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就活における面接。決して一回で終わるなんてことはありませんよね?
一次面接、二次面接、そして最終として三次面接で漸く終了となることもあれば、場合によっては四次面接まであるところも。
そのような中、最も重要な面接は一次面接と最終面接と思われがちで、二次面接では少々気を抜かしてしまう人もいるかもしれませんが、それは間違い。
二次面接は最終面接や最終面接に向かうまでの間に行われるリクルーター面談等々に繋がる大きなもの。
ゆえに、二次面接だからといって少々気を抜いてしまうなんていうのはNGなのです。
そこで今回は二次面接を控えている人必見。就活の二次面接対策として心掛けることについてお話します。
①個人面接であることを意識する
多くの場合、一次面接というのはだいたいグループ面接形式で行われるのが一般です。
したがい、2~3人で面接を受けることとなるため、一人当たりの持ち時間というのは10~15分程度と非常に短いです。場合によっては10分もない場合だってあります。
ゆえに、質疑応答の部分では細かく内容を深掘りされるようなことがほとんどないため、さらっと表面だけを回答する形が多いのです。
グループ面接では、時間の関係上、あくまで履歴書やエントリーシートに書かれた内容のみを聞かれるパターンが多いので突っ込んだ質問はされないのです。
しかし二次面接となると違います。多くの場合、二次面接以降は個人面接。持ち時間も当然増えます。経験上、二次面接の持ち時間は20分~40分。
そのため、グループ面接の時のようなさらっとした形での面接とは異なり、どんどんどんどん深いところまで話が及ぶようになるのです。
「個人面接であることを意識する」とはまさにそのこと。
これを二次面接対策として意識するかしないかで大きく結果が左右されます。
また持ち時間もそうですが、個人面接は対話の内容だけでなく態度や外見部分のチェック時間も多くなります。要は自分だけを見られている時間が多くなるのです。
身だしなみは勿論、話の仕方、所作等々は一次面接の時以上に注意が必要です。特に、話の仕方に特徴がある人は危険。ついつい、「えー、」のような言葉を言ってしまう人は注意しましょう。
人間、一度気になるとそれがずっと気になってしまい、会話の内容以上にそちらばかりに気が取られてしまいます。それは採用担当者も同じです。
またついつい話しながら身振り手振りが激しくなってしまう人もいますよね?それも注意が必要です。人によっては鬱陶しく感じてしまいますし、何より目立ちます。
多少の癖や身振り手振りは仕方ないですが、あまりにもひどい場合はマイナスポイントにもなりかねません。悲しいですよね?したがい、自分のあらゆる部分をくまなくチェックされているということをきちんと理解しておきましょう。
「一次面接ではうまく対応できたから大丈夫だろう。」なんて、一次面接と同じようなモチベーションで挑んでしまっては非常に危険。
一次面接、二次面接の違いをきちんと考え、なぜ二次面接があるのかを意識して臨まなければ二次面接を通過するのは不可能ですよ?
