メーカーから転職しました

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※以下はメーカーから転職された女性(中途採用4年目)の体験談です

メーカーから広告代理店への転職したきっかけ

メーカーで通販販促部門の責任者をやっておりました。

業務内容は、他部門との折衝、通販お客様対応の責任者対応、販促企画、また通常業務とは別に、プロジェクトとして個人情報管理委員や、ISO取得に向けてのチームにも参加しておりました。

中間管理職として、よく働いていたなと我ながら思います。

年収もよかったのですが、最も嫌だったのは、メーカー(医療系)ならではの社内の仲の悪さが性に合わず、転職を考えるようになりました。

もともと私は広告代理店の営業、プランナーとしてメーカー入社まではおりましたので、その点で言うと、その業界の方が、視線が外をむいており、また社内はみな仲間だという意識で、仕事に取り組めたことがきっかけです。

メーカーとしては、もちろん利害が逆行する部署や立場などもあることは理解しているのですが、陰口の言い合いのような文化があり、馴染めませんでした。

またメーカーということで、視野が狭いというのも特徴としてありました。

医療系メーカーだったので、時節柄業績は好調で、待遇面では不満はありませんでしたが、逆にいうと、成長途上のメーカーだったため、古株がなかなか社内を変えようとしない雰囲気もありました。

どちらかというと会社の利益というよりは、自分たちがいかに楽して、報酬をキープするかというところにばかり細心しているような気がしたのです。

部長クラスが、自分の領域以外に、埃やチリを吐き出し、部署間の領域の境に埃やチリが積もっている状態をイメージしていただければそのイメージ通りです。

私が課長職だったため、部長クラスの仕事の無茶ぶりがあり、もう嫌になったというのが、本音です。半沢直樹のドラマにもありましたが、「部下の手柄は自分の手柄、部下のミスは部下のミス」という体質でした。

現時点では業績は良くても、5年、10年した後、この企業に未来はないなと思い、転職を決意し、活動をし始めたのがきっかけです。

広告会社は、現在景気があまりよくないので、転職するかどうかを考えたときに迷いも正直ありました。

しかし、最も大事なのは気持ちよく仕事をすることだと自分に言い聞かせたのをよく覚えています。

企業色は変えられないし、どんな業種のどんな会社であっても結局、先のことは分からないので、安泰なんていうことはあり得ないだろうという自分なりの結論です。

結果、よかったかどうかはまだわかりませんが、頑張るのみです。

メーカーから広告代理店への転職の際に悩んだこと

悩んだのは、年収の部分です。業績の良いメーカーでしたので、当時650万円程、年収をいただいておりました。

地方の独身女性としては、まあまあいい方なのではないでしょうか。

年収でまったくその状態を維持することは難しいだろうと予測はしておりましたが、予想以上に難しい状況でした。現状年収450万円強程度の職場に落ち着いています。

現状は、ろくでもない悪口に巻き込まれることなく、そういう点では快適に暮らしています。また最も違うのは、競合を押さえ、自社の利益・売上を確保するための社内の協力という点では、イメージ通り過ごしやすい日々を送っております。

しかし、年収ダウンはあることなので、これをいかにあげるかというところを現在必死に頑張っていますが、どうなることやら。

転職自体は、いくつか転職サイト等を使いました。どこもサービスは悪くはなかったのですが、結局オープン求人となってしまい、それらがあまり条件が良くなかった(私が年をとりすぎているということもありますが)ため、最終的には人脈のある広告会社に入社することにしました。

ある程度年をとってからの転職は、相手側がつかいにくいだろうということと、こちら側も無茶な気遣いをするのがしんどいなと思ったためです。

結局、いずれにしても人間関係を1から形成することには違いないのですが、しんどさがやはり違うように感じました。

人間関係は大切です。取引先、得意先関わらず、コミュニケーションを大切にしていれば、見てくれている人はいるのだなぁと実感しております。

私の転職は、これからその成果を出すときなのですが、どうなるかは私のこれからの活躍にかかっているといっても過言ではありません。

活躍できるステージはご用意いただいておりますので、あとは、そこにいかに結果を持ってくるかそれを求められています。プレッシャーを感じないかと問われれば、感じています。

感じていますが、たとえ独立するにしても、活躍できるステージや、費用などを持つことを考えると多少のプレッシャーで負けるわけにはいけないのです。

もし、次に転職をしようと思うときも、おそらく人脈によって決めるだろうなと思います。

転職サイトで良い条件のところがあれば、それはそれでよいと思うのですが、年齢やその人の個性ごとにより理解をしてくれる方(それが転職サービス会社でも良いと思います)がいてくれる方がやりやすい上、双方メリットがあるのではないかと考えます。

メーカーから他業界への転職を悩む方へアドバイス

私は36歳でメーカーから、広告会社へ転職しました。メーカーでは課長職、広告会社でも課長職です。メーカーは、医療系の食品メーカーでした。広告会社は、総合広告代理店です。

他業界へ転職するためのポイントとしては、

  • 柔軟な対応ができそうかどうか
  • 素直さがあるかどうか
  • 他業界への転職を志望した熱意があるかどうか
  • このあたりかと思います。部下の採用なども行っていた立場からすると、「他業界への転職を志望した熱意があるかどうか」が見られていると思います。

    なぜ?転職を考えたか、なぜ?他業界だったのか?このあたりをしっかり面接でアピールできると良いと思います。

    また、「柔軟な対応ができそうかどうか」「素直さがあるかどうか」。これらについては、実際そうであるかどうかは不要です。

    面接官から見て、できそうかどうか、あるかどうか、というところが〇という評価であればいいわけです。演出も大切な転職成功ポイントです。

    もし、他業界への転職が自分に可能かどうか?と聞かれれば私はこう答えます。

    他業界への転職は可能です。もし年齢が若い方でしたら、若いに越したことはありません。若い方ではないのであれば、年齢がいってからでも他業界は可能です。全く問題はありません。

    ただし、以下のことは念頭においてください。

  • 今までの自分の常識は通用しないこと
  • 過去の会社の実績は賞味期限は1年間
  • 考え方やイメージ、言葉の定義が業界ごとに違うこと
  • 発想のスタート地点が他業界の他部署などは違うことが多いこと
  • 人間関係をいちから形成するのは想像以上の体力と気力をつかうこと
  • これらが我慢できれば、問題はありません。もしくは、これらのことで思いとどまるようであれば元の業界にいた方がいいのかもしれません。

    悩んでいる原因はなんでしょうか。勇気がない・怖いという漠然としたものであれば、考えを分析してください。

    給与体系や条件面であれば、ある程度我慢するか交渉をすれば解決します。将来性が不安であれば、どの業界も一緒です。

    現在の職場の環境はいいからであれば、そのままでもいいのではないでしょうか。

    私は3社体験してきて、結論が出たことがあります。どこに入るかはこの際重要ではないということ。どこで、よりも、何をするかという方が自分の実力アップにもなりますし、万が一のときに食べていけるスキルになっていく気がします。

    最初の心細さはみな同じですので、そこまで心配する必要はないのではないかと思います。

    まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

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