目次
「就活うつ。」
なかなか自分に合った企業に出会えない。なかなか思うように選考が進まない。内定が貰えない。そんな辛い状況から就活うつになってしまう人、実は多いですよね?
誰もがなってしまう可能性があると言っても過言ではありません。軽度のものから重度のものまで様々ではありますが、就活うつを経験する人というのは、非常に多いのです。
しかしそれでも全員が全員、就活うつのまま終わってしまったというわけではありません。
きちんと克服し、立派に就活を終えた人は多く存在するのは事実です。就活うつになってしまっても、きちんと対処すれば、克服することは可能なのです。
そこで今回は、就活うつで悩んでいる人必見。就活うつで就活をやめたいときにやるべきことについてお話していきます。
①現状・原因分析を行う
まずはじめに行うこと。それは、「現状・原因分析を行う」ということです。なぜ現在就活うつになってしまったのか。原因はどこにあるのか。
そんなことをきちんと整理、分析して欲しいのです。当たり前ではありますが、原因が分からなければ対処することはできないからです。
例を挙げましょう。例えば、なかなか思うように選考が進まないなんて場合。書類選考で落ちてしまうのであれば、一度履歴書やエントリーシートの内容をチェックしてみる必要がありますよね?
原因は確実に履歴書やエントリーシートの内容にあるわけですから。
また面接で落ちてしまう場合。面接での受け答え等々について考察してみる必要があります。例えば、志望理由や自己PRの内容、話し方等々。
なかなか思うように選考が進まないのは、厳しい言い方ではありますが、企業側が自身に魅力を感じていないということです。自身を即戦力として見られない、採用することによるメリットを感じられないのです。
したがい、なかなか選考が進まないのであれば、何が原因で落ちてしまったのかを、再度企業目線で考えて欲しいのです。
私の友人でも、所謂就活うつに陥ってしまった人が多数存在します。
彼女たちは軽度のものではありましたが、口々に「就活をやめたい。」と嘆いたり、「なんで決まらないのか分からない」と愚痴をこぼしたりするだけでした。
実際、私の時代はリーマンショック後の影響で、氷河期時代なんて言われていたこともあり、企業が採用人数を大幅削減していた時期。
ゆえに、厳しい状況であったというのは事実ではありますが、それでもスムーズに就活を進めている人は存在しましたし、内定を幾つも貰っている人もいました。
落ちるからには必ず理由があります。氷河期だから落ちたというのが一番の理由ではないのです。就活うつの状態の際は、私の友人がそうであったように、なかなか冷静にはなれないもの。
嘆きや愚痴ばかりが出てしまい、現状に目を向けようとすることができなくなりがちです。しかしそんな苦しい状況だからこそ、これまでの方法を見直して欲しいのです。
原因は自分にあります。自身が企業の採用担当者であったら、どんな人が欲しいのか。どんなことをPRされたら魅力を感じるのか。そんなことを考えて、分析してみましょう。
きちんと分析し、改善することで就活うつから脱却することのできる人は多くいるはずですよ?
②就活アドバイザーに相談する
次に挙げるもの。それは、「就活アドバイザーに相談する」というものです。
現状や原因分析を自分でしっかり行い、自分で改善策を講じられれば100点ですが、改善策が浮かばないなんて人もいますよね?そのような人には、是非第三者からのアドバイスを貰って欲しいのです。
特に、就活アドバイザーと呼ばれる人に相談するのがおすすめです。
学生であれば就活担当の人に、既卒の人や中途採用で就活をしている人であれば、就活サイト等が行っている相談コーナー等。利用手段は様々です。特に学生であれば、自分の学内の就活担当に相談するのが一番。
と言いますのも、やはり学校によって就職傾向やカラーが異なるため、それに精通・特化している人に相談するのが一番なのです。
実際、私も学生時代の就活時には、学内の就活担当者のもとにかなり通ったものでした。
「その企業はうちの大学出身者が多いので、◯◯さんを紹介するから話を聞いてきなさい」ですとか、「去年うちの学生で△△会社から内定を貰った人は、このようなことをアピールした」等々。
データがきちんとありますので、非常に有益な情報やアドバイスを得られるのです。
勿論、就活サイト等が行っている相談コーナーもおすすめです。就活サイト運営のイベントや合同説明会等々では、就活関連の相談コーナーを設けているケースが多いです。
そのようなコーナーを利用することで、第三者の意見を得ることが可能なのです。そこにいるアドバイザーは就活のプロと言っても過言ではありません。
情報量、ノウハウもある人が多いので、是非利用することをおすすめします。ただし、その際に注意して欲しいこと。それは、「何を相談するのかきちんと前もって整理しておく。」ということです。
学内の就活担当の人であれ、イベント等にいるアドバイザーであれ、自身の現状やこれまでを事前に100%理解している人ではありませんよね?