②一次面接でのやりとりを必ず整理しておく
先ほども申し上げたように、二次面接は一次面接とは違い、持ち時間がたっぷりあります。そのため、質問数も増えますし、どんどん深堀をされていくのが実態です。
そもそも二時面接があるのは、「もっとこの子の話を聞いてみたい。」と採用担当者が興味を持つため。
つまり二時面接に進むというのは、一次面接での回答内容に興味を持たれたためなのです。そうです、「一次面接でのやりとりを必ず整理しておく。」という対策が必要なのは、このためなのです。
では具体的にはどうすべきかですが、方法は簡単。
一次面接が終わったらすぐ、質問内容や回答、そして採用担当者の反応についてを必ず書き留め、それを二次面接前に見直せばよいのです。
二次面接は一次面接での回答内容に興味を持って貰えたから進めたわけですので、一次面接での内容について再度質問が及ぶのは当然。
再度同じ質問をされる可能性がある以上、自身がどのような回答をしたのかを確認し、二次面接でも同様の対応をするべく準備ことが大切なのです。
ゆえに一次面接で回答したときと内容を変えてしまったり、矛盾するようなことを言ってしまったりするのは絶対にNG。
「あれ?一次面接ではこのように言っていたと思うけど、違うのかな?」なんて、思わぬところで余計な説明時間を作られてしまいます。
うまく説明ができればよいですが、相手が納得いく形で話を持っていけなければその時点でマイナス評価。非常に勿体無いミスとなってしまうのです。
したがい、それを避けるためにも、必ず一次面接でのやりとりを整理しておくようにしましょう。
そして同時に、更に深い質問がなされることを想定して、回答を事前準備しておくことも大切です。繰り返しにはなりますが、一次面接での質問内容はあくまで表面上のもののみ、回答だってさわりくらいしかしていないはずです。
したがい、一次面接で聞かれた質問が更に細かくなされるということを意識しておくことが大切なのです。
例えば、一次面接と二次面接における自己PR。
一次面接では一方的に自己PRをして終了のパターンもありますが、二次面接では必ずそこでPRした内容に関して質問が及びます。また一次面接と二次面接における学生時代に取り組んだことに関する質問。
一次面接では、「どんなところが大変でしたか?」、「またそれを克服するためにどのようなことをしましたか?」と問題や問題解決の方法に関して質問が及んで終わりでしょう。
しかし二次面接ではそうはいきません。
一次面接での質問からさらに派生して、「ではもし状況が○○ではなく、△△であったらどのように対処しますか?」などというように、応用的な質問が飛んでくるのです。
実際、私は相当な数の質問を受けたと同時に、応用力も試されるような質問も多々受けました。二次面接のベースはあくまで一次面接での質問や回答内容。
事前のおさらいが非常に大切なのです。
③企業に対しての質問を幾つか考えておく
繰り返しにはなりますが、二次面接は持ち時間がたっぷりあり、個人面接なので採用担当者との対話時間が非常に多くなります。
そのため、一次面接は所謂、一問一答形式の「ザ・面接」の雰囲気ですが、二次面接の場合は「ザ・面接」の部分もあれば日常会話のような雰囲気にもなります。
要は、採用担当者が質問をしてきたことに対して回答するだけでなく、逆に自身が聞き返したり、質問をさせて貰ったりなんてことも多いのです。
「企業に対しての質問を幾つか考えておく」ことが二次面接対策として大切になってくるのは、このような背景があるからなのです。
ここで大切なのが、質問の質やその内容。間違っても、会社説明会で説明されたことを再度聞くことはやめてくださいね。
既に説明済みの内容を再度質問するということは、「人の話を聞いていなかった」ということを自ら証明するのと同じです。絶対に避けましょう。
経験上おすすめなのが、「採用担当者が作成・編集したと思われる」情報にまつわる質問です。
要は、企業のホームページ上にある採用情報の部分には、その会社で働く社員の姿を載せているページ等がありますよね?
それを読んで疑問に思ったこと等を質問すればよいのです。
それはなぜか?採用担当者に対して、「その企業に興味がある。」、「本気でその会社に入社したいと考えている。」とアピールできるからです。
会社説明会で配布された資料等に目を通すのはもはや当たり前。
それはあまり志望度が高くなかったとしても、面接前にはたいていの人が行う行為です。しかし企業のホームページ上にある採用情報の部分はどうでしょうか?
