ニートになりたい大学生に伝えたいアドバイス7つ 

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目次

大学を卒業したら、どこかの会社に勤めて生計を立てていかないといけない、と思っている人が大半でしょう。

そのために、在学中や卒業後に、必死に就職活動をして内定獲得を目指すわけです。

しかし、昨今問題になっているように、入った会社がいわゆるブラック企業で、使い捨てのようにされた挙句、過労死や過労自殺に追い込まれる恐れもあります。生きるために働くはずが、働いた結果死んでしまっては意味がありません。

そのため、出来れば労働環境の良い会社に勤務したいものです。それでも、そういう会社に必ず入れる保証などありません。

また、そもそも会社勤め自体に向いておらず、外に出て働くことをしたくない人もいるでしょう。

そうなると、いわゆるニートとして過ごしていくことになります。ただ、ニートになったとしても、何らかの形で食べていかなければなりません。

自分で何かをしたり、誰かに助けてもらったりして、生活費を確保する必要があります。

そこで今回は、ニートになりたい大学生に伝えたいアドバイス7つをご説明します。

そもそも持っておくべき心構えに加え、生計を立てていくための方法も合わせてご紹介しましょう。

①ニートに対する過剰な引け目を持たない

ニートと言われると、世間的にはよくない印象を持たれます。「働かざる者食うべからず」と言われるように、働きもしないで引きこもったりしていると、情けない、けしからんといって批判されがちです。

また、世間には「夢を持って努力することが大事だ」「社会に貢献して一人前だ」という価値観が根付いていると言えるでしょう。

その点、何の夢も持たず、社会の役にも立たず、毎日何となく生きている人間は、冷たい目で見られます。

このように、ニートに対しては厳しい目で見られがちです。その結果、ニートは悪いことなのだと、本人自身も罪悪感を覚え、引け目に感じてしまうのです。そのように自己否定することで自信も持てず、幸福を感じられなくなってしまいます。

しかし、ニートだからと言って、あまり自分を責めてはいけません。

会社勤めをしていても、入った企業がブラック企業で、ぼろ雑巾のように使い捨てられ、過労死や過労自殺に追い込まれるケースもあります。

そうなると、外に出て働いてはいても、夢も希望もなく、社会の役にも大して立てず、さらに自分の命まで落としてしまい、まったく意味がありません。

また、そもそもニートになったのには、様々な事情があるでしょう。

不当ないじめに遭った、病気で外に出られなくなった、家庭の経済的事情や社会の支援不足で学校に行けなくなったなど、自分のせいではない理由もあるでしょう。

そう考えると、ニートであることに対し、過剰に引け目を感じる必要はありません。

自分の命が大事だ、こうなったのは自分だけのせいではないなどと冷静に考えて、あまり深刻にならないことが大切です。

②自分の性格に合うか見極める

ニートに引け目を感じる必要はないといっても、そういう生活が自分に合うかどうかは、よく見極めないといけません。

自分に合わないことをしていると、ストレスが溜まって自分を苦しめてしまいます。

例えば、自分の性格として、本当は多くの人とコミュニケーションを取って、一緒に何かを作り上げていくのが好きだとします。その場合は、外に出て会社勤めをして、同僚や顧客と共に仕事をしていくべきです。

一方で、自分が内向的な性格で、人と関わるのが苦手であり、自分一人でコツコツと何かをしている方が性に合っているとします。その場合は、会社勤めをして多くの人と仕事をするのを強いられると、苦しくなってしまうでしょう。

