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25歳ニートのあなたに伝えたい6つのこと
目次
中小企業の多くは、若手の人材不足に悩んでいます。景気の良し悪しにかかわらず、企業を存続させるためには次世代を任せる人材を育てる必要があるからです。
しかし、少子高齢化による人口の減少や、大手企業との採用力の差により、若手の採用が思うように進んでいない状況があります。その中で、働く意欲を持たないニートが増加しています。
このミスマッチは社会全体の問題でもあります。もしも、ニートのあなたが働く意欲を持ち始めたのなら、そこから少しずつ問題は解決に向かいます。
大切なのは、前向きな気持ちが湧き上がった時に、それを消さないことです。あなたの背中を押す一助になればと思い、25歳のあなたに伝えたい6つのことをまとめました。
①ニートとは何か
近年、ニートという言葉が一般化していますが、そもそも、ニートとは何でしょうか。
ニート「NEET」とは「Not in Employment, Education or Training」の頭文字を取った造語です。労働と教育と職業訓練を受けていない人を指します。
失業者やフリーターと混同されることもありますが、明確に違うところがあります。それは、ニートは就業の意思が無い人、働く気が無い人のことを指すところです。
働きたいけれど仕事がない、働いたけど定着しない、正社員になれない、このような失業者やフリーターの問題とは性質が異なります。そもそも、働く気があっても無くても、その人の人生です。
自由にすれば良いという考え方もあるでしょう。しかし、社会的に問題視されるのは、何故でしょう。それは、ニートが増加すると労働者の人口が減ってしまうからです。
それでなくても少子化により人口が減少傾向になっており、働く気が無いニートが増加する事により、国力が低下する危険が増します。
そのためニートの増加は、他人事ではなく国民一人一人の問題であり、国の将来を考える上でも重要な課題だと認識されているため、様々なところで取り上げられているのです。
②今の自分について考えてみる
いくらニートが社会問題化されていても、自分自身にはあまり関係ないと感じるのではないでしょうか。なぜなら、人それぞれニートになる理由があるからです。ただ単純に「働く気が起こらない」だけで特に理由はない。
そう考えるかもしれませんが、それでも、そこに至る理由があるのです。なぜ、働く気が起こらないのか。例えば、就活が上手くいかずに大きな挫折を味わった。
働きたい仕事、会社がない。働く意味を感じない。さまざまな理由があると思います。漠然と意欲が湧いてこないこともあるかもしれません。おなじように、漠然とこのままではダメだと考える事もあるでしょう。
今回のテーマである25歳ニートに関して言えば、まだまだ社会経験は少なく、社会に出て新しい世界を体験する事で、一気に気持ちの変化が起こる可能性は高いと言えます。
また、日々の生活を冷静に考えてみましょう。ニートの多くは親と同居し、生活を助けてもらっていますが、いつまでも親が元気だとは限りません。一時的にお世話になっているだけだ。そう考えている人もいるでしょう。
しかし、月日が経つのは早いものです。気づいたら30代、40代ということもあり得るのです。もしも、このままではダメだという思いがあるのなら、1日も早く行動を起こした方が良いでしょう。
いずれにしても、今の自分について、しっかりと向き合うことが大切です。例えすぐに答えが出なくても、逃げずにしっかりと向き合う事で、必ず光が見える時が訪れます。
③ニートから就職する事への不安
25歳でニートの場合、高卒であれば7年、大卒であれば3年の空白があります。途中でバイトをしているかもしれませんが、それでもブランクがあります。このブランクが就職への不安になります。
せっかく仕事をする気になっても、このブランクが不安で一歩が踏み出せない。履歴書になんて書けば良いのだろう。面接で聞かれたらなんて答えれば良いのだろう。そもそも、社会や職場に適応できるのだろうか。
そんな気持ちになるかもしれません。しかし、長い人生の中でこの数年のブランクは小さいものです。ニートにならなくても、様々な理由で就職しないで、ブランクがある人もいます。
そして、25歳という年齢は、社会ではまだまだ若手と見られます。
つまり、いろいろな事を吸収して化ける事ができる年代なのです。中にはニートの期間を敬遠する人もいるかもしれません。
