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就職活動において必ずと言っていいほど聞かれるのが自己PRと強みです。あなたは両者の違いを区別できますか?
一見同じ意味じゃないの?そう思ってしまいますよね。実は、両者はそれぞれ意味が違うのです。
今回は、自己PRと強みの違いと、その両方書く場合の注意点をまとめてみました。
①自己PRと強みは違うもの
自己PRと強みには、それぞれ違う意味があります。まずは自己PRとは、どんな意味なのか見てみましょう。
自己PRとは自分を売り込むこと
「あなたがこの会社に入ったら、自分の強みや長所を活かしてどんな事ができるか?」
この質問に対しての答えが「自己PR」になります。学生生活で努力したことを書き連ねるのではなく、これまでの経験や努力をしてきたことが実際に会社に入った時にどう活かせるのかをアピールします。
要は、会社目線で伝えることが自己PRなのです。視点がずれてしまうとせっかくの自己PRが台無しになってしまうので気をつけましょう。
エントリーシートや面接において、必ず出てくる大事な第一関門といっても過言ではありません。
自分が仕事において会社にどんな貢献ができるか?を、応募する会社の事業内容なども確認した上で、念入りに仕上げておきましょう。
次に、強みとは一体どんな意味なのか見てみましょう。
強みとは仕事にダイレクトにつながる抜きん出た能力のこと
一方「強み」は他人と比べた時に、秀でている技術や能力のことをいいます。また、目的に至るまでどんな方法で達成できたのかというプロセスなども強みといえます。
複数ある場合は、自分が志望する職種がより活かせる事柄を選択するといいでしょう。
例えば、
- パソコンの勉強をして誰にも負けない知識がある
- アルバイトで正確に速くレジ業務を行える
- 4年間の山岳部の活動でどんな状況にも応じられる判断能力が身についた
もし、直接仕事につながるエピソードや資格がなくても、
- 「毎日休まず学校に行った」⇒忍耐力がある→営業職なら粘り強さを活かせる
- 「部活で部長を務めた」⇒リーダーシップがとれる→統率力を活かした仕事ができる
など、抜きん出たところがないなと思った時は経験したことを強みとしてもいいのです。
まずは、一度自分を振り返ってみて、書き出してみることをお勧めします。そして、その強みとは仕事に対して結びつくか?理由付けになっているか?がポイントです。
転職する場合は、前職での経験をいかんなく披露する良い機会になりますね。
②強みをベースに自己PRを書く
それでは、実際どのようにアピールしたらいいのか迷ってしまいますよね。自己PRは、会社で自分の強みをどのように活かせるか?を念頭に考えるのがコツです。
ですから、まずは自分の強みを基本に自己PRを書いてみましょう。具体例を挙げてみました。
③強みと弱みはセットで考える
また、自己PRと強み両方書かされる場合、よく一緒に聞かれるのが弱みです。
弱みは何ですか?という答えも合わせて考えておきましょう。弱みを伝えるのは、マイナスになるのではと考えがちですが、面接官はあなたの自己分析力を見ているのです。
この時、弱みはないと答えるのはタブーです。
弱みがない人なんていませんから、正直に自分を分析して伝えるようにしましょう。ただ、あまりにストレートすぎるのも好ましくありません。
「私の弱みは~です。ですが、こんな改善策で気をつけるようにしています。」というように、対処法も交えて締めくくるようにしましょう。
強みと長所も違うもの
また、強みとよく混同してしまうのが長所になります。強みと長所も似ているようで、実は異なりますからそれぞれ把握しておきましょう。
長所は、優れているところや良いところを表す性格などのことです。例えば、
- 好奇心旺盛なところ
- 明るい性格
- リーダーシップがある
- 真面目だ
- 協調性がある
などです。
強み=仕事で活かせる自分の能力や技術。長所=自分目線で考える優れているところや特徴。
これを踏まえて、自分の強みとは何かを的確に答えられるようにしておきましょう。
まとめ
以上のように自己PRと強みとは違うものということがお分かり頂けたでしょうか。
違いがわかると、両方尋ねられても慌てることはありません。面接官は、あなたがどこまで自分自身のことを突き詰めて考えられているか?
そこを重点的に見ています。
とにかく、時間をかけて念入りに準備することが成功への鍵です。あなたの就職活動が悔いのないよう上手くいくことを願っています。
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