味を持つ事ができませんでした。そして媚を売るのがとても嫌でしたので本当に毎日が辛かったです。

飛び込み営業以上にこれが本当に嫌でした。今回の転職で本当に学んだのが、いくら好条件で誘われたとしても、実際に自分が働けるのかを真剣に考えないと自分が後悔してしまうという事です。

割り切って仕事ができるタイプでしたら大丈夫なのかもしれませんが、私は人生で最も時間を割く仕事というものに割り切りをして嫌いな仕事をするというのがどうしても嫌でしたのでできませんでした。

ですがこれは共通します。嫌いな事、向いていない事をしていても、好きでやっている人、向いている人にはどうやっても勝てません。

そういった現実はしっかりと受け止めて転職活動をする事をお勧めします。

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