できる限りいい企業に就職したい、自分に合った職場で働きたいと思うことは当然のことです。
もちろん給与や福利厚生、休暇などもたくさんあった方がいいし、楽しくモチベーションが高く保てれば素晴らしい。職場の人間関係も重要ですよね。
この時世、ブラック企業などと揶揄される企業がニュースとして取り上げられていますので、いかに就職先の企業が健全で働きやすいかも注目すると思います。
しかし、学生は就職先の企業がどのような会社なのか、どんな仕事をしているのかはわかりにくいものです。
そして、そもそも良い企業とはどのようなものなのかわからないというのが現状でしょう。どうしても会社の大きさや将来性、給与などを優先に働きたいと思うところを選びがちです。
表面の情報だけではない、内部の様子が少しうかがえる就活は絶好の機会。良い企業を見定めるヒントが見えてきますので、そのポイントをご紹介します。
①電話や面談対応のレベルで会社の顔が見える
就活での初期コンタクトの際に、電話を掛けることがあります。緊張して失礼のないように丁寧な言葉遣いで話すと思いますが、企業側も同じです。
電話はお客様や外部の関係者とやり取りをする大切な役目です。よって、電話の対応は会社の顔として対応しなければなりません。
就職後の基礎研修でもよく電話の対応方法を学ぶ機会があります。
それは、音声だけで相手方に失礼のないようにしなければならず、ましてお客様に対しては、その結果や印象一つで利益に直結するのです。
就活生に対しても同様です。もし仮に上から目線での対応であったならば、職員の教育が徹底されていないのか、そういういい加減な職場風土なのかもしれません。
できるだけ優秀な人を雇用したい会社ならば、できるだけ多くの就活生に来てほしいはずです。それが会社の利益に直結するからです。
面談の際にも同様です。人事担当者や部署責任者が面談を担当することがほとんどだと思われます。
担当者の立ち振る舞いや姿勢、態度、言葉遣いなどは、そのままその人のレベルであると思ってよいです。重要なポストにいる担当者のレベルを垣間見れば、その企業のレベルがどの程度なのか推測できるでしょう。
電話や面談の時、自分が観察査定されているとの思いで心が一杯になる前に、自分も企業を見定めるのだと強く思いましょう。
この時に好印象で、自分に合っているな(相手方が合わせてくれた)と思えたならば、良い企業です。
②会社見学の時に職員の様子を見る
就活中の企業が会社見学会を実施しているならば、大きなチャンスです。良い企業かどうか見定める絶好の機会。ぜひ参加しましょう。
表面の情報、例えば会社の種別や何をしているのか、給与や福利厚生、会社の規模などは、職員を募集している時点で公開していますので、調べればすぐにわかります。
しかし、職場内の様子や、どのような実務を行っているのか、そしてどんな人間が働いているのかというような、内面的な情報は見てみないことにはわからないものです。
実際、新入社員は理想と現実のギャップに悩まされて、少なくない数が辞職しています。
自分にミスマッチなのかどうかも含めて、長年にわたり働けるのか、働きたいと思うのか重要なポイントです。
見学会の中では、まず実務を見てみましょう。モノ作りであれば工場などのラインや研究室、販売ならば販売店や接客サービスの実際を見るのです。
できれば表舞台の華やかな部分だけではなく、後方業務(裏方)の仕事も見せてもらったり、聞いたりしましょう。どんな仕事でも、必ず泥臭い部分があるのです。
その部分を教えてくれない、隠しているようならば、良い企業とは言えません。大変で辛いことも全て含めて仕事です。
それを一緒に頑張って欲しい人を募集しているはず。裏も表も見せてくれる体質が見れれば良い企業だと言えるでしょう。
そして重要なのが人間関係です。会社を辞めてしまう大きな要因は、実は人間関係の問題が多いのです。職場の人間関係がどうなのかを知る機会はそうそうありませんが、職場見学会ならば、少し見えてくるかもしれません。
現場の職員と話す機会を設けてくれる企業があれば、ぜひ聞いてみましょう。
会社は学生と違って、様々な年齢、価値観、レベルに違いがある複雑な環境です。人間同士が同じ職場で同じ仕事をするわけですから、トラブルが起きて当然です。
しかしそんな時に、職場の雰囲気や風土がしっかりしている企業は問題なく解決できるのです。
逆にしっかりしていないと、職員が次々に辞めてしまう結果となり、企業のレベルは低いままとなります。このことを重要視していない企業はダメな企業です。
③ストレートな質問をぶつける
ある程度、就活が進んでくると自分にも企業側にも壁が低くなってきます。その時を見計らって、素直な質問をストレートに伝えてみましょう。
例えば給与は実際手取りでいくらぐらいもらえるのか、残業時間や残業代はきちんとでるのか定期昇給はあるのかなど金銭的なこと。そして、最近辞めた職員の退職理由や、トラブルになった課題。企業の将来の展望など率直に質問してみましょう。
企業側がきちんと答えてくれるならば、それは素晴らしいことです。
答えるということは、企業をきちんと理解したうえで、課題や問題を把握しているということです。前に進もうとしている企業は、その能力に長けています。
話にくい話は少なく、悪いこともしっかりと受け止めている、そして改善していく姿勢が見えれば良い企業です。
ストレートすぎると人事担当者に嫌われるかもしれませんが、あなたが謙虚な姿勢を忘れなければ問題ありません。逆にわからないことをそのままにしておく職員を採用してもいつか不要になります。
そのことを人事担当者は知っているからです。
まとめ
一流の大企業ならば良い企業でしょう。それは大企業になった経緯があるからです。
しかし、中小企業だから良くないというわけではありません。あなたがいつしか一流の大企業に成長させるかもしれませんから。
一番大切なことは、就活の中で良い企業に就職することが第一目標になりがちですが、それは半分にしておきましょう。あなたと企業が手を取り合っていく作業が仕事です。自分がしたい事、望むことをしっかり考えて就活を行いましょう。
良い企業とは、あなたが素晴らしいと感動できる企業です。
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