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社会に出てから10年、20年が経過すると、自分が社会に出たばかりの頃を思い出して、もっとこうすれば良かった。と思うときがあるものです。
その時には気づかなくても後から気づく事は沢山あります。10年後、20年後に後悔する事が無いように、社会人1年目が将来に向けてやっておくべきことについて挙げてみます。
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①スタートダッシュ
何事も最初が肝心です。このような言葉はよく聞きますが、これは社会に出ても同じです。社会に出たばかりの頃は学生気分が抜けきらず、学生時代を懐かしんだり、学生と社会人の違いを感じて戸惑う事もあるでしょう。
しかし、そこからはできるだけ早く抜け出したほうが良いでしょう。何故なら、社会に出てからの人の評価は、本人の気分や経験は関係ないのです。
もちろん、職場では新入社員として扱われますので、経験の無さは大目に見てもらえるでしょう。しかし、それはあくまでもその職場に限られます。また、同じ職場でも同期に差をつけられる場合もあります。
同じ新入社員、同じ環境であっても差がついてしまう原因は、能力もありますが、それよりも大きいのはモチベーションの差だと言えます。いかに学生気分に早く別れを告げて、気持ちを入れ替えられるか。
いかに自分に厳しくなれるか、いかに目の前の仕事に全力で取り組む事ができるか、その差は大きいのです。できる人の中には、入社後ではなく学生時代から心身ともに準備をしている人もいます。
また、人の評価は簡単に修正されない事を覚えておきましょう。人は、一度「この人はこうだ」と思ったら、その印象はなかなか消えないものです。入社当初の印象や評価は、しばらく続きます。
そして、最初の印象や評価を覆すのはとても大変な事です。そのため、最初に差がついてしまうと、なかなか追いつけなくなる可能性があります。
このことから、社会に出たらいち早く気分を入れ替え、目の前の仕事に全力を注ぐ、スタートダッシュに心がけましょう。
②社会人としてのマナーを身につける
ほとんどの会社では新入社員に対して、ビジネスマナーの基本について研修を行っています。名刺交換、挨拶、身だしなみ、言葉遣いなど、仕事を行う上で必要とされるマナーです。
最近ではマナーを欠いても寛容に受け止めてくれる人も増えていますが、それでも、マナーに厳しい人は多いものです。マナーを欠いて評価を下げてしまう事もありえます。
逆に、マナーをしっかりと身につけている人は第一印象が良く、信頼を得やすいものです。特に社会人になって間もない人が、しっかりとしたマナーを身につけていると印象が良いものです。
また、ビジネスマナーだけでなく、ビジネス以外のマナー、所謂社会人としてのマナーや常識についても、できるだけ早く身につけた方が良いでしょう。
これは職場の先輩や上司から学ぶ事ができます。
基本的なマナーは、ある程度の社会経験があれば普通に身についているものですが、中には、身についていない人や忘れてしまっている人もいます。
そんなものは必要ない。そう考えている人も中にはいますが、基本的なマナーを知らない事で、気づかないうちに第一印象や自身の評価を下げてしまう事も有るため、身につけて得はあっても損はないでしょう。
基本的なマナーを身につける上で大切なのは、繰り返し意識する事と、常に注意を払う事です。初めは緊張したり、気苦労すると思いますが、身についてしまえば何でもない事になります。
年齢を重ねたり、社会経験を積んでからでは、自分の行動や習慣を変えるのは難しくなります。若い時に、できるだけ早く身につける努力をした方が良いでしょう。
③自分の市場価値を高める努力をする
社会に出て仕事をすると、まずはその仕事を覚える事に一生懸命になります。中には、3日、3ヶ月、3年で辞めてしまう人もいるでしょうが、転職を含めて、様々な経験を積んで成長していきます。
目の前の仕事に一生懸命になる事、その職場で上を目指すことはとても良いことです。
しかし、もしその会社が倒産したら、その仕事が無くなったら、どうなるのか想像してみましょう。
その時、あなたは食べて行けるでしょうか。その業界や会社、職場では通用する経験やスキルが、他で通用するとは限りません。今ままで常識だと思っていた事が、他では非常識という事もありえるのです。
その仕事以外でも通用する自分自身である事、他社から求められる自分である事、つまり、自分の市場価値が高ければ、例え今の会社や仕事が無くなっても大丈夫です。
自分の市場価値を高める為には、資格を取得する事や、人脈を広げる事、他でも通用する経験やスキルを磨く事、などが挙げられます。しかし、これらはしっかりと意識しなければ取り組む事ができません。
何故なら、人はその環境に慣れてしまうからです。その会社や職場の為に一生懸命仕事をする内に、外に目を向けられなくなってしまう、知らない間にその会社や職場に依存してしまう事があるのです。
