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エントリーシート、グループディスカッション等々、採用試験には様々な試験が用意されていますが、集団面接もその一つ。
単刀直入に聞きますが、あなたは集団面接が得意でしょうか?
面接自体は苦手ではないものの、集団面接となると途端に苦手意識が生まれてしまうなんて人も多いのでは?
ライバルと共に面接を受けるともなると、どうしても周りの目が気になって自分自身を出しきれない人もいるでしょう。
そこで今回はそんな方必見、今すぐ実践できる、“就活の集団面接のコツ7つ”についてお話していきたいと思います。
①“集団の中でも如何に相手に好印象を与えられるか”を考える
そもそも集団面接を行う企業側の意図は何でしょう?集団の中におけるマナーをチェックする為?協調性をチェックする為?
勿論、これらは正解でしょう。
ただ集団面接を行う企業側の最大の意図は、実は“効率良く採用試験を実施する為”という点にあります。
と言いますのも、一度に何人もの就活生を相手にして面接を行える為、採用活動に対する大幅な時間短縮をすることができるからです。
また何人もの就活生を同時に見ることができる為、比較し易く、合否判断も容易になります。企業の採用担当者の立場に立って考えてみましょう。
採用担当者は通常業務を行う傍ら、面接の為に時間を割いています。
もし採用人数5名の枠に対して100人応募者がいるのであれば、一人ずつ面接するよりも、先ずは一気に3人ずつ行った方が、時間も労力も約3分の1で済みますよね?
勿論、集団の中におけるマナーや協調性のチェックも集団面接を行う意図です。
しかしそれはグループディスカッションの場でもチェックができますし、なによりもその方が企業も明確にチェックできるはずです。
したがい最大の意図は、企業側の効率アップと考えて間違いないのです。
ゆえに就活生としては斯様な企業側の意図を鑑みて、“集団の中でも如何に相手に好印象を与えられるか”を第一に考える必要があるのです。
これが先ず初めに挙げる第一のコツになります。
②自己PR、志望理由、学生時代の取り組みを完璧に
先程も申し上げた通り、集団面接は複数名で行う為、企業にとっては非常に効率の良い採用試験です。
しかしながら就活生の立場からすれば、一人ひとりに与えられる時間が非常に短い為、PR時間に物足りなさを感じることが多いのが実態です。
例えば面接時間が20分の場合、個人面接であれば20分フルに自分のことに使えますが、集団面接ではそうはいきません。
面接を受ける人数にもよりますが、持ち時間が一人10分も貰えないなんて事もあるでしょう。それほど一人ひとりに充てられる時間は短いのです。
では一人10分程度しか貰えない面接時間で、採用担当者は一体何を質問してくるのでしょうか?
既に想像されているかもしれませんが、実は、自己PR、志望理由、学生時代の取り組み、この3つなのです。
2つ目のコツが、“自己PR、志望理由、学生時代の取り組を説明できるようにしておく”なのは、まさにこれが理由なのです。
短い時間の中、採用担当者が個々に質問できるのはこの3つが限度と言っても過言ではありません。それほど一人ひとりに充てられる時間は限られているのです。
逆に言えば、就活生はこの3つで勝負に出なければならない為、この3つの回答を完璧に仕上げてくる必要があります。
- どのようにすれば、短時間で相手の印象に残るのか?
- どのようにすれば、短時間で自身に興味を持って貰えるのか?
- そしてどのようにすれば次の個人面接に呼んで貰えるのか?
