※以下は飲食(スナック)35歳 バイト経験:12年 女性の体験談です
最悪な店を選んでしまった私
バイト先の店長が結婚後暫くして、店に来なくなり、最初は生活費の為にバイトしていましたが店長の人柄に惹かれてバイトしていたので辞めようと思ったのが最初のきっかけでした。
辞めようとしたけれど、オーナーから店長が次の店長は私に任せたいと言っていたと聞き、元々オーナーと店長は親子の為、娘さんから、そこまで信頼してもらえるなんて私は幸せだと思い、本当は接客自体好きではなかったのに、31歳まで勤めてしまいました。
店長になったとは言っても、店を任せれる訳ではなく扱いは他のスタッフと同じなのに、何かトラブルが私が責任を押しつけられ、給料もまともに払われる事もありませんでした。最悪な職場環境でした。
毎日、オーナーから人格否定から始まり、頭が悪いだの最悪だのと言われ続ける日々でした。
こんな最悪な職場環境にいたのに、何故辞めなかったのか、田舎だった為私の年齢で仕事を探そうにも中々無く、又、お店にも毎日出勤しなければいけなかったので、掛け持ちでバイトしたくても体力的にも精神的にもギリギリいっぱいで無理でした。
また、毎日罵詈雑言を浴びせられると自分は無能なんだ。ここしか私の居場所はないんだと他の事を考える余裕すら無くなっていました。
そんな環境ですから、お客さんも増える訳もなく減る一方で他の店からもボッタクリの店だと変な噂をたてられ、ますます客足はとうのいていきました。
そうなれば、また罵詈雑言を浴びせられ、毎日が地獄でした。早く死にたい楽になりたいと自殺未遂をおこしたり、精神科に通ったりしました。
その時もオーナーが自分が追い込んだとは一切思う訳もなく、お前が頭おかしくなる訳がない。病人のフリするな!や本当に自殺する人間は他人分からないように自殺するだのっとますます追い込まれる結果になってしまいました。
私の他にもスタッフがいましたが、オーナーと一度は寝た女性達だったので、寮と称してオーナーと一緒に暮らしていたり、一緒に暮らさなくてもアパート代や生活費を出して貰ったりと、自分を大事にしてくれて、自分の都合の良いように動く人間には、アメとムチを使い分け、自分の言いなりにならない人間には、トコトンまで追い込むような最低な人間でした。
あの頃の事を思い出すと本当に辛い日々で忘れたくても忘れられない最悪な職場で、もし私があの頃な戻ったら店長が辞めた時点で即辞めて、別の仕事についたらまた違った人生だったかもと思います。
バイトを辞める決定的な出来事は、私が31歳になる1ヶ月前にオーナーから、突然300万貸せと言われた事でした。いきなり何を言ってるんだろうと最初意味が分かりませんでした。
オーナーが言うには、お前この前こう言ったよな。と金さえ払えば良いんでしょう?っと金融機関からどうにかしてお金借りてくる。と言ってたから、サラ金でも何でも良いから借りてきて、俺に貸してくれと3日後までに用意しろと無理難題をふっかけられました。
私も素直と言うか、消費者金融に電話して50万借りようにもバイトな上に、今まで借りた事が無い人間に50万を貸してくれる会社なんてなく、オーナーに話すと、そうだろね。けどお前金作るって言うたやないか、何が何でも持ってこいと何度も言われました。
給料もまともに払ってもらえず、毎日罵詈雑言を浴びせられる毎日で私の人生は何だろうとその時初めて、今まで自分でさえ私は最低な人間だと思っていた自分が、このまま一生この店にいたら私の人生は最悪になってしまう。
こんな最悪な人生を望んでるの?一生に一度しかない自分の人生なのに、何で好きに生きれないの?どうせ生きるなら自分の思うように好きに生きたいという感情が出てきました。
飛びました
自分の人生を初めて真剣に考えた日の次の日に、私は地元を飛び出し別の県へ。バイトはもちろん連絡もせず飛びました。
家族にも相談せず、誰にも何も言わずに二度と地元には戻らないと覚悟を決めて何もかも捨てた時、私の人生は大きく変わりました。
縛る者もいないし、いちいち自分がする事に文句や批判する人間もいない。プライベートの事を詮索されない。
田舎特有の仲間意識との違い、全てが自由の変わりに全ての責任は自分一人、しかし選択肢は田舎よりも沢山ある。
私は、自分の人生を諦めずに自分で物事を考え、選び選択した事で3年で中古だけれどマンションを購入し、自分が心から信用出来る男性と出会い子供を授かり、楽しみながら育児をしている新米ママになりました。
あの時、あの店に残っていたら、当たり前ですがこんな人生は歩めなかったでしょう。この5年の間私は一般の人達以上に仕事をしました。
確かに大変な事もありましたが、あの頃に比べたら給料も当たり前ですが、ちゃんと支払われるし、頑張った分貰えたり、職場の人間に恵まれたり、それ以外でも周りの人達に助けられたりと今までの最悪だった6年分を取り戻していくかのように、過ごしていました。