その状態で、仕事に躓いた時や、職場の人間関係で悩んだとき、仕事に意欲を失ってしまったときには、逃げ場が無くなってしまいます。
そんな時に、他でも通用するスキルがあれば、自分の市場価値に自信があれば、気持ちが楽になり、仕事上の悩みや意欲を失いそうになった時にも、冷静に対処する余裕が出てきます。
自分の市場価値を高める為には時間と努力が必要です。できるだけ早く取り組んだ方が良いでしょう。
④目標を設定する
社会に出ると、学生時代よりも時間の流れが早く感じるものです。これは年齢を重ねる毎に顕著になります。その理由は様々だと思いますが、若い頃よりも物事に新鮮味を感じなくなる事も理由の一つでしょう。
気づいたらもうこんなに時が過ぎていた。そう感じる事もあるでしょう。ふと、今まで何をやってきたのだろう。自分は成長したのだろうか。無駄な時間を過ごしてしまったのではないか。
そう考える人も少なくありません。同じ時間を過ごしても、経験、能力、人脈、収入、など、人によって様々な差がつきます。何故、差がつくのでしょう。
人それぞれ生まれ持った運もありますが、最も大きいのは、目標を持っているか否かの差と言えます。目標を設定し、それに向かって努力する。
その目標が達成できた場合、もしくは達成できない場合でも、ただ漫然と過ごしている人との差は大きいでしょう。将来この会社の社長になる。30歳で年収1000万円稼ぐ。5年後に課長になる。10年後に独立する。
もっと身近な目標であれば、資格を取る。語学を身につける。販売目標を達成する。仕事以外の目標では、○○歳までに結婚する。○○歳までに家を建てる。海外旅行へ行く。などなど。
目標の大きさや、目標の種類はどんなものでも構いません。
大切なのは、毎日の生活の中で目的意識を持つこと、何かを得ようとして努力する事です。その積み重ねが後々大きな差になります。
時間が経つのは早いものです。漫然と過ごしていると、気づいた時には何も手に入れることがなく、虚しい気持ちになるかもしれません。
思い立ったら、直ぐに行動する。目標を設定してそれに向かって努力する。これを習慣にし、自然にできるようになるためには、若い時から意識的に取り組むことです。
⑤若さという強みを自覚する
社会人1年目というのは、先輩や社会経験の長い上司からみると、出来ていないことばかりで仕事においては、頼りない存在です。そして、本人もそれを自覚して、早く一人前になろうと努力します。
社会経験が無いこと、若いことは、社会人として未熟ではありますが、それで全てが劣っているわけではありません。
若さという強みがあるのです。例えば、社会経験が無いからこそ感じられる疑問、好奇心、当たり前だと思われている悪い習慣への違和感。それらは仕事の改善に役立つヒントになりえます。
つまり、経験が無い事が強みになるのです。また、早く仕事を覚えて一人前になろうとする情熱、体力、爽やかさ。これらは周囲を明るくしたり、元気づけたりします。
そして何より、ある程度の失敗が許されること。どんなに優秀な先輩、上司でも、最初は新人だったのです。誰でも失敗した経験がありますし、失敗から得られるものがある事を知っています。
つまり、新入社員が失敗した時に、先輩や上司がたとえ厳しく注意したとしても、その先輩や上司は心の中では新入社員が失敗することを覚悟していますし、許す気持ちを持っているものです。
もちろん、同じ失敗を繰り返してはいけませんし、失敗を通して成長しなければなりません。しかし、大切なのは、失敗を恐れずにチャレンジする事です。
若い時にチャレンジを避けてしまうと、成功も失敗も味わえず、結果的に得るものが少なくなってしまいます。
このような、若さという強みを発揮できるのは、長い社会生活の中では僅かな時間です。だからこそ、若さという強みを自覚して、その貴重な時間を無駄にしないように心がけましょう。
⑥学ぶ習慣を身につける
人生は死ぬまで勉強。よく聞く言葉です。社会人1年目だけでなく、社会に出てからは、それぞれの立場や経験に応じて、新しく学ぶことは沢山あります。むしろ、学び続けなければならないのです。
同じ学ぶことでも、学生時代との違いは何でしょう。学生の本分は勉強すること、学ぶことです。つまり、本人が望んでも望まなくても、学ぶことが当たり前の日々なのです。
そして、社会人の本分は仕事をする事、仕事を通して社会に貢献する事です。これは、一見、学ぶことから卒業すること、学んだ事を生かして、いよいよ社会の役に立つことのように感じます。
たしかにその通りですが、実は、社会に出てからも学び続けなければならないのです。むしろ、学生時代よりももっと学ばなければなりません。
仕事を覚えることはもちろん、よりよい仕事を行う為に必要な知識や経験、資格、技能。仕事以外にも、社会人としてのマナー、人付き合い、親になれば子育てや学校関係などなど。
