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デザイナーとは響きはかっこいいですが、職場によってはなかなか休みが取れない大変な仕事です。
私も、前職ではデザイナーをしていましたが、深夜や早朝も働かなければならない環境では長期的な就業は難しいと考え、最終的に他業種へ転職しました。
ですので、デザイナーの方がのお気持ちはよく分かります。
そこで、私が実際に就職活動で意識した点を踏まえて、デザイナーから他業種への転職を成功させるポイントについてご紹介したいと思います。
(診断時間は約5分です)
①自分が次の職業で何を重視したいか明確にする
私がデザイナーをやめたのは、拘束時間の長さが直接的な理由でした。仕事は楽しいこともありましたが、まとまった自分の時間を取れないのはなかなか大変ですからね。
しかし、求職者の理想通りの企業を見つけるのはなかなか難しいです。
誰だって楽でそこそこ給料がもらえて、自分の好きなことをして給料をもらえれば嬉しいもの。けど、そんな企業は簡単には見つかりません。
そこで私は、次の転職先では「しっかりと自分の時間を持てること」を第一優先としつつ、
- 第二希望「年収◯◯円以上」
- 第三希望「職種は◯◯」
など、自分が次の仕事を選ぶ際に優先する事項の順位を整理しました。
こうすることで、自分の職探しの妥協範囲はどこかをはっきりさせることができ、求人を探す際や転職エージェントに相談する時も、悩む手間を省くことができます。
②実際にデザイナーから他業種に転職した人に相談してみる
デザイナーの業務で培われる能力は特別なものですが、他業種にはあまり使えないことが多いです。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使用し、デザインの作成や編集といいた技術を重宝してくれる会社もありますが、その多くはデザイナー又は近しい業種のものであり、デザイナーから他業種に転職したい方にはあまり関係がない会社が多いです。
なら、どうすればいいのか?
そういった場合は似た経験を持つ方を参考にするというのが非常に手っ取り早いです。つまりは、先に転職した先輩や、同僚に話を聞いてみるのです。
経験上、デザイナーのようにクリエイティブな職種から他業種に転職する方はかなり多いので、実際に相談してみると、
- どういった職種に転職されている人が多いのか
- どういった能力が転職活動でアピールできるのか
など、傾向を知ることができます。
特に、もともと同じ会社にいて先に他業種に転職した先輩などがいれば、今の自社の立ち位置など、より細かい情報をヒアリングすることができ、間違いなく参考になるでしょう。
似通った経験を持つ方に相談すれば、転職活動で出てくる悩みの軽減にもつながるかと思います。
③転職サイトに登録する
転職活動に向けての下調べ、心構えができたら、まず転職サイトに登録してみましょう。実際に求人票を見てみると、未経験を歓迎する求人が思いのほか少ないことがわかります。
転職サイトを見て、自分が応募できる企業を知っていくことが第一歩なのです。
おすすめは、大手のリクルートのリクナビNEXTやマイナビのサービス。その他、転職市場では大手であるパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営するdodaのサービスも良いです。
必ずとは言いませんが、転職サイトは複数利用することをおすすめします。
限定的な求人も存在する上、各転職サイトで検索システムなども異なるので、幅広く業種を見て、視野を広げるには複数利用する方が良いのです。
複数利用することで受信するメールの数が増えてしまったり、スケジュールの調整がややこしくなってしまうこともありますが、それでも複数のサイトを利用するメリットに比べれば大したことありません。
④転職エージェントを利用する
転職サイトで実際の求人を見た後は、転職エージェントを利用してみましょう。
実際に転職エージェントの方は、プロの目線で仕事を紹介してくれます。第三者の目から「あなた」という人間を見て、合うと思った会社や仕事を紹介してくれるのです。
その他、
- 企業によっては書類選考を通りやすくなる
- 面接前にアドバイス、面接後にフィードバックのメールや電話をくれる
- 面談・模擬面接の実施
などのメリットがあります。
書類選考は、エージェントが履歴書と一緒に推薦書を企業に送ってくれるので、通常の応募をするより信用性が高く、通過率が高くなるのです。
元デザイナーであると未経験で選考を受けれない!と思っていた企業も、エージェントの推薦によって受けることができたりもします。
また、企業に即した面接アドバイスやフィードバックをしっかりくれるので、面接での失敗や成功を今後に活かしやすくなります。
新卒の頃の就職活動とは違い、場合によっては落ちた理由を聞けるのもありがたいですね。
登録はもちろん無料なので、かなりお得です。使わない手はないと思います。こちらも、複数のサイトを使用してみるのがオススメです。
就職エージェントの方も人間なので、もちろん合う合わないがあります。
何人かと面談してみて、頼りになりそうだったり、フィーリングが合いそうな人と一緒にやっていくのがいいでしょう。
⑤面接において大事となる、自分のスキルを把握する
②で、デザイナーで培ってきた能力は他業種では活かしづらいと書きましたが、全く能力が活かせないわけではありません。
例えば、これまで仕事で多数の案件を同時にこなしてらっしゃった方。これは、言い換えれば「複数のタスクを管理し、スケジュールを調整しながら業務をこなす」という能力があるということです。
また、社内で同僚とお互いの仕事について意見を交わし、互いを高めた経験がある方。これは、「客観的に自分や他者の仕事を見ることができ、コミュニケーションを取ることができる」と言い換えることができます。
デザイナーとして働いて培った経験や能力を、転職先の会社でも活かせるように言語化してみてください。
具体的なエピソードや実話を絡めて言葉を作り出せば面接に使うこともでき、実際に転職がうまくいった後も、自分の能力をどうやって新しい業務に活かしていくかを考えることができます。
やはり、転職活動における面接内容はほとんど前職のことを聞かれることが多いです。ここをしっかり固めておくことが、転職成功への一番の近道です。
機会があれば、先に転職した知り合いや転職エージェントにも相談してみてください。必ず、あなたの能力は別の職種でも活かせるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?デザイナーから他業種への転職は決して簡単ではありません。
中途採用は即戦力を求めている場合が多いため、未経験は応募をすることもできないことが多いです。特に、デザイナーで培われる能力は汎用性もあまりないため、最初は間口の狭さに戸惑うでしょう。
しかし、そこは戦い方次第。
転職エージェントに協力してもらうことで間口が開くことは往々にしてありますし、今までやってきたことを論理的に整理すれば、他の業種で使える能力が自分にあることもわかってくるでしょう。
デザイナーは見た目以上にハードで辛い仕事です。
それを乗り越えてきた人たちであれば、厳しい転職活動もクリアして、満足の出来る就労環境を手に入れることができると思います。
私が一番転職活動で大事だと思ったのは、最後まで諦めないこと。本当に諦めなければ道は開けます。
書類選考・面接選考に落ち続け落ち込んだりすることもあると思いますが、最後まで頑張りましょう!
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
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(診断時間は約5分です)
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