そのような内向的なタイプであれば、ニートの生活の方が合うと言えます。

自分のペースで、様々な雑音に煩わされずに、何かをしながら生きていく方が、ストレスフリーな人生を送れるでしょう。

いずれにせよ、自分がどのようなタイプなのかを自己分析して、外で働くのとニートになるのと、どちらが本当に合っているのかを見極めることが大切です。

③自分の得意分野を生かしてネットで稼ぐ

以上の注意点をふまえたうえで、では、ニートになった場合どうやって生活していけばいいのでしょうか。

その一つの方法として、自分の得意なことや好きなことを生かす方法があります。

例えば、自分が映画が好きで、他の人より数多く見てきたとしましょう。そうなると、映画に関する知識が豊富になり、自分なりの視点で良し悪しを評価できるようになっているはずです。

そうした知識や見方をそのままにしておくのは、宝の持ち腐れです。それを知りたいと思って必要としている人が、世の中にはいるものです。

その人たちの役に立つようにして、ぜひ知識や見方をお金に変えていきましょう。

例えば、ネットを通じて、映画の批評や紹介の記事のライターを募集している場合があります。直接サイトで募集しているケースや、クラウドソーシングを通じて募集しているケースなど、多々あります。

それらに応募して記事を執筆し、原稿料を得ることで、お金を稼ぐことができます。そうした記事を複数の媒体で書くことで、また記事の評価が高まることで、収入も増えていくでしょう。

もちろん、ネットでなくて紙の媒体でも、募集があれば応募してみましょう。ネットが普及した現代でも、著名な雑誌などの媒体で名前入りで書ければ、信用力のアップにもつながります。

このように、自分の長所や好みを生かして生計を立てることが、ニートでも生きていけることにつながります。

④サイトを運営して広告収入などを得る

ネットを通じて収入を得る方法は他にもあります。

上記の場合は、どこかから依頼や発注を受けて、記事を書いて納品し、収入を得るという方法でした。しかし、もう少し自分から主体的に行っていく方法もあります。

例えば、自分でネット上でサイトを運営し、そこに有用な情報を掲載し、同時にアフィリエイトの仕組みを生かすなどして広告も掲載し、広告料収入を得るというやり方です。

これのポイントは、ターゲットを絞って、その人たちの役に立つ有意義な情報を掲載することです。

それにより、閲覧者数が増えていけば、広告から得られる収入も増えていきます。

このサイトも、出来れば自分の好きなことや得意なこと、興味や関心のある分野について作る方がよいでしょう。その方が長期間無理せず継続できる可能性が高くなります。

また、情報更新の際に、ツイッターやフェイスブックなどのSNSを利用し、情報を拡散していくことで、サイトの閲覧者数も増やせるでしょう。

前述のように記事を書くことに加え、このようにサイトも運営するなどして、ネットを上手く活用していけば、ニートの生活でも生活費を得ることにつながっていきます。

⑤不動産や株式の投資、FXなどをする

同じくネットを主に使うという点では同じですが、ライティングやサイト運営などではなく、資産の運用や取引という方法もあります。

少額でも元手があれば、それを生かして少しずつ資産を増やしていけるので、ニートでも出来るでしょう。

例えば、株式や投資信託を購入したり、外国為替証拠金取引(FX)を行ったりすることです。今は昔と違って、ネットでの取引システムが発達し、また少額でも始められるようになっています。

たしかに、預金と違って元本割れのリスクもあり、利益が大きい分損失も大きくなる可能性があります。また、景気動向や経済指標の動きなども勉強し把握しておかなければならないので、その点で大変ではあります。

それでも、ニートであれば時間的余裕はたっぷりあるはずなので、書籍やネットを通じて勉強を重ねましょう。

あまりハイリスクハイリターンを狙わずに、長い目で見て取り組んでいけば、資産を増やせる可能性が高まります。

そうやってかなり資産が増えてくれば、それを元手に不動産に投資することもできます。オーナーとなって家賃収入を得られれば、安定財源を確保できるでしょう。

このように、一定のリスクをとる覚悟と金銭的余裕があれば、こうした資産の運用や取引も検討してみるとよいでしょう。

⑥親の収入や資産を当てにする

自分が大学生であれば、両親はまだ40歳代から50歳代くらいで、現役でバリバリ働いている場合が多いでしょう。つまり、親に安定収入があって、それなりに資産も蓄えられているはずです。

