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どんなに一生懸命仕事を頑張っていても、うまく行くときばかりではありませんよね。特に経験の浅い若手だと、思わぬ失敗をして、深く落ち込んでしまうことがあるでしょう。
例えば、そもそも実力が足りなかったり、心身ともに不調で仕事に支障が出たりして、失敗して落ち込む場合があります。
また、上司への報告を忘れた、部下や後輩への指示がまずかった、同僚に不適切な言動をしてしまったなど、職場の人間関係でミスをして落ち込むかもしれません。
さらに、プレゼンがうまく行かなくて契約が取れない、トラブルでお客様に迷惑をかけてしまったなど、外部との関係で失敗して落ち込むこともあるでしょう。
無難に流しながら仕事をしていれば、大きな失敗をすることもないでしょう。むしろ必死に頑張っているからこそ、壁にぶち当たって苦い思いをするものです。
また、決して悪気はないのですが、ちょっと配慮が足りなくて相手に不快な思いをさせてしまい、振り返って後悔することもありますね。
それでも、落ち込んでばかりもいられません。周りの人たちやお客様は、あなたが失敗を受け止めて、次に生かしてくれることを期待しています。あなたもそうした期待に早く応えたいですよね。
そこで今回は、仕事で失敗し落ち込むときの対処法7つをご紹介します。普段の仕事でどんなときに失敗し落ち込んでしまうのか、それにどう対処していけばいいのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
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①仕事で失敗する3つのパターン
①-1.自分自身に何らかの原因がある場合
仕事で失敗し落ち込んでしまうときには、「自分自身に何らかの原因がある場合」が考えられます。それを2つ見てみましょう。
実力不足
1つ目は、「実力不足で結果が出せずに落ち込む」場合です。
あなたが入社後間もない若手の場合、仕事に関する知識や経験が不足しています。それに伴い、コミュニケーションや会議の運営、資料の作成など、さまざまな面でスキルが十分身についていません。
そうなると、思い通りに仕事が進まず、求められているレベルで結果を出せず、上司に怒られて落ち込んでしまうでしょう。
「言われなくてもわかってるよ。それに、怒っている上司だって、若い頃は似たようなものだったんじゃないか」と、思わず愚痴をこぼしたくなるでしょう。
もちろん、上司もそれを承知で、あなたに早く一人前になってほしくて、心を鬼にして接しているはずです。それでも言われた方の本音としては、やはりつらいですよね。
心身の不調
2つ目は、「心身の不調でミスをして落ち込んでしまう」場合です。
入社後間もない苦しい時期を乗り切って、知識や経験、スキルが身について、だんだん結果も出て来るようになったとしましょう。
すると、自信も出て来てつい張り切り過ぎてしまいがちです。また上司も評価して、どんどん仕事を任せてくれるようになります。
そうなると、仕事量が増えて労働時間も長引き、サービス残業や休日出勤も多くなっていくでしょう。そして、気づかないうちに身体の疲労や心のストレスが溜まり、仕事に集中しづらくなっていきます。
その結果、信じられないミスをして、周囲の人たちに迷惑をかけ、落ち込んでしまうことも十分あります。
他にも、会社の経営が厳しくてリストラが進み、1人当たりの仕事の負担が増えて、心身ともに疲弊した結果、こうなってしまうケースもあります。
とにかく心身の不調を放置しておくと、ミスを連発して落ち込むことがあるのです。
①-2.職場の人間関係が原因がある場合
仕事で失敗し落ち込んでしまうケースとしては、「職場の人間関係に原因がある場合」も考えられます。これを3つ見てみましょう。
報連相
1つ目は、「上司への報告・連絡・相談を怠って怒られた」場合です。
あなたが営業担当者だとして、お客様のもとへ商品の提案をしに行ったとしましょう。本来なら、その場のやり取りやお客様の反応などを、きちんと上司に報告すべきです。
