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アパレル業界の仕事といえば、憧れる女性が多い職業ではないでしょうか。
今やアパレルのショップ店員ともなれば、注目されることも多く、ショップ店員にファンがつくなんてこともあり、アパレルのショップ店員からモデルや芸能界デビューをし、有名になった人も数多くいます。
しかし、華やかそうに見えるアパレル業界の仕事ですが、辛いことも多い職業です。
では、アパレル業界で働くみなさんは、どのようなときに辞めたいと感じるのでしょうか。その辞めたい理由とその解決策をまとめてみました。
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①お店の洋服を着なくてはいけない
これは主にアパレルショップなどの現場で働くスタッフに多いことですが、ショップの洋服を着用することを義務付けられている場合が多いです。
もともとはそのお店の洋服やテイストが好きで、そのブランドを選び仕事に就いたはずです。始めた頃は、毎日大好きなお洋服や小物たちに囲まれて、ウキウキと心も躍る日々ではなかったですか?
しかもそれらの商品はほとんど社員割引で揃えることが出来るし、毎日好きな洋服を着られる幸せを感じていたことでしょう。
しかし、それも数年(私は数カ月でしたが)すれば、苦痛へと変わるのです。
長年働いているスタッフでよく聞く話では、就職した当時の年齢から考えれば、そのお店の洋服はまだまだ着られる年齢で、着ていることに何の違和感も感じなかったはず。
ですが、その時から歳を重ねた今、はたして自分がこの服を着ていいのだろうか・・・。そんな疑問を感じたら悩む一方です。
プライベートで合う友人たちは、どんどん年相応の服へシフトチェンジして行っているし…なんて思ったことも。
また、他のお店で好みの洋服を見つけたり、新たに好きなお店を見つけても、仕事で着用している服が大量にあるためか、なかなか手を出すことも出来ず・・・。
働いているお店のテイストと合わなければ、仕事の際のコーディネートも難しくなる。そもそも、今働いているお店のテイストが段々好きではなくなってきた、なんてこともありませんか?
プライベートと仕事の洋服を分けようと言っても、仕事している日数のほうが当然多いので、区別を付けることはめんどうですよね。
大好きな洋服を着て幸せな毎日だったはずなのに、毎日同じ服ばかりというのも以外と酷なものです。意外とアパレル業界の辞めたい理由では上位に上がることではないでしょうか。
もしあなたがアパレル業界で働く仕事が好きなのであれば、同業種で転職を考えてもいいかもしれません。
しかし、再就職となると難しくもなるアパレル業界。現場で働くショップ店員ともなれば、年齢の問題も影響してきます。
なかなか思い切ってやめてしまうという解決方法も1つの案ではありますが、辞めたい理由が「お店の服を着なくてはいけない」ということで、特にテイストが合わないかもという悩みだったら、すぐ辞めてしまうというのは考えものです。
お店の服でのコーディネートを周りのスタッフに相談してみてはいかがでしょう。思いつかなかった案が出てきたり、気に入るコーディネートが見つかるかもしれません。
辞める方法を解決として考えるのは、普段取り入れない色をあえて着てみたり、いつもと違ったコーディネートを全て試したあとからでも遅くないように思います。
②接客が苦痛
アパレル業界で働くショップ店員の仕事内容といえば、「接客」をすることです。
現場で働くスタッフの仕事の軸でもあるこの接客は、本人の資質や訓練によって大きく変化する大事な部分です。
客となる人に物を売ってなんぼな業界で、重要なポジションといえるショップ店員の1番のポイントがこの接客で、その能力の高さが重要視されます。
店に訪れた人は必ずしもその店のファンとは限りません。このような状況の中で、いかに自分の店や物に興味を持ってもらうかはショップ店員にかかっています。
そして、そこからいかに売上につなげるかが重要です。
このことから、各ショップで個々のショップ店員がどれだけの売上を出せるかという点でノルマが課せられていたり、毎月個々の売上額が提示される場合もあります。
同じ店で働きながらも、周りのスタッフとは競い合う形となることが苦痛に感じる人も多いのではないでしょうか。
自分がついた客の会計時に先輩スタッフが横から横取りし、自分の売上とするなんてどこの業界にもある、年功序列や年長者を優先するシステムも暗黙の了解として存在することもあるでしょう。
接客にはコミュニケーション能力が求められます。元々の性格や、客と自分との相性にも問題があります。
まず、この接客に自分が自信を持てないことが辞めたい理由となるのならば、接客の技術はいくらでも磨くことが出来ます。
あなたははぜ、自分の接客に自信が持てないのか?考えたことはありますか?販売ノルマに達成出来ないから?声をかけたお客さんと話が続かないから?
