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働く女性にとっての結婚。それはまさに公私問わず、人生の転機となるものですよね?
私自身、結婚をしたことで働き方だけでなく、生活の仕方についても大きく変化が訪れました。独身時代のような働き方を続けることが、結婚をしたことで、なかなか難しくなってくるからです。
そしてその結果、私は結婚をして落ち着いた頃に、以前の職場を退職することになりました。まさに、タイトルどおり、結婚=転職のタイミングとなったのです。しかしながら結婚を機に転職をする際には、当たり前ですが注意が必要です。
その場限りの安易な考えで転職を踏み切ることは非常に危険だからです。
そこで今回は、働く女性必見。結婚を機に転職する際の注意点についてお話します。
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①そもそもその転職は正しい選択かを考える
先ずはじめに申し上げたいこと。それは、結婚したからといって、「そもそもその転職は正しい選択なのか?」ということです。
結婚をすることで生活環境は変わります。特に結婚前は実家暮らしで、一人暮らしや同棲生活すらしたことのなかった人であれば、尚更。働きながら、家事を行っていく必要があるため、慣れない頃はかなりの負担になるでしょう。
また結婚をすることで夫の仕事内容、状況に関しても配慮をしていく必要があります。
その典型例としては転勤。転居を伴うような転勤があれば、女性側は現在の仕事を続けるか、辞めるかを選択しなければなりません。したがい、結婚を機に転職を検討することは誤りではありません。
しかしながら繰り返しにはなりますが、果たして全てにおいてその転職は正しい選択となるのでしょうか?残念ながらそのようなことはないのです。結婚したからこそ転職をすべきでないというパターンだって存在するのです。
例を挙げて説明しましょう。
前職時代、私の同期の女性社員で社内結婚をした女性がいました。彼女は結婚したものの、その後もその仕事を続けるという選択を取り、転職という選択をすることはありませんでした。それはなぜか?
彼女はその職場で働き続けた方が、快適に公私共に生活できるを考えたからです。理由は、長期に渡って安定的に仕事を続けていきたかったからです。要は、産休・育休をしっかり取得した後、職場復帰をしてそのまま働き続けたかったのです。
現在、産休・育休の申請や取得に関しては国を挙げて推進しているものであり、企業についても理解を示しているところは非常に多いです。しかしながら実態としてはなかなか難しいという側面もあります。
勤務実績がきちんとある、職場の人たちとの信頼関係もきちんとできているというような環境にいないと、なかなか思うように産休・育休を取得し、そしてその後職場復帰を果たすなんてことは難しいのです。
入社したばかりの人間が、いきなり産休・育休を申請したら、仮に取得ができたり職場復帰を果たしたりすることができたとしても、快適な環境で仕事ができるかと言えばそれはかなり疑問です。
企業や周囲の人たちの立場に立ってみましょう。勤務実績や信頼関係の面でまだ浅い女性が、権利とは言え、いきなりその権利を行使してきたらびっくりしてしまいますよね?図々しい人というようなマイナスイメージを抱かれえてもおかしくはありません。
冷たいようですが、まだまだ産休・育休の取得や職場復帰に関しては、全員が全員理解を示しているわけではありませんし、何よりもそれらを取得することで周囲に影響が出るということは否めません。
したがい、結婚を機に転職をし、新たな職場で妊娠・出産をすぐに経験となった際には、トラブルが発生しかねないのです。
産休・育休、産後の職場復帰、在宅勤務や短時間勤務といった様々な制度をスムーズに利用していきたいと考えているのであれば、結婚を機に転職に走る必要は必ずしもないのです。
子育て等々が少々落ち着いてからでも転職は遅くないでしょう。結婚をすることで自身の環境は変わります。しかしながら、だからと言ってすぐに転職に走ることは正しい選択とはいえません。
先ずは自身の結婚後の生活環境や働き方に対しての理想を見つめ、その上で転職を検討するようにしましょう。急いではNGなのです。
②転職先は、あくまで自身のライフスタイルを軸に考える
次に挙げるポイント。それは、「転職先は、あくまで自身のライフスタイルを軸に考える」というものです。
要は、「結婚したから、恐らく○○のような仕事に転職した方がいいだろう」というような、将来に対する曖昧な予想や勝手なイメージを基に転職先を決めないほうが良いということです。
転職したほうがよいという絶対的な要素がない限りは、先ずは結婚前から続けている仕事をそのまま続けたほうが安全なのです。先ほどの例をもう一度挙げますと、妊娠や出産というものは先ず一つ指標となりますね?