もちろん、勉強するつもりでなくても、自然と身につけたり習得できる事も多いでしょう。
そこで大切なのは、学ぼうとする意識です。それは、言い換えると、新しいことを覚えたい、今よりも知りたい、今よりも良くしたいと考える事、つまり、向上心を持つことです。
人間は常にポジティブになろうと意識しても難しいものです。しかし、学ぶ習慣付ができれば、自然と向上心が持てる、ポジティブになれます。
学ぶ習慣を身につけるためには、人の良いところを盗む、素直な気持ちで話を聞く、といった意識的な事、メモを取る、真似するなど、若いうちから意識して取り組む事が大切です。
⑦人間関係を大切にする
仕事を辞めたくなる理由で最も多いのが、職場の人間関係だと言われます。いくら仕事が面白くて、やりがいがあっても、職場での人間関係が上手くいかなければ、仕事への意欲が無くなってしまいます。
社会に出たばかりの人達は、社会人としてもマナーや仕事の基本、実務を覚えなければなりません。仕事に関しては半人前の時期がしばらく続きます。
そのような仕事に関してまだ自信が持てない時期に、更に職場の人間関係が上手くいかなければ、仕事への意欲を失ったり、仕事を辞めたくなる気持ちもより強くなります。
そのことから、社会人1年目というスタートの時期は、特に人間関係を大切にする意識が大切です。人間関係を大切にするというのは、特別に気を遣う事や、媚を売るような事ではありません。
仕事の人間関係は主に同僚や先輩、上司、取引先などですが、それぞれに対する言葉遣い、礼儀作法など、まずは基本的なマナーを守ることです。その中で特に気をつけたいのは表情です。
いくらマナーを守っていても、表情が暗かったり、上辺だけの対応では意味がありませんし、逆に印象が悪くなります。明るい表情は相手の気持ちも明るくするなど周囲に伝染します。
そして、自分自身の気分も明るくします。
まずは演技でも良いので、常に明るい表情に心がけましょう。続けているうちに自然と身に付きますし、それが周囲からのあなたの印象になり、人間関係を円滑にしていきます。
また、明るい表情を心がけると、それが自分自身の気持ちも前向きにさせます。ネガティブな考え方は自分自身はもちろん周囲にもプラスになりません。
もちろん人間関係でもマイナスに作用しますので、常にポジティブに物事を考えるように意識しましょう。まずは自分自身の感情を常に前向きにコントロールできれば、人間関係も自然と上手くでしょう。
⑧仕事以外の楽しみを作る
仕事に一生懸命になる事はとても素晴らしい事です。しかし、仕事をリタイアするまでの何十年を、仕事だけで走り抜けるのは難しいものです。しっかりとリフレッシュして、また仕事に集中する。
そのためには、仕事以外の楽しみを作る事が大切です。趣味を持つ事も良いでしょう。サッカーや野球、テニスなどのスポーツのサークルに参加したり、音楽や映画、演劇などを見に行くのもいいでしょう。
趣味や興味は人それぞれですので、自分の好きな事や興味があることに没頭する事ができれば、どのようなものでも良いでしょう。
何も趣味が無いという人は、カルチャースクールや公共の施設で開催している様々な講座に参加してみるのも良いでしょう。そこから新しい世界が見つかるかもしれません。
また、友人や職場の仲間などと、食事に行ったり、旅行に行く事も良いでしょう。それらの楽しみが自分自身をリフレッシュさせますし、仕事のやりがいや目的に繋がる事もあります。
大切なのは、仕事以外の楽しみを作り、仕事と休日のバランスを上手くとる事です。このバランス感覚はすぐには身につきませんから、できるだけ早く心がけたほうが良いでしょう。
そして、仕事以外のつきあいは世界を広げてくれます。趣味での出会いは年齢や性別、職業など社会的な身分は関係ありません。普段の生活では出会う事のない人たちと出会う事もできます。
それは時には仕事にも役立つ事がありますが、何より、様々な出会いは、あなたの人生にとって大切な財産になります。人生を充実させる為には仕事だけではなく、仕事以外も楽しむ事が大切です。
毎日を楽しむ事が、結果的に仕事に対しても良い影響を与える。社会人になって、早い段階でそのような考え方ができると、より充実した毎日が過ごせるでしょう。
まとめ
社会人1年目が将来に向けてやっておくべきことを挙げてみました。
これら全てに共通するのは、習慣付けです。人間は急には変われません。そして、若い時の習慣はその後の人生に大きく影響します。
こうありたいと思う姿を思い描いて、それを目指して、地道に努力する事が大切です。まずは力を入れすぎず、少しずつ自分の習慣を変えていきましょう。
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もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
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