また、先方からの連絡事項があれば、上司にも伝えなければなりません。さらに、今後のアプローチの仕方について、上司と相談し指示を仰ぐ必要もあります。
それなのに、そうした報告・連絡・相談を怠って、勝手に進めていったらどうなるでしょうか。その結果お客様とトラブルになっても、上司は聞いていなかったので、迅速かつ適切な対応ができず、被害が拡大してしまいます。
もちろん、あからさまにこれらを怠る人はいないでしょう。それでも、「しまった!忘れてた」という感じで、うっかり怠ってしまった経験はあるのではないでしょうか。
いずれにせよ、後で上司にかなり怒られて、落ち込んでしまうことになるでしょう。
指導ミス
2つ目は、「部下や後輩への指導がまずくて失敗した」場合です。
あなたが入社数年目で、新入社員の後輩がいたとしましょう。自分はそれなりに経験を積んで、仕事のやり方もわかっているはずです。しかし後輩は未熟なので、段取りも十分できないでしょう。
それなのに、「あの件は、この間のような感じでやっておいて」などと、曖昧な指示を出したらどうなるでしょうか。後輩としては「あの件」の「この間」が何なのか、どんな「感じ」でどう「やっておいて」いいのかと、迷うはずです。
もちろん、後輩も自分で考えて調べて動く必要はあります。それでも、指示の仕方は後輩のレベルに応じて、柔軟に変えていくべきであり、経験が浅ければ具体的にする必要があります。
それができずに、後輩が誤解して受け止め、間違った仕事をしてミスしたら、指導役として自分が上司から怒られてしまいます。「後輩も後輩だけど、やはり自分の指示の仕方がまずかったんだろうな」と、ため息交じりに落ち込むでしょう。
不適切な言動
3つ目は、「職場の人への不適切な言動で注意された」場合です。
先ほどの後輩に対するケースで、具体的で的確な指示をしていたとしましょう。それでも、後輩の経験が浅ければ、なかなか思うように結果が出せないことがあります。
そこでつい苛立って「なんでこんなこともできないんだ!鈴木君ならもっと早く済ませているよ」などと、他のメンバーを引き合いにしつつ、大勢の前で怒鳴ったとします。
そうなると、その振る舞い次第ではパワハラとして訴えられる恐れがあります。またそこまで行かなくても、後輩が委縮してますます仕事ができなくなり、終いにはうつ状態になって出社できなくなるかもしれません。
その結果、やはり指導役としての態度に問題があるとして、上司から注意を受け、後輩にも申し訳ないと思い、落ち込んでしまうのではないでしょうか。
①-3.お客様との関係に原因がある場合
仕事で失敗し落ち込んでしまうときについて、「お客様との関係に原因がある場合」も2つ見てみましょう。
プレゼン
1つ目は、「プレゼンで結果が出せずに落ち込んでしまう」ケースです。
あなたが新規開拓の営業担当者として、あるお客様に対し、商品導入を提案することになったとしましょう。その際、複数のライバル会社がいて、コンペになったとします。
あなたはお客様の話をよく聞いて、課題を見つけ、その解決に応えられるよう、商品をアレンジします。プレゼン資料もわかりやすくし、本番の練習も入念に行い、準備万端で挑みます。
それでもライバル会社に負けて、取引開始できなかったら、やはり落ち込みますよね。あなた自身は実績もあって実力十分なのに、結果が出なければ、「何がダメだったんだろう」とますます悩むのではないでしょうか。
トラブル
2つ目は、「トラブルを起こしてお客様に迷惑をかけてしまう」場合です。
お客様の中にはトラブルメーカーのような方もいらっしゃいます。その場合、もちろんトラブルは処理しなければいけません。それでも「誰が担当してもこうなるから、仕方ないな」と思い、それほど落ち込むこともないでしょう。
一方、明らかにあなたに非があって、お客様に迷惑をかけてしまう場合もあるでしょう。納期に遅れた、発送する商品を間違えた、個人情報の管理が甘くて流出させてしまったなどです。
そうなると、お客様に物理的な損害と精神的な苦痛を与え、ひいては上司や会社にも負担を強いることになり、「自分のせいでこんなことになってしまった」と深く落ち込んでしまうでしょう。
いかがでしょう?ここまで、仕事で落ち込んでしまうときを見て来ましたが、どれか1つ、あるいは複数思い当たるケースがあるのではないでしょうか。