それを意識しながら、先ずは3つの回答の準備に全力を注ぐようにしましょう。
時間によっては、長所・短所の説明等も求められる可能性は高いですが、先ずはこの3本柱を完璧にしてから。採用担当者が最も聞きたいのは、基本的にはこの3つなのです。
③簡潔な回答を心掛ける
3つ目のコツは、“簡潔な回答を心掛ける”というものです。これは、相手に分かりやすく伝えるだけを目的としたものではありません。
それ以上に実は大きな目的があるのです。
さて、集団面接の最大の意図は採用試験の効率アップではありますが、とは言え、集団の中におけるマナーや協調性のチェックもゼロではありません。
したがい、就活生は集団の中におけるマナー、協調性部分に関しては注意を払う必要があるのです。
その最も効果的な方法が、“簡潔な回答を心掛ける”なのです。
想像してみてください。一人ひとりに充てられている時間が短い中、誰か一人がだらだら長々と回答をしていたらどうでしょう?
一緒に面接を受けている他の人たちの持ち時間、次の面接を控えている人たちに悪影響を与えてしまいますよね?
これは実際に私が経験したことではありますが、一緒に受けているライバルが時間を多く使ってしまうと、自身に与えられる時間を削られてしまうのです。
次に控えている面接もある為、余程のことがない限りは面接時間の延長はないのです。また長々とした回答は、就活生だけでなく、企業の採用担当者に対しても迷惑なものとなります。
と言いますのも、質問したい内容を全て質問することができなかった等、予定通りに採用試験を行うことができなくなるからです。
したがい、簡潔な回答を心掛けなければ、就活生だけでなく採用担当者に対しても多大な迷惑を掛けてしまうことになるのです。
そうなってしまえば、集団の中におけるマナーは最低なものとなりますし、協調性もゼロというレッテルを張られてしまいますよね?
このように、簡潔な回答はただただ相手に分かりやすく伝える為だけではないのです。寧ろそれ以上に、集団の中におけるマナーや協調性をPRするという大切な目的があるのです。
④ライバルの番でも気を抜かない
4つ目のコツは、“ライバルの番でも気を抜かない”です。
要は、自分への質疑応答が終わればそれで終わりなんてことの無いよう、最後まで緊張感を持って臨むことが大切なのです。
と言いますのも、ここでも集団の中におけるマナーや協調性のチェックが入っているからです。自分が終わったらそれでいいやではNGなのです。
そのような身勝手な振る舞いは印象悪いですよね?
“入社後も自身のことばかりに力を注いで、周囲への関心や気遣いはゼロなのでは?”なんて思われてしまってもおかしくありません。
わざとらしく振舞うのもNGですが、ライバルの話にも耳を傾け、自然に頷く等してその輪の中に入ることが大切です。
実際私が経験したところでは、ライバルが話し終わった後、面接官からそのライバルの話に関する感想を求められたことがありました。
勿論ライバルの話を聞いていた為、私は素直に自身の感想を述べることができました。しかしもしライバルの話を全く聞いていなかったら・・・想像するだけでも恐ろしいですよね?
私のように、自分の番ではないところでいきなり話を振られるなんていうケースもゼロでは無いので、集団面接の間は終始気を抜かないようにしていましょう。
採用担当者がライバルの目を見て質問をしていたとしても、採用担当者の視野にはしっかりと自身も入っていますよ?
⑤話す内容がライバルと被ってしまっても気にしない
集団面接ですから、時には話す内容がライバルと被ってしまうこともあります。
志望理由が被ってしまった。学生時代に取り組んだ内容が被ってしまった等々。これはもう仕方の無いことなのです。
ゆえに“話す内容がライバルと被ってしまっても気にしない”ことが大切です。これは集団面接における5つ目のコツでもあります。
しかし注意をしなければならないのは、内容が被ってしまった際の言い方です。
“○○さんと同じです。”と回答するのではなく、“○○さん同様、私も・・・”という形であくまで自分の言葉で表現するようにしましょう。
話す内容が被ってしまったとしても、一言一句全く同じなんてことは絶対に有り得ませんよね?話す内容もそうですが、大切なのは自身の思いを自身の言葉で表現し、そしてそれが相手に正しく伝わるかです。
自身がどのようなプロセスでその考えに至ったのか。またそれをどう相手に伝えるのか。それがきちんとできていればOKなのです。
話す内容がライバルと被ってしまったからと言って焦ったり張り合ったりするのではなく、自分は自分で自由にPRしたり、表現したりすることが大切なのです。
⑥ライバルを敵対視しない
6つ目のコツは、“ライバルを敵対視しない”というものです。
そもそも倍率が高かったり、持ち時間が短い中でPRしなければならない環境があったりする為、どうしてもライバルを敵対視してしまいがちですよね?