しかし、それはある程度は仕方の無い事として受け止めましょう。それ以上に大切なのは、必要以上にブランクをコンプレックスに感じて自信をなくしてしまわないことです。
④働く感覚を取り戻す
ニートの期間は、どうしても生活がルーズになります。
例え25歳という若さであっても、全く自由な時間を数年過ごしてしまうと精神的にも体力的にも鈍化していきます。そこで、働く感覚を取り戻す必要があります。
つまり、体力と気力を蘇らせる必要があります。そのためには、まずは規則正しい生活を送りましょう。具体的には、毎日おなじ時間に起きる。そして朝食を食べる。1日を目的を持って過ごす。
就職活動であれば、ハローワークへ出かけたり、求人情報を集める。それ以外でも、ジムに行ったり、スポーツをしたり、図書館へ行ったり、何でも良いでしょう。大切なのは、目的を持って1日を過ごす事です。
より具体的に働く準備を行う方法としては、訓練学校や専門学校に通う方法もあります。また、短期間、短時間でもよいので、アルバイトをする事も良いでしょう。実際に働く感覚がつかめると思います。
その上で心がけたいのは、コミュニケーション力を高めることです。
ニートの期間は外部との接点が少なくなります。少しずつでも良いので、人との接点を増やしていく事が大切です。
そして、これらの事は突然できるわけであはありません。焦らずに、少しずつ実践していきましょう。大切なのは、心も体も外に向かって開放すること。社会に一歩踏み出す事です。
⑤就活
次に、具体的な就職活動ですが、これはニートでも通常の就職活動と同じです。
つまり、働きたい仕事、興味がある仕事や業界について調べる。求人情報を集める。応募する。という一般的な流れです。
ただし、25歳ニートの場合、新卒での就職活動以外の経験がない場合があります。ニートの就職活動と新卒の就職活動との違いは、学校の就職課や進路指導の教員、同級生などに相談できない事です。
要するに、自分で動かなければなりません。
そこが新卒の時との違いです。孤独を感じるかもしれませんが、そんな時は、家族や友人などに積極的に相談したり話を聞いてもらいましょう。
身近な人はあなたの前向きな行動に対して、必ず力になってくれます。そのような人がいない場合や、身近な人には相談しにくい場合は、就職コンサルタントに相談する方法もあります。
就職コンサルタントは各社ありますが、基本的には無料で相談に応じてくれます。また、地域の支援サービスも各種ありますので、調べてみましょう。
求人情報を集めるときには、ネットを活用する事が多いですが、できれば、求人の検索だけでなく、転職サイトに登録を行いましょう。あなたの希望やスキルと合致する企業があなたに興味を示すかもしれません。
いずれにしても、ニートからの就職も新卒も転職も、就活の流れは変わりません。少しでも可能性を感じたら、積極的に動く事が大切です。
⑥就活のポイント
ニートから就職活動をする上で、心配になるのは、やはりニートの期間が不利にならないかという事でしょう。特にその期間が長ければ長いほど不安になります。
そして実際に、ニートの期間が採用側の不安要素になり、不利になる場合もあります。ただ、これは仕方のない事です。当然ですが、ニートであった事実は消えません。
しかし、そのブランクを問題視しない企業も存在します。そして、若手の人材を求めている企業は多数あります。
業界にもよりますが、25歳という年齢は、採用側にとっては、まだまだ若手であり可能性を感じる年齢です。つまりここから化ける可能性がある事を理解した上で、採用側は検討します。
人事担当者や経営者は、採用のプロです。事実を隠そうとしたり、飾って見せようとしても、すぐに見抜かれます。それよりも、どれだけその仕事に就きたいのか、これからの人生をどれだけ真剣に考えているのか。
それをしっかりと伝える努力をしましょう。ニートが不利だというネガティブな気持ちを捨てて、前向きに取り組むことがニートの就活のポイントです。
まとめ
自分が考えるよりも世界は広いものです。知らない人、知らない仕事、知らない会社、知らない世界があります。わかっていたつもりでも、本当はわかっていなかった事と感じる事は多いものです。
世の中には必ず自分に合った仕事があります。そして、必ずあなたを求めている人がいます。勇気を持って一歩を踏み出しましょう。
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