本当にその企業に興味がある人や志望度がある人しかわざわざ細かくチェックしませんよね?したがい、企業としてもあらゆる方法で企業研究を行っている学生は非常に好感が持てるのです。
また採用関連情報として社員の姿を掲載する作業というのは、企業としても時間も労力も掛かるもののはず。
一人ひとり社員をインタビューしたり、記事を作成したり、内容編集したりと相当な労力です。
したがい、かなりの労力を費やしたものを学生が真剣に読み、またそれに関して質問や感想を述べて貰うというのは、採用担当者としても非常に嬉しいはずです。
実際、私はそれらをコピーしたものを面接前にチェックしていたのですが、たまたま採用担当者のひとりが見つけ、感激されていました。
「コピーやラインマーカーでチェックまでして読んでくれていたんだね。」と言いながら、それらをまじまじと手にとられたのです。
これが決め手かどうかは分かりませんが、その日の二次面接は合格。最終面接も合格しました。
採用担当者だって一人の人間です。感情がある人たちです。
ゆえに、こちらが誠心誠意尽くせば、相手にも自身の熱意は伝わるのです。相手が何をされたら喜び、またどうすれば自身の気持ちが伝わるのか。
そのようなことを考えることが大切です。
二次面接は会話のような形式で展開される部分もありますので、自身が質問をさせて貰える機会があれば、重複するような質問や平凡な質問するのはやめましょう。
もっと用意すべき質問は沢山あるはずです。
④二次面接が実質的な最終面接と捉えておく
経験上、多くの場合、二次面接が行われた後は最終面接です。
途中、リクルーター面談が挟まれたりするようなこともありますが、多くの場合が二次面接のあとは最終面接へと直結していきます。
当然、最終面接も面接の一つなわけですから、合否に関わる重要な質問やチェックというのは実施されます。
一昔前までは、「最終面接は形だけであって、よほどのことが無い限りは最終面接で落ちることはない。」なんて言われていましたが、昨今ではそうでもなくなってきました。
最終面接でも落ちる人は落ちますので、形だけの面接なんてことでもなくなってきたのです。しかしながらそうは言っても、経験上、どちらがより重要な面接かと言えば私は声を大にして二次面接と言います。
冒頭少々触れましたが、二次面接で少々気を抜くというのは非常に危険な行為なのです。
冷静に考えてみてください。最終面接のメンバー。役員クラスの人が登場しますよね?採用担当者の人事件や評価にすら決定権を持っているような人たちなわけです。
では採用担当者の立場に立ってみましょう。
そんな自分たち自身の進退にも影響するような人たちの前に、おかしな学生を最終面接の場に呼ぶでしょうか?
絶対に呼びませんよね?
おかしな学生を最終面接の場に呼び、役員クラスの人たちに見せるなんて行為は、自ら自分たちの能力のなさをアピールするようなものです。
優秀な学生を見つけ、そしてそのような学生を役員クラスの前に連れてくることは、採用担当者個人の評価にも繋がります。したがい、採用担当者としても最終面接に進ませる学生には相当な期待を持った人しか存在しないのです。
採用担当者としても、最終面接に進んだ学生には、面接で最高のパフォーマンスをして欲しいと願っているようなものなのです。
寧ろ、最終面接で学生にずっこけられてしまったら、採用担当者自らのメンツも丸潰れなのです。
「二次面接が実質的な最終面接と捉えておく。」というのはまさにこのこと。
採用担当者としてもおかしな学生を役員クラスの前に差し出すことはできないため、相当厳しいチェックで二次面接の合否を下しています。
二次面接に通過したということは、実質的にはその企業から合格通知を貰っているようなものなのです。
これまで淡々と面接を受けていた人は、この機会に企業の立場に立って面接一つ一つの意味を考えて見ましょう。各面接での目的、採用担当者の狙い、そして採用担当者の立場。
少々いやらしい話で恐縮ですし、学生の立場でこのようなところまで考えるというのは難しいかもしれません。
しかし就活は戦略を立てて挑まなければスムーズにはいきません。
二次面接の意味や目的に関してはしっかり理解をし、そのうえで二次面接に挑むことが非常に大切なのです。
まとめ
冒頭申し上げたように、二次面接では気を抜いてしまう人もいるかもしれませんが、それは大きな間違い。
経験上、最も気合を入れるべきところと言っても過言ではないのが二次面接なのです。
したがい、二次面接が行われる背景や意図、そして他の面接との違い等々に注意を払って事前対策をすることが非常に大切です。
今回挙げた対策を参考に、是非二次面接を成功させてくださいね。
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