仕事のストレスが原因で疲労感、だるさが治らない時があります。仕事を休むわけにはいかないし、どうにか気分をリフレッシュする方法はないだろうか。

そんな思いに捉われる事は誰にでもあると思います。仕事を頑張れば頑張るほど身体に疲労がたまるだけでなく、心も苦しくなってきますよね。

頑張っているからこそ、休憩する時は思い切り休憩したいものです。

そこで、仕事が原因で心が苦しい時の対処法3つを通して、ストレスとの向き合い方を探っていきましょう。

仕事をしているとストレスが溜まるのは、誰でも同じです。仕事が好きでストレスを全く感じないという人もいるかもしれませんが、多くの人は1日の終わりには疲労やストレスを感じているものです。

そして、休日や休み時間はいつも寝ているという人は、心身に疲れが溜まっている可能性が高いです。

出来る事ならば疲れを翌日に引きずらないで、その日のうちに気分をリセットする生活を送りたいですよね。

では、毎日の生活を活き活きと過ごしている人と、疲れを感じて過ごしている人との違いはどのような点にあるのでしょうか。

ここでは、仕事が原因で心が苦しくなった時の対処法を3つ紹介しますので、あなたに合った効果的なリフレッシュ方法を取り入れてみてください。

①ストレスの原因を探る

仕事をしている上で心が苦しくてなかなか治らない場合、その原因を探ってみましょう。職場での人間関係なのか、仕事に対する興味が持てないのか、ストレスの原因を把握する事は、心を苦しみから解き放つ大切な要素です。

趣味に没頭したり、カラオケに行ったりする事で一時的に気持ちをリラックスさせる事は出来ますが、ストレスの原因を取り除かない事には、また心が苦しくなってしまうだけです。

仕事をする上で、ストレスに感じている事をノートに書いてみて、それを解消する方法を模索しましょう。

客観的にストレスの原因を把握するだけでも得られるものはあるはずです。

②身体を整え心の充実を図る

仕事のストレスで気持ちが優れないときは、ランニングなどの運動をすると良い気分転換になります。健康な精神は健全な肉体に宿ると言われているように、身体を整えると、自然と心もリラックスする事ができます。

また、運動にあまり時間を取れないような時はストレッチをする事で、簡単な気分転換を行う事ができます。

人によって身体の中で疲労の溜まる場所は異なりますが、ストレッチの効果的な場所としては、背中、腰、脇の下、肩が挙げられます。

ストレッチをしたら最後に深呼吸をすると気分がリフレッシュします。

職場でできる簡単なストレッチの例を挙げると、片方の手を膝に置き、上半身をその膝の方向にひねりましょう。息を吐きながら、下半身を上半身と反対方向にねじると効果的です。

実際にやってみると分かりますが、これによって腰付近の背骨や骨盤を整える事ができます。長時間のデスクワークでは、主に腰付近に疲労が溜まりやすいですから、このストレッチを行う事で、身体を整え、苦しい気持ちをリラックスさせる事ができます。

もうひとつ効果的なストレッチとして例を挙げると、両足をそろえて息を吐きながら伸ばす方法があります。

おへそと太ももがくっつくようにイメージしながら足を伸ばし、上半身を前へと倒していきます。脚の後ろ側が気持ちよく伸びているところで、しばらく静止します。

実際にやってみると分かりますが、このときは自然に腹式呼吸ができていて、身体がリラックスした状態になります。

また、頭の天辺を指の腹で軽く押すと簡単にマッサージ効果が期待できますので、ちょっとした隙間時間にストレッチを試してみましょう。

③自分の考え方を変えてストレスを軽減する

自分より英語を話す事が上手い人がいて、自分はその人のように話せない、といった悩みを抱えている場合、なにもその人のようにうまく話せなくてもいいのです。

もちろん、英語をうまく話せるようになるための努力を行う事は大切です。

最近では、オンラインの英会話や英語の教材が豊富にそろっているので、それを勉強する事はとても大切であり良い事です。

しかし、努力する事が苦痛でしかない場合、身体に変調が表れてきた場合などは、ひとます英語の勉強をやめて、リラックスする時間を設けましょう。

身体を壊しては元も子もありません。そういった時は考え方を変えて、あの人は英会話が上手いけれど、自分はパソコンのスキルではだれにも負けない、といった具合に、考え方を変えてみると楽になる事があります。

はたしてあなたは、なんでもオールラウンドにできる完璧な人間になりたいのでしょうか。そして、あなたの周りには全ての分野に秀でた完璧な人間はいるでしょうか。

そのように考えたとき、不思議と肩の荷が下りてくると思います。

あなたがある分野で他人に劣る部分があっても、この分野なら誰にも負けないという風に考えを改めて、精神的な苦しさを和らげるようにしてみましょう。

仕事に失敗したり、人間関係にトラブルがあり会いたくない人と職場で会わなくてはいけなかったり、社会で生活していると、様々なストレスを経験すると思います。

そして、そのような思いが重くのしかかっている時は、思い切って過去の問題を忘れてしまいましょう。

あなたがひとりで色々な事を気にかけて悩んでいるといっても、世界には73億人に及ぶ人がいて、それぞれが悩みを持っているのです。

そして、あなたが悩みを抱え苦しんでいても、それとは関係なく、夜は朝になり、電車は動き、世界は同じように回っていくのです。

あなたがどのような考えを持っていても、その事で世界がそれほど変わらないのなら、失敗談や人間関係の悩みを忘れて気軽に構えてみましょう。喧嘩した人とも軽く挨拶を交わすだけで、ピリピリとした空気も少しは和らぐはずです。

気の持ちようや物事の捉え方を変えてみると、なんだ、こんな事で悩んでいたのか、と思えるようになるかもしれません。

④仕事を楽しく行う

仕事を楽しく行う事も大切な要素です。

例えば、データ入力などの単純作業をしなければならない時でも、それを単純でつまらないな、と思わずに、どうすればより効率的にデータの入力をする事ができるだろうか、と考えたり、ミスを減らすために気をつける点はなんだろう、と考えてみたり、単純な作業の中に、興味の持てる部分を見つけるように心がけてみましょう。

また、作業の中に自分なりの遊びをつくってみる事も良いかもしれません。

例えば、データ入力の場合、どこまでタイプミスをしないで文字入力する事ができるか、自分で計りながらデータ入力するなど、仕事の内容に支障がでない範囲で遊べる部分をつくってみましょう。

すると、単純作業だったデータ入力が、あなたなりの楽しい遊びに変わるかもしれません。何事も捉えようによって、楽しくもなればつまらなくもなります。

ストレスを感じ易い仕事の中に、楽しめる要素を探してみる事も、大切な事なのではないでしょうか。

まとめ

継続的なストレスに悩み、心が苦しい時は、ストレスを分析して対処法を探りましょう。身体を整え、物事の捉え方を変え、余暇を十分に楽しむ事で、気分も楽になると思います。

上記のような対処法を試みて、あなたなりのアレンジを加え、苦しみを乗り越えていきましょう。