※以下はレコード会社、デザイン職、新卒3年目、男性の体験談です
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(診断時間は約5分です)
仕事への向上心が無くなり辞めたいと思うようになりました
就職をする前から憧れていた音楽業界に就職をしました。その音楽業界を辞めたいと思った理由は多々あります。結果、今現在携わっている仕事への向上心が減り、退職というのを考えるようになりました。
その多々ある理由ですが、まず業界全体が低迷してきたというのがあります。私が音楽業界に初めて就職したのは、今から約10年前(25歳:新卒入社3年目)になります。
当時、既に世間的にはCDが売れなくなってきている時代にありました。それでも10万枚以上売れるなど、まだ業界全体に活気はあったのですが、ここ10年で急速に売上枚数が減少しました。
結果として、レコードメーカーは売れる音楽を作るという傾向にシフトチェンジをし、よりアイドルなどが売れる時代になりました。
音楽が好きで良質なアーティストを世間の人々に提供したいという信念の元、この業界で働いておりましたが、良質なアーティストよりもアイドル等が売れるという時代の流れに、私自身付いていけなくなってきました。
そこに拍車をかけるように、業界全体の人員削減も顕著になりました。回りでもこの業界を離れていく人間が増えました。そして、逆にまだ音楽業界で働いている人々はなかなか給与が上がらなくなりました。
給与の上がりが少ないというのも退職を考えた一つのきっかけでもあります。
それでも希望を持って音楽業界で働いてきましたが、前述の通り、業界全体が縮小傾向になっている中、起こる事として日常の職務のマンネリ化というのもありました。
つまり、以前はCDも売れ、故に仕事で好きな事をやれる環境にありました。しかし、今はCDが売れないので、いかに確実性を持って音楽を作っていくかという動きになりました。
その為、日常の職務も冒険をしないというようなマンネリが生まれました。そうなると今後どうやって自分の仕事が発展していくか、そして会社がどうやって大きくなっていくかというのがなかなか想像できなくなりました。
業界的には明らかに変化を遂げている時代なので、場合によっては上手く売上を叩いて、今まで以上に利益を出す会社があるかもしれません。
しかし、冷静に分析すると、我々のようなレコードメーカーという存在は究極的には無くなっても人々に音楽は届けられます。その為、極端な話、レコードメーカーというものが無くなる時代が到来するかもしれません。
それを働きながら如実に感じるようになったのは、ここ数年になります。転職をして、音楽業界自体から離れ、別の業界・職種への転職を考えるようになりました。
そして、勿論、給与の面でもより景気の良い会社へ転職をしたいと思うようになりました。
会社の利益を叩き出す方法を違う視点で考察しました
会社の中でも、私の考え方と近いものを持っている人間が上司の中にいました。
音楽が売れない時代であっても、逆にその現実を受け止めて少しでも利益を叩き出す為に、社員一人一人が何をすれば良いかというのを話し合いました。
結果としては、音楽以外のものでも利益を生み出す仕組みを作る事が求められるという結論が出ました。つまり、今までの音楽だけを売っていく企業態勢ではなく、音楽製作、デザイン業務などで自社以外の企業からも仕事を引っ張ってくるという事です。
その答えが出た時に、転職というものを考え直すようになりました。
また、仕事をする上で様々な業者と付き合いがありますが、その営業担当の方などと話す機会があります。その中で数人の方に言われた事があります。
学生の時に音楽業界で働きたく目指していたが就職試験に落ち、それでも何らかの形で音楽に関わりたく、今の会社に居るという事です。
つまり、レコードメーカーに勤めたかったけど叶わなかったので、CDジャケット印刷を行っている印刷会社に入りましたといった方が多くいらっしゃいました。
そのような話を聞いた時に、例え業界的に縮小傾向にあるものの、音楽というものに仕事で関われて、更に私が就職した頃からいわゆる狭き門でもあったレコードメーカーに勤められているのは幸せな事なのだと思うようになりました。
些細な事ではありますが、このようなきっかけで転職の悩みを解決した事もありました。
また音楽業界で、営業、マーチャンダイジング、デザインと複数の部署を経験してきたので、その縁からか多方面の方とのコネクションもできました。
そういう異業種な方々と新たな仕事を個人的にしたいなと思うようになりました。
つまり、会社での仕事以外に様々な業種の方とチームを組んで、何か面白い仕事をしようという事です。こういう柔軟な動きができるものも音楽業界の良い所だと思います。
映像ディレクター、デザイナー、プロモーターといった若干特殊な職種が集まる業界という利点を活かせば、携われる仕事の幅も広がっていきます。
どの業界に言ってもできるかもしれませんが、やはり私の根本には大好きな音楽という素材を使って仕事をしたいというのがあります。どうせ仕事で冒険をするなら音楽でしたいという思いもあります。
なぜ、10数年前にこの業界を目指そうと思ったのか、それを考え直すようになりました。
私の場合、とにかく音楽に魅かれた理由は、終わりがなく無限の世界である、そして、人々に夢を与えられるからです。今一度、その気持ちに向き合う事で、徐々に転職への悩みに答えが出てくるようになりました。
なぜ、その業界で働いているのかを考え直してみて下さい
仕事を辞めるという事は、一大事な事でもあります。故に考える時は慎重に考えていただきたいです。その一つの指針として、仕事を辞めたいと思った時は、まず原点回帰を図ってみるのが良いと思います。
何故、私は今この業界、この会社で働いているのか。就職する時には、必ずその会社に決めた理由、そして、その会社でしたい事を思い描いて就職を決めているはずです。
日常生活でそれは忘れがちなので、今一度思い出してみて下さい。それでも転職への固い決意ができた場合は、仕事を辞めるのも一つの選択肢であると思います。
音楽業界に限って言えば、実際に仕事を辞めた人は、大半が私のような考えをするようになり辞めていきます。但し、辞めた後、スッパリと別業界へ行く人もいますが、多くは似たような業界に行きます。
勿論、似たような業界に行く方が、それまでのスキルが活かせるという利点もあります。しかし、私が感じるのは、皆どこかで音楽業界を諦めきれないという気持ちです。故に似たような業界に転職します。
そして、実際に元同僚から耳にした事があるのが、辞めなければ良かったという言葉です。実際にそう思う人間も少なくありません。その意味では転職は慎重に考えるべくだと思います。
また、もし辞めるなら、やはり今働いている会社で様々なコネクションを作った上で辞めた方が良いです。
コネクションも作れず、仕事の実績も作れず、安易な気持ちで転職活動に動くと場合によっては相当な苦労をする事もあります。
仕事を辞めるという事は、その会社が嫌になったという事です。嫌になったのですから、どうせならその会社を利用するぐらいの心持ちがあっても良いかもしれません。
つまり、嫌だったとしても、まずは我慢をして色々な人とコネクションを作ります。コネクションからの広がりというのは無限の可能性も秘めています。
実際に私の回りでは、30代半ばで転職をする人が多いですが、多くがそれまでのコネクションを活かして別の会社に移っています。
逆にそれを確立できないまま辞めた人間は、厳しい言葉にはなりますが、次の職場を探す時に路頭に迷っていたりします。
私なりの感覚ではありますが、転職に役立つような強固なコネクションを作るには、最低でも10年はかかると思います。
そして、一つの会社に10年程度在籍していれば、おのずとキャリアというのも身に付いてきます。その意味では、仕事を辞めるという迷いを本気でするとしたら、30代に入ってからするのが賢明だと感じます。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
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