ダメな上司の特徴9つ

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会社という組織に属していると、多くの場合は部下は上司を選ぶことができません。そして、自分の意志に関係なく上司は変わったり、増えたり、減ったりを繰り返すものです。

あなたも「もっと良い上司に恵まれていれば」とか「自分にもあんな上司がいたら」などと考えたことがありますよね。

私自身は何度も、というよりも大半はそんな感情を抱きながら仕事をしていたものです。

尊敬でき、自分を理解してくれ、頼りになるそんな上司に恵まれる時間というのは本当に僅かしかないのではと考えています。

特別な高望みをしているわけではないと考えている人も多いはずです。ただ、ダメな上司が社会には多すぎる、そう感じていませんか。

ダメな上司とはどのような人の事を指すのでしょうか。そこで、こんな上司はダメだと言える特徴をまとめてみました。

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①決断力がない

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①-1.質問の答えが曖昧

上司に質問をしたり、何かの確認をしたりすることが必要になるのは当然のとこですよね。

そんな時にどのような答えを返してくれて、どのように指示やアドバイスをしてくれるのかが部下の上司に対する印象を決めるのには重要な要素になります。

ダメな上司と言われる人は共通してハッキリとした答えやアドバイスを与えてはくれないものです。それどころか酷いケースになると、質問や相談に対してまともな反応すらしない上司もいます。

その原因の多くは上司である彼らが質問の意味を認識できていない事や、または、相談に答えるだけの知識の引き出しを持っていないという場合が多くあります。

何らかの理由があって今の地位にいるのが上司です。

ダメな上司と言われる人たちも過去には何らかの仕事で成果と功績を残している場合が多くあります。

それがダメな上司と言われるようになってしまうのは、現場を離れてからの時間の経過とともに感覚を失ってしまうことが大きな理由です。

現場や一般社員の感覚を失うと質問に対する答えを持てなくなり、相談に対する理解力が落ちます。そうなる事で曖昧な答えを繰り返すことになりダメな上司となってしまうのです。

①-2.指示は「考えておいてくれ」

どのように指示を受けると部下は動きやすのでしょうか。
それを考えて指示を出してくれると上司に対する印象は良いものになります。

指示は具体的であればある程、受ける側は動きやすくなるものです。

ダメな上司の典型的な指示としてあげられるのが、何かしなくてはならない事象がある時に「あの件について考えておいてくれ」と言うような表現です。

指示の具体性の特徴とも言える「何を」「いつまでに」「どのように」が、全く含まれない指示というのはダメな上司の特徴の代表的な例と言えます。

なぜダメな上司と言われる人の指示は具体性を失うのでしょうか。

これは上司である彼らの中に、具体的な考え方やこうしたいという希望や理想がなことが要因だと考えられます。

自分の中に何も案がないので他の人や部下に丸投げするような指示になってしまうのです。

これは、受ける側にとっては、何とも動きが取りにくく、予測で動くことによって的を外れてしまうと二度手間、三度手間となり、その組織や会社全体の効率にも影響を及ぼす場合があります。

この場合、その上司は部下にとってだけではなく、会社にとってもダメな上司となってしまうのです。

①-3.返事は「確認しとく」

あなたも経験がありますよね。上司に対して質問をした時、「わかった。確認しておく」という答えをもらった経験が。

その場合、確認した結果があなたに返って来たことがどのくらいありますか。

私は、その後に回答をもらった経験はほとんどありません。この「確認しておく」という回答はダメな上司の代表的な回答の1つと言えます。

これは、その場を凌ぐため、時間を先延ばしするための回答で、多くの場合はこの回答をする人は、その話題を苦手としていたり、関わりたくない場合に使用されるのです。

本来、仕事のできる上司や、部下のことを考えている上司であれば、分からないことであればその場で確認をしてくれるものです。

あなたも経験があるはずです。質問をした時に「ちょっと待っとけ」そう言って目の前で誰かに電話をして確認してくれる上司や先輩を目にしたことが。

上司と言われる立場にいる人たちは、それなりの人脈があり、
色んなことを聞いたり、確認したりできる相手がいるものです。

敢えて先に延ばす必要のあるケースは多くありません。

部下の質問や要求の答えを「確認しておく」と先延ばしにするのはダメな上司の特徴です。この答えをもらった時は回答は他に求める必要があるということを理解しておきましょう。