そういう家庭なら、親の収入や資産を当てにして生活することも可能です。

たしかに、単に親のすねをかじるだけなら、家に居づらくなり、他の兄弟姉妹との関係でも申し訳なさを感じるかもしれません。

しかし、家の掃除や留守番、家族の送り迎えなど、何か自分で出来ることをしていれば、その対価としてお金をもらっているのだと解釈することもできます。

そうすれば、家での居心地も少しはよくなるでしょう。

また、家に高齢の祖父母がいて、足腰が弱まっていたり、認知症が始まったりしているケースもあります。その時、若い自分がその介護や世話を買って出れば、親は安心して働きに出られるでしょう。

さらに、親からもらったお金を無駄遣いせず、上記の方法に生かすこともできます。

例えば、ライティングやサイト運営に向けた情報収集のために書籍を購入する、株式投資などの元手に回す、などです。

このように、何らかの見返りを提供しながら、親の収入や資産を当てにすることで、ニートとしても生活していくことが可能になります。

⑦知人の世話になる

親や親戚ではなくても、頼れる人がいるかもしれません。例えば、大学生としてアルバイトをしていて、その知り合いの中に比較的裕福な人がいて、何か仕事をしていたとします。

その人が「人手が足りないから、暇なときでいいのでちょっと手伝ってくれないか」と言ってくれたら幸運です。言われた通りに手伝って、ある程度の収入を得られるでしょう。

あるいは、その人の家が広かったりしたら、居候をさせてもらって、部屋の片づけやゴミ出し、留守番などもすれば、感謝してもらえるでしょう。

実家で親や祖父母のためにやっていたことを、知人にするようなものです。

もちろん、親などと違って他人である以上、ある程度気を使う必要も出て来ます。また、自分に合わない人もいるかもしれません。

しかし裏を返せば、その点さえ注意すれば、ストレスはあまりないでしょう。

このように、知人の手伝いをしながらでも世話になれば、実質的にニートと同様の生活を送ることができます。

まとめ

外に出て働いても、ブラック企業に入って心身ともに疲弊し、過労死や過労自殺に追い込まれては意味がありません。

また、ニートになるには、いじめや病気など、自分だけのせいではない様々な事情があります。

よって、ニートであることに対し、必要以上に引け目に感じるべきではありません。ただ、基本的に家に引きこもって生活することが多くなるので、それが自分の性格に合うか、よく見極めることは大切です。

ただ、いくらニートとして生活していくにしても、人間は食べていかなければなりません。そのため、自分で何かしたり、誰かを頼ったりしながら、何とかして生計確保の手段を得ていく必要があります。

例えば、自分の得意分野や好きなことを生かして、ネットなどで記事を書いて原稿料を得る方法があります。

あるいは、有意義な情報を発信するサイトを運営して、広告料収入を得ることも可能です。

さらに、ある程度元手があるのなら、経済などの勉強をして、不動産や株式の投資、FXの取引を通じてお金を稼ぐことも考えてみましょう。

そうして得た資金を、上記のネットビジネスに回していくのも、ひとつの方法です。

ちなみに、誰かを頼って生活できるなら、それも検討しましょう。家の手伝いや祖父母の世話などをする代わりに、両親の収入や資産を当てにする方法もあります。または、何らかの形で知人の世話になることも考える余地があります。

これらは、一方的に相手のすねをかじるだけだと、申し訳ないと思っていづらくなるかもしれません。しかし、自分で出来る手伝いをすれば、感謝もされて、卑屈にならないで済みます。

このように、それなりの心構えを持ち、最低限の生計確保の方法さえ見つけられれば、ニートで生きていくことも可能です。

自分が外に出て会社勤めをすべきなのか、ニートになった方がよいのか、よく考えて決めましょう。

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