②仕事で失敗したときの対処法7つ
②-1.研修・現場・独学で実力を磨く
これまで見てきた、仕事で失敗し落ち込んでしまうケースをふまえて、それにどう対処していけばいいのか、詳しく見ていきましょう。
まず「実力不足で結果が出せずに落ち込んでしまう」場合には、「研修・現場・独学を通じて実力を磨いていく」しかありません。
多くの会社では、新入社員や若手向けに、スキルアップの研修を用意しています。それを積極的に生かして、知識を身に付けていきましょう。
そこで得た知識を現場の仕事で試し、経験を積んで血肉にしていってください。
また仕事以外でも、本を買ったりセミナーに参加したりして、独学で能力アップを図っていくことも効果的です。
これらは大変ですし、誰にも苦しい時期はあるものです。それでも我慢して乗り越えると、自分でもわかるほどに実力が向上し、結果が自然とついてきて、落ち込んでいたのが嘘のように自信も湧いてくるでしょう。
②-2.検査や休養などで心身の健康を取り戻す
「心身の不調でミスをして落ち込んでしまう」場合は、「病院での検査や通院・入院、休養などで心身の健康を取り戻す」ことが先決です。
仕事量の増加や長時間労働で、心身の疲労が溜まっていくと、仕事でミスして落ち込むだけでなく、大病につながり取り返しがつかなくなる恐れもあります。
そうならないためにも、「ちょっと変だな」と思ったら、早めに病院で診察や検査を受けましょう。医師の診断次第では、通院や入院も必要になるかもしれません。
そうした場合も含めて、上司に相談して、仕事量や労働時間の調整をお願いし、必要なら休養もさせてもらいましょう。
体調を万全に整えて、リフレッシュして職場に復帰できれば、仕事にも集中できてミスも減り、無駄に落ち込むこともなくなりますよ。
②-3.上司とのコミュニケーションの取り方を見直す
「上司への報告・連絡・相談を怠って怒られた」場合には、それを教訓として「上司とのコミュニケーションの取り方を見直す」必要があります。
例えば、あなたが普段から忘れっぽい性格だったとします。その場合は、仕事の手順をメモにして「この段階で必ず上司に報告する」「これは上司と要相談」などと、目に見える形にしておきましょう。
あるいは、上司との意思の疎通が不十分な場合もあるでしょう。そのときは、「これは私の判断で進めていいですか」「これはこの段階でご報告するということでいいですね」などと、事前に確認し、認識をすり合わせておきましょう。
いずれにせよ、怒られた原因を分析して、上司への報告などの仕方を見直してみてください。そうすれば、コミュニケーションがうまく行き、逆に評価されて、落ち込むどころかやる気が出て来るでしょう。
②-4.部下や後輩のレベルに合わせた指導をする
「部下や後輩への指導がまずくて失敗した」場合には、相手の立場に立って「部下や後輩のレベルに合わせた指導をする」ことを心がけましょう。
仮に後輩が、あなたと同じくらい仕事がわかっていて、普段からコミュニケーションも取れていたとします。それなら「例の件は、いつものようにやっておいて」という、暗黙の了解のような指示でも通じるでしょう。
しかし、後輩が経験の浅い若手で、しかも今回初めて一緒に仕事をするなら、それでは通じません。「明日17時までに、今日訪問したお客様とのやり取りを、会社所定の様式でまとめて提出して」などと、具体的に指示しましょう。
このように、相手に合わせて指導の仕方を変えていくと、相手の経験が不足していても仕事のミスが減り、自分も監督不行き届きとして怒られることがなくなります。
そうして管理能力が向上すれば、自分の昇進にもプラスとなり、落ち込むどころか前向きな気分になれるはずです。
②-5.自分の言動やハラスメントへの意識を改める
「職場の人への不適切な言動で注意された」場合は、真摯に反省し、「自分の言動やハラスメントへの意識を改め」なければなりません。
世の中には、明らかに相手を傷つける目的で罵倒する人もいますが、そういう人は少数でしょう。それよりも、仕事熱心なあまり、つい度が過ぎて厳しい口調や態度になるのではないでしょうか。