②処世術がない

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②-1.他部署に弱い

部下のあなたが上司に求める要素の1つに、自分ではあまり面識のない他の部署との窓口や折衝に強いという事があると思います。

この事は、上司の役割の1つであり、上司が自分自身の存在を示す1つの要素であるとも言えます。ところが、ダメな上司と言われる人の多くは、この他部署との折衝について非常に苦手としていることが多いのです。

苦手でも行ってくれるのであれば良いのですが、ひどい場合は、折衝する前に他部署の依頼や要求を全て受けて、自部署や部下の仕事が膨れ上がっていくという事もあります。

上司も人間なので得意とする人や部署、苦手とする人や部署があるのは仕方のないことです。

しかし、ダメな上司の特徴としては、どの部署に対しても折衝に劣り、相手を説得するどころか相手の要求ばかりを受ける形になってしまうのです。

そればかりか、このタイプの上司というのは、他部署との窓口となることを嫌い、折衝や交渉すらも部下に任せるようになる場合が少なくはありません。

ここだけはという時にお願いをしても、普段は出てくる事のない人が急に出てきても相手は受け入れないのが交渉事です。

こうなると上司としての存在価値や威厳といったものを維持することは難しくなってしまいます。

②-2.上司に弱い

あなたの同僚にもいませんか。相手が例え上司であったとしても間違いは間違いと、より良いと思えばより良い方を提言、進言する上司にも引かない性格を持った人が。

上司といえども、会社のトップでない限りは自分より上の上司がいるものです。

上司に最も求められる要素というのは頼りになるかどうか、いざという時に力になってくれるかどうかという点です。

その部分で考えると、部下に何かを求められた上司というものは、例え相手が自分より上の上司であっても部下の意見や部署の意見は必ず発言し、できる限りの努力でそれを認めさせなくてはならないという事になります。

これは非常に難しいことでどれだけ上の地位についても勇気のいる行動です。

部下である人は上司に対して全て上司と掛け合って成功して欲しいと望んでいるわけではありません。ただ、行動せずに諦めるような上司はダメな上司という印象を持つものです。

上司には意見を言えずに、上司の言うことには何の自分の意見もなく従うのみと言うような上司ではダメな上司と言われても仕方がないのです。

②-3.社内の味方が少ない

ダメな上司といっても、これだからダメという明確な何かというのはなかなか決めにくいという面もあります。

ただ、そうであったとしても確実に言えるのは人の上に立つ上司という立場にありながら、その人を慕っていたり、尊敬していたりする社内の人間が極端に少ない

人というのは上司としてはダメな上司と言われても仕方がありません。
会社の中には部下や同僚からの信頼の高い人というのが必ずいるものですよね。

そういう人たちに共通しているのは、彼らは自分の周りに人を集めようとはしないということです。自然と人が集まってその中心にはその人が居るという場合が多いはずです。

一方でダメな上司と言われる人達は自然と周りに人が集まるということはまずありません。それどころか、その上司が中心となって行う仕事には人が集まりにくいと言った現象まで起こることがあります。

③指示ばかりで指導はない

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③-1.自分の仕事を部下へ

普段から何をしているのか分からない上司というのがあなたの周りにもいませんか。

上司の仕事の中身というのは部下の立場からは全てを知るという事は出来ないのは当然です。

ただ、明らかに何をしているのか分からないとか、確実に上司本人が依頼されていた業務があなた自身や周りにいる部下たちに回っているような事を目にしたことはないでしょうか。