私自身も、就活当初はライバルを前にするとすぐに、“この人には絶対に負けたくない!”という敵対心を抱いてしまいがちでした。
“頑張ろう!”と自分に気合や喝を入れるのは全く問題ありません。
しかしそうではなく、ライバルに敵対心を抱いてしまうと、集団面接時にそれが表だって出てしまうこともゼロではありません。
この人よりもいいことを言ってやろう。この人よりも目立ってやろう。斯様な思いが出てしまうと、それが知らず知らず態度や言葉に出てきてしまうのです。
誤解しないで欲しいのですが、集団面接は別に“その面接の中で一人しか取らない”なんてきっちりとしたルールがあるわけではありません。
事前に採用担当者より“この中から一人しか取りません”というような話があれば別ですが、その場にいた全員が素晴らしいと評価されれば、全員次のステップに上がれます。
勿論、その逆も然りです。
ゆえに、ライバルはライバルなだけであって、必ずしも敵では無いのです。“ライバルを敵対視しない”とはまさにこれが理由なのです。
寧ろ面接の雰囲気を共に良くしようというくらいの協調性があった方が、互いの印象をアップさせることが可能です。
実際私自身も、共に集団面接を受けた人と一緒に次の採用試験に進んだことがありました。敵対心を燃やして挑んでも何にも良いことはありません。
ライバルを勝手に“自身の敵”と誤解するようなことは避けるようにしましょう。
⑦協調性を意識するも、PRすべき所ではPRする
ラスト7つ目のコツは、加減が難しいところですがとても大切なコツ、“協調性を意識するも、PRすべき所ではPRする”です。
先程より申し上げている通り、集団面接において“協調性”はある意味一つの重要なテーマです。“協調性”の部分には注意を払い、それに準じた振舞いいをすることが大切となってきます。これは事実です。
しかしながら一方で忘れてはいけないのが、これはあくまで面接ということ。自身の合否が決まる大切な試験であるということは、決して忘れてはいけません。
つまり、“協調性”の部分にばかり気を取られて、自身のPRが後回しになってしまったというのはNGなのです。
集団の中でも如何に相手に好印象を与えられるか。短時間で如何に相手に興味を持って貰えるか。集団面接を受けるにあたっては、これらが先ずベースとなります。
“協調性”はこれに付随するものと考えるべきでしょう。相手への気遣い、譲り合いは勿論大切ではありますが、やりすぎは禁物なのです。
最も良い例が、集団面接における逆質問の場面ですね?
大抵、挙手をして各々が質問をするわけですが、一番に発言することをためらってしまったり、さっと手を挙げられなかったりする人は多いです。
同時に手を挙げてしまったなら、その時に譲り合えば良いわけですから、そこは堂々と積極的にPRすべきなのです。
積極的にPRすることと、身勝手にPRすることは全く異なります。
あくまで集団面接。自身の合否が決定する大切な試験です。PRすべきところでは思いっきりPRをしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
このように就活の集団面接のコツは7つあり、それらはすぐにでも実践が可能なものばかりなのです。
なぜ集団面接が行われるのか。集団面接において必要なものは何なのか。それらを考えてみれば、自ずと明確な答えが出てくるのです。
慣れない頃は、隣に座ったライバルの学歴やPR内容に圧倒され、なかなか自分を出すことができないかもしれません。
個人面接以上に緊張してしまい、思い通りに振舞えないかもしれません。しかしそんな時こそ、是非今回のコツを参考にしてみてください。
きっと冷静になれますし、それを本番の面接でも活かせることができるはずですよ?
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