結婚後、「すぐに子供を授かりたい。そして落ち着いたらまた職版に復帰したい。」なんて希望があった場合は、現在の職場で仕事を続けたほうが何かと融通が利くのです。
勤務実績や気づき挙げてきた信頼関係があるため、自身の将来のライフスタイルに合わせた働き方を実現しやすい環境が既に整っているのです。
また一方、「結婚後は主人をフルサポートできるように、残業等はしたくない。」なんて希望を持っている人の場合。そのような場合は、残業可能性の少ない派遣社員や契約社員としての仕事に転職するというのは正しい選択でしょう。
特に、国内外問わず転勤可能性のある総合職として働いていた女性の場合、結婚後もそのような環境で働き続ければ、残業は日常茶飯事、御主人のフルサポートは相当難しいなんてことになりかねません。
自身の希望のライフスタイルを実現できるような仕事にシフトしなければ、相当なストレスになってしまうでしょう。したがい、そのような場合は、結婚を機に、自身の希望にのっとった形で転職先を選んだほうが良いのです。
あくまで自身の理想の生活があっての仕事。「結婚後はこのように生活をしたい。」そんな理想の生活を軸に仕事を選ばなければ、きちんと両立することはできません。仕事に自身のライフスタイルを無理矢理合わせようとすると、確実に失敗します。
一時は続けることができても、長期に渡っては続けることはできません。転職先を決定する際には、先ずは自身の生活がどのようなものになるのかを具体的に考察してから決定するようにしましょう。
「18時以降は必ず家にいたい。」「夫のシフトに合わせる形で働きたい。」等々。希望のライフスタイルは人それぞれ。転職先を決定する際には、仕事内容から探すのではなく、自身のライフスタイルを軸にして選ぶようにしましょう。
③職場恋愛なら特に、退職のタイミングには注意する
三つ目は、「退職のタイミングには注意する」というものです。特に職場恋愛であれば尚更注意が必要になります。
結婚を機に、自身のライフスタイルに合わせて転職をするとなった際、どうしても現在の会社に対しては退職願を出す必要がありますよね?自身の結婚後のライフスタイルを考慮した結果、転職を選択した以上、退職するのは仕方のないことです。
ゆえに、退職すること事態は問題ないことです。しかしながら、問題はいかなる理由があっても退職のタイミングには注意をしなければならないということです。
自身で退職の選択をするということは、結局は自己都合。したがい、退職をすることで確実に周囲には影響が出るため、そのタイミングというものは非常に大切となってくるのです。
そして職場恋愛で、主人はそのまま会社に残るものの、妻だけが仕事を辞めるという場合には、退職時のアクションによってはその後の将来が大きく変わってくるのです。手前味噌ですが、私の例を挙げて説明しましょう。
私は職場恋愛のうえ現在の主人と結婚後、主人の転勤を機に退職をしました。転居を伴う転勤であった為、主人についていくことにしたのです。
当時、私は総合職として営業担当をしており、且つそのチーム内では最長在籍者。担当顧客も多く、また中途入社してきた社員への教育も任されていました。
したがい、私が退職することで周囲に影響が出るのは目に見えており、退職のタイミングは非常に難しいものでした。
ましてや夫は同じ職場の人間。私の退職時のアクションによっては、将来的に夫への評価にも繋がりかねなかったため、相当な注意が必要であったのです。
結果、私は退職する際、所謂有給消化をすることなく、きっちり最後の最後まで働き続けたのです。よく、退職をする際、多くの人は余っている分の有給休暇を全て消化する形で、ほぼ約1ヶ月は働かずに仕事を辞めますが、私はそれをしませんでした。
要は、「担当顧客も多く、社員教育も任されていた人間が、有給消化を優先して辞めていった。」なんて誤解を招かれたくなかったのです。
夫の転勤という理由はあったにせよ、自己都合ではあった為、誠意を見せるため、私は引継ぎも完了し、案件も綺麗に整理できたタイミングで有給消化はするころなく退職をしました。
結果、主人への影響は勿論ありませんし、有難いことに、仕事を辞めて3年経った今でも主人を通して全職場の人事や元上司から職場復帰を求められています。手前味噌で恐縮ですが、退職時のアクション一つでこうも変わってくるのです。
逆パターンもあります。私の同僚は、職場恋愛の後結婚し、その後かなり強引な形で妻が転職のために退職をしました。勿論、御主人はその職場に残ったまま。