自分のすべき仕事をすら部下に振ってしまい、本人は何をしているのか分からないというのはダメな上司の典型と言えます。

このタイプの上司は部下に依頼した業務について、ダメ出しだけはしっかりとしてくる場合が多いのも特徴です。

本来は自分がすべき仕事を部下に丸投げしておいて部下がその業務を終え提出、報告するとダメ出しをするという理不尽な行動をとります。

当然、これだけでも上司としての質は疑われますが、更には部下に自分の仕事を振る理由を考えてみると更に事は重大な場合が多いのです。

「仕事を知らないから」「面倒だから」「自分には部下がいるのだから」どれも我が儘と言える理由ばかりです。

忙しくてどうしてもというのであれば部下も受ける甲斐があるのですが、このタイプの上司というのは人に振ることで仕事を持たないタイプなので、忙しくない場合が多いのも部下からの信頼が得られない理由と言えます。

③-2.部下の仕事にダメだし

仕事への理解や、現場の仕事の変化、変更という事を理解せず、考えずに自分の時代の物差しで物事を図りダメ出しをする上司がいます。

このようなタイプの上司は部下や新しい世代から見ると、
ダメな上司と言われるタイプとなります。

世の中の変化に伴い、会社の中のルールや業務のやり方というのは必ず変化をするものです。

その事についてこれていないというその事も問題ですが、そんな事をお構いなしに時代錯誤な考え方で部下の仕事にダメ出しをするというのは上司としてはあってはならない行動です。

あなたも耳にしたことはありませんか?「俺たちの時代は」とか「昔はこうやって」とか自分の過去の経験則で例え話やダメ出しをしている上司の発言を。

このような発言をしている上司というのは、変化に対して対応が遅れている場合が少なくありません。昔ながらの上司自身の感覚で物事を指示するばかりで、ダメ出しも昔感覚となってしまうと、時代遅れの指示や指導ということになってしまいます。

これでは受ける側にとっては指導を受けたことにはなりません。

この場合のもう1つの問題は、「今はこうなんです」とか「この間からこう変わりました」という部下の説明や提言に対して耳をかさず、自分の
尺度で押し通してしまうタイプが多いという点があげられます。

こうなってしまうと、過去にしがみついたダメな上司と言われてしまう典型的なタイプとして周りからは認識されてしまいます。

③-3.昔話が多い

新入社員や若手の社員がよく口にしているのを耳にすることがあります。

そして実際に私も実際に口にしていたことですが、「俺たちがお前らくらいの頃には」とか「俺たちが現場にいた頃は」等といった表現に対して「昔のことは今は関係ない」「そんな前のことを言われても」と言った不満です。

昔話というのは確かに事実としてあった事で、その時代があったからこそ今の社会や会社が成り立っているというのは誰でも理解することが出来ます。

ただ、その昔話に固執しすぎて口を開けば「昔は」「俺たちの若い頃は」などといった発言ばかりをされても、その当時を知らない若い世代や部下たちにはイメージも湧かないことも多く、しかも多くの場合はその事は今となっては通用しないような手法や考え方である場合が多いのです。

ダメな上司と言われる人達は、この昔話の頻度が多いというよりも、かなりの部分の出来事や発生する問題に対して昔話で例えて説明や解決をしようとします。

それは現代においてはなんの指導にもならない場合が大半で、解決策に繋がらない事がほとんどなのです。

今のやり方や考え方で指導やアドバイスを求める部下にとっては、こういった上司は自分にとってプラスになることが少ないと感じ、尊敬や信頼といった感情とはかけ離れてしまうことになるのです。

まとめ

どこの会社にも存在するダメな上司と言われる人たちには、
いくつかの共通した特徴や考え方があります。

それは多くの場合、時代の変化を受け入れきれていない事が理由になっています。

昔の自分の良かった時代にすがり過ぎてしまっている場合もあり、時代の変化を感じることを避けている場合もあります。

人の上に立つ上司という立場は、現場からは一定の距離を置いた難しい立ち位置になる場合が多いのは事実です。

そうであってもその地位を与えられる人というのは時代の変化を受け入れ、自分の周りの変化を理解して部下に接することが必要になります。

ダメな上司と言われない為にも、日頃から変化に対してのアンテナを張っておき、時代に取り残されないようにする必要があります。

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