したがい、相談するにしても、何に困っていてどのようにしたいのかを整理しておかなければ、的確なアドバイスを得ることはできません。実際、相談をする際には、一人何分という形で持ち時間が決められています。
だらだらと何時間も自分の話に付き合ってくれるわけではありませんので、あらかじめ話を整理して要点を絞っておかなければあっという間に時間切れとなってしまいます。
勿体無いですよね?したがい、第三者に相談するにしても、自分で現状や原因を分析し、整理しておくことはマスト。的確なアドバイスを得るためにも、準備をしたうえで臨みましょう。
③大手企業や有名企業ばかりを狙わない
次に挙げるものは、「大手企業や有名企業ばかりを狙わない。」というものです。
就活うつになる人には、大手企業縛りに陥っているケースも多いのです。大手企業の場合、採用人数も多い傾向にありますが、それでも内定を貰うのは非常に大変なもの。
誰もができれば大手企業に勤めたいですし、良い待遇や給与を求めていますので、どうしても倍率が上がってしまうのです。
したがい、大手企業ばかりを狙っていると、激しい競争に飲まれてなかなか決まらないなんて状況に陥りやすいというのは事実としてあります。
しかし冷静に考えてみてください。大手企業や有名企業、その企業は本当に自分に合った企業でしょうか?職場環境、待遇、給与面は自身の満足いくものでしょうか?
額面だけ見れば高給でも、労働環境と比較した場合、割に合っているものでしょうか?
大手企業だから、有名企業だから何でも最高水準なんて考えていますと、そのようなトリックが隠されている可能性は十分にあります。
聞いたことのある企業が良い企業なんていうことは絶対ではないのです。
CM広告を打たない、一般消費者の耳には入らない企業であっても、素晴らしい企業は多々存在します。普段見聞きしないのは、一般消費者向けに広告をわざわざ打つ必要のない企業であることが多いのです。
B to B企業であって、一般消費者には見えない企業であったりするのです。大手企業や有名企業縛りで動きますと、非常に狭い視野の中就活をすることになります。
大手企業や有名企業ばかりを狙わないとは、狭い視野を広げて就活をしましょうということ。
ネームブランドだけにこだわる就活はもうやめましょう。いくら大手であったり有名であったりしても、経営状況や待遇面等が怪しければ、入社しても後々苦しむだけですよね?
就職する際、大前提として安定した給与や待遇面への期待があるはずです。つまりネームブランド以上に、中身が大切ですよね?