様々な場面が想像出来ますね。
周りに「接客が上手だな」と感じるスタッフはいませんでしょうか。私の経験上、接客が上手だと感じる人は「必ず笑顔」でいます。
そして、明るくハツラツとした声につい引き込まれる印象があります。
もっと話を聞きたい、話ていて目ざわりに感じない、嘘っぽく思わないという3点が人を引き込む重要なポイントだと感じます。
接客が苦手だと感じたら、まずはマネをするところから始めてみてはいかがでしょうか。
接客がうまくいくようになると、仕事が楽しくなるのがこのアパレル業界で働くいいところでもあります。辞めたいと思う理由が少し軽減するのではないでしょうか。
③シフトに融通がきかない
ショップ店員など、現場で働くスタッフは人件費などの問題もあり、アルバイトスタッフだろうと社員だろうと関係なく、限られた人数で勤務しているショップがほとんどではないでしょうか。
そのため、出勤中のトラブルや、急な体調不良で「人員が足りない」なんてこともよくある話です。
このように予期せぬ出来事に対応出来ないことはまだしも、シフト制で勤務が組まれている場合も多く、本当は休みがほしいけど言い出しずらい・・・という場合も多くありませんか?
人員を調整しているため、毎月シフトが出るのがギリギリになってから、ということもありますよね。アパレル業界は特に、プライベートとの両立が難しい職場であるように感じます。
これはショップ店員に限られた問題ではなく、アパレル業界で働くデザイナー・企画・バイヤーなど、会社を構成している他のスタッフでさえそうではないかと感じます。
それぞれの職種で、重要なポジションにつき、「自分でしか出来ない仕事」という場合が多くあり、休むことが困難な状況が多々あります。
特に、ワーキングマザー(働くお母さん)など、家庭を持ちながら勤務を続けることが難しい業界だともいわれています。
子供の行事への参加、子供の体調不良で急に帰宅しなくてはいけない場合など、代わりの人材を探すだけでも困難です。
こうして辞める理由へとつながってしまうことですが、この解決方法は「周りの理解」が重要なことだと感じます。
アパレル業界は全体を通してチームで成り立っている仕事です。
まずは自分を理解してもらい、チームに認められる存在であり、それぞれがお互いを理解する環境づくりを考えてみましょう。
代わりがいない状況とはいえ、自分の仕事を周囲と共有することで負担が軽くなる場合も考えられます。
④ノルマがある
アパレル業界で主にみられるノルマは、販売ノルマと営業ノルマがあります。
販売ノルマでは、ショップ自体に売上目標があり、その中で働くスタッフに個々にノルマが課せられている場合もあります。
客がお店に入ってきて、1番に声をかけた人がそのままお会計まで担当する場合が多く、最終的に個人の売上額が分かるシステムとなっている場合が多く、ノルマの達成度合いが分かる仕組みです。
この場面で、「自分がはじめに声をかけたのに、違うスタッフがお会計をしている」ということや、自分の売上達成のために周囲のスタッフから圧をかけられる・・・といったこともあります。
営業ノルマは、新入社員が通る道とされているブランドが多いようです。
自分の店を広く出店するために、様々な場所で売り込むこの仕事にももちろんノルマが課せられていることがあります。
どちらの場合においても、達成出来ない自分を責められたり、自分が達成できなかったことで全体の目標に到達出来ないことに悩む日々が続き、プレッシャーを感じストレスとなり、辞めたい理由に思っている人は少なくないのではないでしょうか。
また、店長など管理する立場の役職についている人では、お店の販売ノルマに満たせていない状況が続くことも辞めたいと思うきっかけにつながってはいないでしょうか?