元々あまり評判のよろしくなかった御主人であっただけに、更にマイナスイメージが加速し、現在は毎年のように職場異動をする周りからの評価も低い社員となってしまいました。
勿体無いですよね?妻である女性側の転職タイミング、退職タイミングが夫の今後を左右する全てとは言えませんが、それでも人事権のある人たちも感情のある人間です。どうしても左右されてしまうことは否めません。
また仮に夫が別会社に勤務をしている人であっても、転職や退職のタイミングを強引な形で決めるのは賢い方法ではありません。
職場を去った後でも、何かの機会で元職場に書類関係等々でお世話になることはありますし、同業界での転職であれば転職先にも噂として伝わる可能性は高いです。
自身のライフスタイルを軸にし、最優先することは大切ですが、それでも周りを無視した自分勝手な行動はNGなのです。
④転職面接時には、自身の希望を押し付けないようにする
四つ目の注意点、それは、「転職面接時には、自身の希望を押し付けないようにする」というものです。真面目な女性であればあるほど、採用面接時にきちんと自身の状況や希望に関しては詳細に伝えたがるもの。
しかし、それが行き過ぎて、時に相手に一方的に押し付けるような形になってしまうケースも少なくありません。例えば、妊娠・出産・育児に関しての希望。
「妊娠が分かったら短時間勤務をさせて欲しい。」「子供が生まれたら保育園の時間に合わせた形で働かせて欲しい。」「保育園から呼び出しが着たら途中で帰宅させて欲しい。」
将来子供を授かりたい、または現在行っている育児を一生懸命行いたいなんて強い気持ちの表れでありますが、あまりにもストレートに面接の場で伝えるのは失礼です。
あくまで採用面接を受けている立場。仕事をするための面接ですよね?にも関わらず、志望理由や自己PRと同じくらい、自身の家庭事情や希望を主張するのはナンセンスです。
仕事をするために採用面接を受けているわけですので、当たり前ですが、仕事を一生懸命頑張るという姿勢を示さなければ相手にも伝わりません。「入社前に伝えておかなければ。」という強い気持ち、不安はよく分かります。
しかしながらそんな時こそ、なぜ面接を受けているのか考えてみてください。そして同時に、自身が採用担当者であったら、そのような姿勢で臨む女性に対してどのように感じるのか考えてみてください。
妊娠したり、出産・育児が始まったりすれば、企業としてもサポートが必要になってくるというのは当然分かっています。
子供が熱を出してしまったり、保育園から急遽呼び出しが着てしまったりすれば、仕事を休まなければならなくなることだって分かっています。しかしそれでも、仕事は仕事という形で割り切った姿勢で臨んで欲しいのが企業の思いです。
仕事のときは仕事に集中し、きちんと結果を出すような女性であれば、企業もきちんと理解をしてくれます。転職面接の際は、多くの場合、面接担当者とは初対面ですよね?信頼関係もないはずです。
そのような中、仕事の熱意等ではなく、一方的に自己都合ばかり訴えられてしまったら、担当者もがっかりです。真面目な女性であればあるほど、やりがちなこの問題。
将来的に子供を授かることを希望していることや、出産後も育児と両立しながら仕事をしていきたいというような希望を伝えることは勿論大切です。しかし、伝え方には十分気をつけるようにしましょう。
まとめ
働く女性にとっての結婚とは、まさに人生の転機。結婚を機に働き方を考え直したり、転職をしたりするケースは非常に多いです。
しかし、「結婚=転職のタイミング?」と安易な考えで転職に踏み切ることは非常に危険。
全部が全部、転職が正解とは言えませんし、転職が正解であっても方法を間違えてしまえば失敗に繋がってしまいます。
今回挙げた注意点を是非参考に、結婚後の働き方や転職について考えてみてくださいね。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
もし、今の仕事が不満なら、ミイダスを使い転職した場合の想定年収を確かめてください。
診断後に無料登録すると、7万人の転職事例ビフォー・アフターが検索できるので、同職業の先輩の転職先も調べることができます。
辞めた後どうなる?を知ることで、今の現状を解決するヒントが掴めるはずですよ。
(診断時間は約5分です)
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