外見だけに惑わされる就活をしていると、無駄な就活うつに陥ってしまいますので、広い視野で臨むようにしましょう。
実際、私は某専門商社に入社しましたが、友人で私の会社を知っている人はほとんどおりませんでした。一方、ある友人は誰もが聞いたことのある大手企業に入社。
一見、友人のほうが規模・待遇・給与面でも勝っているように見えましたが、実際のところそのようなことはありませんでした。
手前味噌ではありますが、あくまで私の会社はB to B 企業。ゆえに、世間一般の認知度は低いのですが、それでも規模・待遇・給与面では大手企業同等の水準に達していたのです。
誰かに企業名を自慢したいのであれば、大手企業や有名企業にこだわる必要があるかもしれません。
しかし、そうでないのであれば、そのようなものにこだわる必要はないのです。私がそうであったように、世間の認知度は低い企業でも、きちんと利益を出し、職場環境や待遇面も大手水準に達している企業は多々あります。
認知度が低くても、強固な企業であれば、ローンやクレジットカードの申請時には、すぐに審査が通ります。これは経験済みです。
あくまで審査基準は企業名ではなく、中身なのです。それは個人的な信用審査だけでなく、ビジネスの世界でも同じ。規模が大きいから、有名企業だからと言って飛びつくことはないのです。
有名な企業は人気なのは当然。ゆえに倍率も上がるのは当然ですし、落ちる確率が上がるのは当然です。それが原因で就活うつになっているのであれば、すぐに企業研究の方法を変えましょう。
④一度リセット期間を作る
ラストは、「一度リセット期間を作る」というものです。
「就活うつで就活をやめたい。」辞めたいという気持ちを抱くだけで留まればよいのですが、本当にやめてしまったとなってしまったら取り返しがつきません。
新卒入社であれば、新卒期間を過ぎれば新卒ブランドはなくなります。
また既卒や中途入社で就活をしているのであれば、無職期間が長引けはその分事態は不利になってしまいますよね?
したがい、「就活うつで就活をやめたい。」という気持ちがそのままやめるという行動に移ってしまうと、更に苦しい状況に陥る可能性は高いのです。
避けた方がよいのは間違いありません。しかしそれでも、就活うつに陥れば、現状から抜け出すためにやめたいなんて気持ちは高まる一方でしょう。
就活をやめれば一時的には目の前にあるその苦しみから抜けることができるからです。一度リセット期間を作ることをおすすめするのは、一時的に苦しみから逃げ、冷静になれる時間を作ることができるからなのです。
実際、私のある知り合いは、就活がなかなか決まらず、軽くうつ状態になりましたが、このリセット期間のおかげで見事就活を成功することができました。
「自暴自棄になり、集中力や冷静な判断が欠如している状況のまま就活を続けても結局はうまいこといかない。」
「であれば、一時的に休息期間を設けて、そのあと新たな気持ちで短期集中で臨んだ方が効率的。」
そんな考えが、見事結果に結びついたのです。
その人が実際にやったリセット方法は、一週間の小旅行。企業説明会に参加したり、履歴書作成に明け暮れたりするなんて日々を一度ストップし、一週間旅行に行ったのです。
旅行に行って一度就活から身も心も離れたことで、冷静さを取り戻すことができたのです。
またこのリセット期間を作ることによるメリットとして、良い意味で自分にプレッシャーをかけることができることが挙げられます。
「自分で一度休息期間を設けたのだから、休息後は就活に絶対集中しなければ。」なんて自分にプレッシャーをかけることができるのです。就活は長期戦になることがほとんど。
多くの人は採用試験が本格的に始まる前から、なんらかの就活を始めていますので、半年以上が就活期間となることでしょう。
半年間、スムーズに就活が進んでいれば問題ないでしょうが、大抵は山あり谷あり。全てが順調に行く人なんて少ないはずです。山あり谷あり予測不能な長期戦に臨むわけですから、ずっと就活に集中しているのは疲れてしまいます。
就活うつの人であれば尚更ですよね?
そのまま就活をやめるという選択肢に進む前に、一度リセット期間を作ることは、長い目で見れば非常に大切なことなのです。状況を打破するためにも、勇気を持ってリセットしてみましょう。
まとめ
就活うつは誰にでもなる可能性があり、またもしそうなっても克服できる可能性は誰にでもあります。
就活うつになってしまっても、対処法を誤らなければ、結果的に就活を成功させることは十分可能なのです。
冷静な判断ができなくなり、視野が狭くなりがちな就活うつですが、今回挙げた方法は非常に効果的。
就活うつを感じたら、是非実践してみてくださいね。
Unistyleに登録して内定者情報を参考にしよう!
Unistyleは内定者ESを中心に、内定を獲得するための情報が全てつまっています。毎年6万人以上の就活生が利用していますので、就活生には欠かせない登録必須のサイトです!
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。