自分の仕事に携わっている事ならまだうなずけるのですが、上手な時間の使い方や、ポジティブシンキング、同僚とのコミュニケーションの取り方、ロジカルな物の考え方、事務リスクの減らし方、などあり、時には自己啓発などもあってまるで宗教団体に近いものがありました。

また、事務ミスが発生すれば、反省会やそれの改善点の検討などで必要以上の時間をとられていました。

みんな抱えている仕事が多いので、日中１時間でもとられるのはとてもきつく、結局定時までに仕事が終わらず、毎日残業ししていました。

また、ボランティアにも力を入れていて、毎月ゴミ拾いや老人施設の掃除など参加するよう言われ、参加の有無はポイントの付与として自分の評価に反映していました。

私は、社員教育も自己啓発もボランティアも時として必要だと思うのですが、その事で本来やるべき仕事が圧迫されてしまうのは違うのでは？とずっと思っていました。

ボランティアも誰かに言われてやるものではない、と思っていたので、会社の方針がどうしても受け入れられませんでした。

そんなとき、興味があった英会話スクールに通い始めました。

どうせ身につけるのなら、興味があるものの方が楽しいし身につきやすいと思ったからです。

「英会話スクールに行くので、定時で帰ります。仕事を片づける為に日中の講習に参加するのは難しいです。」と言う理由ができ、早く退社する事が出来るようになりストレスも減りました。

ただ、ＴＯＥＩＣの結果を提出するように言われていたので、本気で勉強をしなくてはならなかったのですが、それでも会社で決められた講習をうけているよりは気が楽でした。

その後、ＴＯＥＩＣである程度のスコアを出し、転職しました。

今の会社はちゃんと仕事に集中できるので毎日が充実しています。

退職しようか悩んでいるのでしたら、自分が成長できるチャンスだと思って気持を切り替えるか、もし無理であれば転職を勧めます。

たぶん、私のいた会社は、社員教育の力の入れ方が異常だったと思います。

結局、体を壊したらり、うつ病を発症したりする人がでてきて、仕事後の講習はなくなりました。

体を壊すほど無理をしなくてはならない、なんて事はないと思います。

１日２４時間あるうち、仕事に拘束される時間が一番長いのですから、納得のいく仕事が出来る職場で、自分の力を出した方がいいと思います。