ただ、職場の人たちが見ている所で、部下や後輩を異常なまでに叱責するのも問題です。職場の雰囲気を壊し、相手も委縮し、パワハラで訴えられたら大変です。
そうならないように、まずは日頃の自分の言動を見直しましょう。「こんなこともできないのか!」ではなく、「どうしてできないと思う?」「ここをこうすればできるよ」などと、問いかけや助言などで冷静に対処しましょう。
またパワハラなどに関する社会の見方や法令などについて、最低限の知識は身に付け、どこまでなら許される言動なのかを把握しておきましょう。
お互いに気持ちよく仕事ができれば、自己嫌悪にも陥らず、上司から注意されることもなくなり、落ち込まなくて済むでしょう。
②-6.失敗の原因を分析し、上手い人のプレゼンを参考にする
「プレゼンで結果が出せずに落ち込んでしまう」ことがあっても、冷静に「失敗の原因を分析し、また上手い人の方法を参考に」してみましょう。
いくらあなたが、プレゼンの経験が豊富で、実績も自信もあったとしても、常に結果が出るとは限りません。お客様の事情やライバル会社の知名度など、様々な要素が働いて負けてしまうこともあります。
ですから、必要以上に落ち込まないようにしましょう。そのうえで、今後に向けて気持ちを切り替え、やるべきことを冷静に行ってください。
まず、今回結果が出なかった原因を分析します。価格競争に負けた、知名度が足りなかったなど、具体的に洗い出しましょう。そのうえで、価格の見直し、広告宣伝に力を入れて知名度を上げるなど、会社と対策を講じましょう。
また、上司や先輩などプレゼンの上手い人のやり方を参考にして、自分のスキルをさらにアップさせることも大切です。
これがうまく行って次回に結果が出れば、今回落ち込んだ経験も無駄にはなりません。自分を責め過ぎず、前向きに冷静に対処していくことが大切ですよ。
②-7.反省と謝罪をしたうえで今後に生かす
「トラブルを起こしてお客様に迷惑をかけてしまった」場合は、「お客様に率直に反省と謝罪の意を伝え、それを今後に生かす」姿勢が欠かせません。
お客様ではなくあなたに非があって迷惑をかけてしまった場合は、申し訳なく思い、ことの重大さに落ち込むことでしょう。
しかし、そういう試練のときこそ真価が問われますから、落ち込んでばかりもいられません。まずは上司と相談し、お客様に率直に反省とお詫びの気持ちを伝えましょう。
そのうえで、同じ過ちを繰り返さないよう、トラブルの原因を見極め、対策を立てて今後に生かします。
このように、迅速かつ冷静な対応と強い決意が大切です。これがお客様にも伝わり、今後の取引でお役に立てれば、お互いにより良い関係になり、落ち込むどころか嬉しくなるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
仕事で失敗し落ち込んだときの対処法7つを見て来ましたが、少しでも参考になりましたでしょうか。
実力不足で結果が出ずに落ち込むときは、自分なりにできる限りの努力をしましょう。心身の不調でミスをし落ち込む場合は、休養も含めて体調を立て直すことが先決です。
また上司、部下や後輩、同僚など、周囲の人々との関係の築き方が未熟で失敗し、落ち込んでしまうこともあります。そのときは、自分の意識を改め、相手の立場に立って、コミュニケーションの取り方を見直してください。
さらにお客様へのプレゼンの失敗は、必要以上に落ち込まず、冷静に対処して気持ちを切り替えましょう。一方トラブルで迷惑をかけて落ち込んだ場合も、お詫びとともに、今後に向けた対応をしましょう。
失敗をしない人はいませんし、失敗をすれば落ち込むのが自然です。ただ、仕事と時間が待ってはくれないのも事実です。
まずは現実を冷静に受け止めて、失敗の原因を見極め、今後に向けて前向きに対処することが大切になります。そして、自分を必要以上に責めず、過度に落ち込まないようにしましょう。
失敗を糧にし、落ち込む気持ちを上手くコントロールしながら、日々成長を重ねていきたいものですね
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)
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