結果的にはその頑張りはお金として残りましたが、トラウマになっているのでフラッシュバックの様にあの頃を思い出す時があります。
その時にいつも思うのは、あの頃に比べたら私は幸せじゃないの?あの飛び出した日お金は7万しかなくて、着の身着のまま飛び出して何処にも行くあてが無く、誰も家族も私を守ってくれず、むしろ私に頼ってばかりで、何処にも気が休まる場所が無かった私が今では、自分のそこまで広くないけれどマンションを買い、暫く遊んで暮らせる資産を持ち、ずっと望んでいた子供も授かり、幸せだと思える事を一つ一つ出していき、あの頃と比べ、自分の選択した事は間違ってはいない。と再確認する事でトラウマと向き合うようにしています。
これからどんなに辛い事が起ころうと、あの頃に比べたらマシだと思える自分がいます。あの頃には今でも二度と戻りたくもないし、本当に最悪な職場だったと思います。
こんな経験をしてる私だからなのか、こっちで出来た友達から、よく職場環境についてやオーナーに対して等で相談される事もあります。友達には一切自分がこんな経験をしてきたとは一言も言っていません。
何故なら、そんな事を知らなくても良いし、言った所であの頃が変えられる訳がないからです。
しかし、あの経験があるからこそ、他人を利用しようとする人間の心理もある程度分かるし、相談してきた事に、何故なのかを説明出来る自分がいる事は、これもまた財産と言えます。
バイトを辞めたいと悩むなら
バイトを辞めようか、どうしようか悩んでる人達に言いたい事は、まずは何故辞めたいと思うのか
メモに書き出してみる事です。
メモに書き出す事によって、自分が何に対しておかしいやどう考えても理不尽過ぎると思うのかを、自分自身で再確認出来るからです。
体力面か精神的な面なのか?職場の対人関係なのか、仕事内容でなのか?そして、辞めるにしても穏便にトラブルにならないように、本当の辞めたい理由を隠して、相手からしょうがないね。と思われように仕向ける、理由を考えられるからです。
バイトを辞めたくても中々辞めさせてもらえそうにない状況(人が足りない等)だから止め辛い。なんて思ってる人は、良いように利用されやすい人間です。
一見、人が良さそうで頼りがいがあると思いますが、私からしたら店側にとっては、褒めておけば勝手に調子にのって仕事して、困ったフリをしたら助けてくれる自分にとって都合の良い人間だと大半は思ってます。
良く考えて下さい。貴方はバイトですよ。一生そこで働き続けるんですか?何の保障もないんですよ。バイトから社員に採用するなりする会社ですか?そうじゃないなら止めた方がいいです。
社員なら社会保険や厚生年金や失業保険と言ったある程度の保障がありますが、バイトは無いに等しいんですよ。社員だったら会社や業界にもよりますがボーナスもあるんですよ。当たり前ですがバイトには無いですよ。
ハッキリ言えば、貴方の代わりはいます。貴方のように相手を思いやる優しい人間を見つければ良いだけの事、もしくはそう仕向けていけば良いだけの事です。
全部が全部そんな所ばかりとは言えませんが、貴方の将来、怪我して働けなくなったとして、面倒見てくれるかと言ったら見てくれる訳ないですよね。
働かなくなった間の生活費を援助してくれるか?してくれる訳ないですよね。当たり前ですがクビですよね。貴方が、いくら店に貢献した所で働けなくなったら、それでおしまいなんです。
残酷なようですが、それが現実です。もっと自分を大事にした方が良いです。貴方の人生は貴方の物で、誰かに利用される為に生きている訳じゃありません。
貴方がそれで良いと自分で納得して覚悟を決めてるなら何も言いませんが、少しでも辞めたいなと思えば辞めた方が良いです。
そして、私と似たよう状況に陥ってる人に言いたい事は、誰も助けてくれないなんて思わないで、労基や役所に行って相談する事です。
賃金未払いや言葉のDVを受けたりしてるなら法テラスと言う所に所属している弁護士に裁判をお願いするなり、方法はいくらでもあるんです。
私のように何もかも捨てて飛ぶのも良いと思います。しかし、これは全てが何もかもゼロからなので、お勧めはしません。
決して逃げてるとは思わないで下さい。逃げてるんじゃなくて自分で自分を守ってると思って下さい。貴方はそれだけ自分を犠牲にして頑張ったんです。
頑張ったけど正当に評価してくれる会社でも店でもなかっただけです。貴方が悪い訳ではないです。
貴方の優しさや責任感を利用出来ると考えたずる賢い人間に足を引っ張られただけ、そんな人達に貴方の貴重な時間や体力、精神を費やすのは無駄です。もっと貴方の事を正当に評価する所はあります。
自分で自分を縛らずに、もっと柔軟に物事を考えて見てください。きっと、様々な矛盾点が出てきます。貴方は貴方の人生を決める権利があるんです。
もっと自由に生きて良いんじゃないですか?と私は言いたいです。
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