商社海外駐在員妻が抱える悩みトップ3とは?

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商社海外駐在員妻と聞くと、何不自由ない生活を送る貴婦人を想像される方が多いですね。

確かに会社からの各種手当により夫の収入がUPする為、金銭的にはゆとりが出ます。また駐在地域によっては運転手やメイド、シッターを雇うことが出来る為、生活環境が向上するのも事実です。

しかしながら彼女たちは同時に深刻な悩みも抱えています。
何不自由ない生活とは決して断言できないのです。

今回はそんな商社海外駐在員妻が抱える悩みトップ3について、
お話していきたいと思います。

①言語や慣習の違いによる苦悩

言語や慣習の違い。

これは商社海外駐在員妻にとって最大の悩みであり、
そして赴任して一番初めに直面する大きな問題といえるでしょう。

私の場合は夫の赴任地が英語が殆ど通じない国であった為、
一からその国の言語を学ぶ必要がありました。

言葉や慣習の違いくらいどうにでもなるのでは?なんて思われるかもしれませんが、旅行ではなく、現地で生活をする身になって是非考えてみてください。

トイレに不具合が発生した時、修理会社を自身で呼べますか?日本とは異なるガス方式にすぐに順応できますか?そしてそのガスが切れた時、自身で交換要請できますか?

これらは赴任して二週間以内に実際に私が経験したことです。
言語や慣習の違いに困惑し、非常に苦労したのを今でも覚えています。

言葉や慣習の違いは、生活に最も密接に結びついてくる事柄であるがゆえ、一見セレブのように見える商社海外駐在員妻でも、非常に苦悩している部分なのです。

②常に日中の過ごし方を模索中

どうせ商社海外駐在員妻は日々優雅にランチを楽しんでいるのでしょう?

確かに嘘ではありません。

実際、私の赴任した国は発展途上国と言うこともあり、
日本に比べてリーズナブルにランチを楽しめる為、優雅なランチをされる方は多いです。

しかしさすがに毎日ではありません。

その為、友人とのランチ以外の日は自身で日中の過ごし方を懸命に模索する必要があります。

と言いますのも、赴任先によっては自由に歩き回ることができなかったり、
娯楽施設が整っていたりしないのです。

その為、あらゆる制約の中で如何に日中を有意義に過ごすかを考えなければ、
ずっと家にこもりっきりなんて事態になってしまうのです。

実際、私の友人は家から一歩も出ず、誰とも口を利かない日があったこともありました。

またある人は町の中心地に出るまでに車で二時間以上掛かる為、
週末以外はずっと家で一人DVDを見て過ごしています。

時間が無制限にあってのんびりセレブ生活を送れるのでは?と一見思われがちですが、制約の多い地域への赴任者の場合は、日々自身の日中の過ごし方に奮闘しているのです。

③日本人妻同士の人間関係が悩みの種

奥様会、ママ会というのは御存じですか?

ドラマ等で見られたこともあるかもしれませんが、
夫の会社の人たちや子供の親同士で集まるあの会合です。

このように聞くと怖いものと想像されるかもしれませんが、
多くの場合はそのようなことはありません。

実際、商社海外駐在員妻の中でも存在しますが、それがきっかけで友人を作ることができたなんて人も多く存在します。私もその恩恵にあやかった一人です。

しかしながら日本人妻同士でトラブルがゼロかと言えば、残念ながらそうではありません。

夫の職業、会社からの各種手当、住まい環境、子供の通う学校。
これらが引き金となって、思わぬトラブルを招くこともゼロでは無いのです。

先程も申し上げたように、妻たちは皆日中の過ごし方を模索しています。

悪く言えば、多くの人が非常に暇なのです。

その為、日本ではさほど気にならなかったことでも気になってしまい、
過剰反応を示す人が中にはいらっしゃるのです。

心強い支えとなるべき日本人仲間であっても、
時と場合によっては自分を孤独に追いやるもの。

それが日本人妻同士の人間関係なのです。

まとめ

このように商社海外駐在員妻が抱える悩みトップ3とは、“言語や慣習の違い”、“日中の過ごし方”、そして“日本人妻同士の人間関係”なのです。

金銭面や手当等、商社業界は企業が手厚いサポートをしてくれます。
傍から見れば“セレブ”のように映るのも事実です。

しかしそれでも生活しているのは海外。

日本で生活するのとはわけが違う為、商社海外駐在員妻は常に悩みを抱えているのです。

一見華やかに見える彼女たちも、実は心に常に悩みを抱え、
日々陰で努力・奮闘しているのですよ。

 

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