会社を辞めたいと思うことは誰にでもありますよね。私も辞めたいと思って辞めた経験があるので、あなたの気持ちがよくわかります。

しかし、辞めたいと思った瞬間に辞められるわけではありません。最短の時間で辞めるとしても、それなりの時間が必要になります。その時間の間に、辞めるための準備をしましょう。今から、辞めるための3つの準備をご紹介します。

①辞めた後のことを考える

会社を辞めることは簡単です。例え人手不足の会社をであったり、辞めることを反対されたりしたとしても、最悪の場合は、全てを捨てて出勤拒否することだってできます。ただし、会社を辞めた後のことをしっかり考えておく必要があります。

会社を辞めたあとは再び就職するのか、貯金で生活するのか、考えましょう。そして、貯金で生活する場合、今の貯金で本当に生活していけるのかを考える必要がありますし、再び就職するのであれば転職先を探さなければなりません。

特に後者の場合、転職先が決まってから今の会社を辞めないと、辞めてから探していると無職の時間ができてしまいます。貯金があれば良いですが、そこまでの貯金がない場合、無職で過ごすことは大変なことです。

転職活動というものは、簡単に決まる時とそうでない時があります。決まらない時であれば半年も決まらないこともあります。これは完全に運とタイミングによるものです。

ですから、転職先が決まらなかったら・・・という時のことも考えて、辞める前に、辞めるための準備として、辞めた後の生活方法を考えて、決めておきましょう。

また、転職活動を先にしていれば、色々な会社を知ることによって、もう一度今の会社と他の会社を比較することができ、本当に今の会社を辞めて良いのか再確認することもできますよ。

後悔なく会社を辞めるためにも、先に辞めた後の道を決めておくことは大切なことなのです。

②辞める理由を考える

一言で「会社を辞める。」とは言っても、いざそのことを伝える時にはどうしたら良いものか悩んでしまうものです。その辞める理由がもともと前向きな理由であれば、正直に話すことができます。しかし、後ろ向きな場合はなかなか伝えづらいものですよね。

つまり、人間関係で悩んでいるからだとか、収入が低いからだとかといった理由です。そこで、後ろ向きな理由な場合は、ばれない程度の前向きな嘘の理由を考える必要があるのです。

例えば、他にやりたいことができたからといった理由です。また、前向きな理由ではなくても、どうしようもない理由を使うという手もあります。

例えば、遠くに引っ越さなければならなくなっただとか、親の介護のためだとか、子育てが忙しくなっただとかといった理由があるでしょう。会社を辞めた後は、その会社と関わることはもうないかもしれません。

そう考えると、辞める理由などなんでも良い、相手にどう思われても良い、と思うかもしれません。しかしやはり、良い気持ちで終えられることが一番ですから、お互いに良い気持ちになれるような努力はするべきなのです。

良い気持ちで退職することで、次の生活の場所でも、明るい気持ちでスタートを切ることができますよ。

③お世話になった人へ挨拶をする

例え人間関係が悪くて会社を辞めるのだとしても、お世話になった人は必ずいるはずです。

唯一本音で話すことができた人だとか、仕事でいつも助けてもらった人だとかといった人は必ずいるでしょう。そういった人たちには、会社から正式な発表がある前に、個人的に辞めることを伝えるようにしましょう。

また、嘘の理由で辞める場合は、本当の辞める理由を伝えておきましょう。逆の立場だったらどう思うのかを考えれば、自然と話しておきたくなるものですよ。また、お世話になった人のことを考えれば、辞めることも申し訳なくなってくるものですよね。

申し訳ないと思っているのだということも、一緒に伝えておきましょう。つまり、今までの感謝の気持ちと、突然辞めるといった謝罪の気持ちを伝えるのです。

その気持ちを伝えたいと思う相手、伝えた相手とは、会社を辞めた後も付き合いが続いていくものです。人生において人とのつながりはとても大切なものですから、会社は辞めても人間関係は辞めずに続けられるようにしておきましょう。

また、お世話になった自分の机や部屋なども、綺麗に掃除するようにしましょう。働いてきた分だけの汚れがたまっていることでしょう。身の回りを全て綺麗にしておくことで、心がすっきりして晴れやかになり、未来が明るく感じてくるものですよ。

まとめ

今ご紹介した3つの準備は、会社を辞めた後の人生にも関係してくるものです。

自分の気持ちの面でも、自分の生活の面でも、人間関係の面でも関係してきます。辞めた後に後悔することが１つもないよう、辞める前にしっかり辞めるための準備をしておきましょう。

つまり一言で言えば、後悔がないようにすることが辞めるための準備なのです。