この解決方法は、転職も視野に入れていいように感じます。
販売ノルマや営業ノルマが課せられるということは、もはや会社のやり方であり今さら1人の行動が会社全体を変えるということはほぼ皆無。
違法性があるのならまだしも、そうではないのであれば変えようとする時間と労力が勿体ないように思います。
もしアパレルの仕事が好きなのであれば、リサーチした上で同業種への転職や、もしくは他業種への転職でリフレッシュ、ということも良い方法です。
また、店舗ごとの販売ノルマに悩んでいる人の場合は、必ずしも年中繁盛期というわけではないことは分かっているはずです。
それぞれで把握している、閑散期はないですか?この時期にいかに集客を得るか、販促技術が重要になってきますね。
この場合は、即転職というわけにはいきません。もちろん、それは本人が分かっているはずではありますが。
どのような状況だったら、自分が買いたいと思うのかという点を実行してみるのもいいかもしれません。ネタは尽きないはずです。
⑤人間関係の悩み
①~④まで様々な問題を取り上げてきましたが、そのほとんどに共通することが「人間関係」です。
②であげた接客の悩みでは、自分対お客さんとの関係性があります。常連となり顔見知りのお客さんなら少しは気心も知れたものですが、実際はそうではありません。
新規のお客さんが9割を占めると考えてもいいでしょう。
中には接客をされることが嫌いな人もいます。しかし、ブランドの方針として積極的な接客を行わなければいけない場合などがあり、毎日がお客さんのご機嫌取りなんてこともあります。
そして、④であげたようにノルマがある場合は、お客さんとの関係にプラスされて、周りのスタッフとの関係が絡んできます。
私が経験した例では、「そのお客さんは私が最初に声をかけたのだから、とらないで」と言われたり、手がふさがっているようだったのでお会計までしてしまうともう大変・・・。
裏側ではバチバチと火花は飛び、先輩のご機嫌取りに必死になる、なんてこともあります。
アパレル業界に限らず、どの職種にもつきものな悩みだとは感じますが、特に人とのかかわりが多いアパレルではこの悩みが多いように思います。
しかも、アパレル業界は中途採用や派遣社員、契約社員、アルバイトスタッフが多く働いており、同時期に入社することがほとんどないので同期と呼べる存在がない場合が多いのです。
頼もしい同期の存在があれば、いつでも相談に乗ったり話しをすることで解決出来る悩みもあるかもしれません。同期の存在がないことが、アパレル業界で悩む1つのポイントのように感じます。
しかし、まずは話をするということが解決のために役立つことではないでしょうか。
何も同期に話す必要はないのです。上司であったり、先輩スタッフだったり、まずは話をすることから始めてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
華やかであるアパレル業界でも、それなりの苦労があり辞めたいと感じることがあることはどんな業種でも代わりありません。
ただ、その中で自分がどういう風にその問題に対して解決の糸口を見つけるのかが大切なことです。正直に言うと、アパレル業界での勤務は辛いことが多いです。
上記に挙げたことは辞めたいと思う代表的な例ではありますが、他にも立ち仕事が中心で肉体的に辛かったり、勤務時間が長くトータルの拘束時間が長い割にははっきりと良いと言える給料ではありません。
人前に出る仕事であったり、ブランドの地位を落とさないためにも、どんなに疲れている朝でも毎日着飾って出勤しなくてはなりません。
しかし、おしゃれすることが好きな人は、本当に幸せな職場です。接客の技術は、自分のコミュニケーション能力として一生涯役に立つものです。
辞めたいと悩む時間は辛く苦しい時間ではありますが、きっとその悩んだ事実は自分の力となります。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)
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