【転職理由:結婚】
私が転職を考え出したのは、短大を卒業し一部上場企業の事務の仕事に就き、入社4年目のことでした。当時、社内の営業の人のサポートや、お客様の対応、データー入力といった一般的な事務作業の仕事をしていました。
営業の人のために規定の資料をそろえたり、お客様から要望されるパンフレットを送付する作業をしたり、パソコンにむかって数時間パソコンにむかってデータの入力といった仕事もありました。
ですが、たいていは難しくはないけれど、こと細かな作業がいくつもあってそれを決められた期日内、できればいち早く正確にこなしていかなければならない仕事ばかりで、専用のノートに自分がこなすべき仕事を記しておいて、1つ1つこなしてしていくのに精いっぱいという毎日を送っていました。
出来る限り素早い対応で、正確にこなすことを自分のモットーにしていたせいか、お客様や、取引先の会社の担当の方はじめ、営業の人にも信頼を得ることができるようになってある程度、仕事にもやりがいを感じていましたが、ちょうどそのころ、自分の人生について考えるようになっていました。
結婚適齢期をむかえ、自分はどう生きていくのか。いつかは、結婚、出産をするだろう人生において、ずっとこの仕事を続けていけるのか。結婚しようにも、つきあう男性もいない私がどう生きていくのか・・・と。
考えるだけで行動を起こすことに関して尻込みしていた私の背中をおした決定的な出来事は、それからしばらくして、それまでと働く状況がかわるようになってからでした。
上司が新しく変わり、上司と私の関係がよくなく、仕事上でストレスを感じるようになりました。
上司はいま思えば、他の社員がいる所で私を大声で罵倒したり、結婚が決まってからも別室に呼びつけ、「結婚が破談になるよう、会社を辞めさすこともできるぞ」と脅しをかけるようなパワハラ的な部分を含める叱り方をする人でした。
はじめは自分の我慢が足りないんだと自分にいいきかせようとしましたが、「結婚」を視野にいれた人生を考えようと、周囲には内密で「婚活」もはじめました。
私の気持ちは、「転職」「結婚」に傾いていました。結婚する相手がいないにもかかわらず・・・です。いつかやってくるだろう「寿退社」を夢見て、相性のよくない上司のもとで耐えに耐えながら仕事をこなす日々を続け数カ月。
そのときはやってきました。農家の彼との出会いです。彼は共に農業をやりながら人生を添い遂げるパートナーを探していました。
私は、「転職」「結婚」を同時に手に入れることを夢見ていました。
お互いの条件が合致したこともありますが、彼の人柄にまず惹かれ、物心つく頃に自然いっぱいのところで結婚したいと思った人と共に仕事ができる「農業」に憧れた気持ちがよみがえったこともあって、結婚までそう時間はかかりませんでした。
「結婚」が決まったことを報告し、会社を辞める旨を、上司に5カ月前に申し上げましたが、だれもが驚くほど、私の「寿退社」は意外だったようです。
「農家に嫁ぐ」ことは、「憧れ」だけでは対処できないくらいの苦労が語りつくせないほどありましたが、いまようやく、「仕事のよさ」もみえてきて、パートナーと共に同じ仕事をやりながら人生を添い遂げることのできる実感を感じはじめたところです。
また、コツコツすることが余り苦にならない私には思った通り、向いている仕事だと思います。農繁期、農閑期の折り合いをつけながら休日を満喫できるのも、一般の仕事にないよさだと思います。
「転職」を意識するとき、自分がどんな仕事に就きたいのか、どんな人生をこの先歩むのか視野に入れながら、目的を明確にすると、起こすべき行動もわかってくると思います。
考えるだけではなく、行動をおこすことが、自分の人生の次なるステップを導くことになると思います。
私は普段、どちらかというと自分の人生に消極的で物事をおこす行動力がありませんでしたが、あのときほど、自分で考え行動をおこす「行動力」を発揮したことはありませんでした。
ぜひ、自分で目標を明確にして考え行動してみてください。何かがかわるかもしれません。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事を辞めたいなら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、面接確約オファーをしてくれた企業の詳細を確認できる他、7万人の転職事例を検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べて今後の参考にしましょう。
(診断時間は約5分です)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。