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就活の自己紹介では、何をどのように述べればいいのでしょうか。そもそも、自己紹介と自己PRの違いとはなんなのでしょうか。
そのような疑問は誰もが抱くものです。
そして、そのような疑問に明確な答えを与えるために、面接における自己紹介では何を求められており、どのような対策をすればいいのか、きちんと把握しておく事が大切です。
ここでは、自己紹介をする上で述べる事や、気をつけておいた方がいいポイントを5つ紹介します。
しかし、具体的に自己紹介と言われても、述べる事のできる内容は限られており、多くの人と差がつけられないと思ってしまいますよね。確かに自己PRと違って、自己紹介は自分の簡単な経歴を述べるだけですので、あまり考えないで面接にのぞんでしまうかもしれません。
しかし、その点を軽視せずに、どのように自己紹介を行うかきちんと考えておくと、本番もスムーズに自己紹介を行う事ができるはずです。
イメージトレーニングや練習は、どのような場合にも効果があります。面接ではだれもが緊張してしまうものです。しかし、あらかじめ備えをしておけば、上手く乗り切れるはずです。些細な点でもおろそかにせずに、きちんと対策を考えておきましょう。
①自己紹介を述べる上での心構え
自己紹介では、面接官に良い第一印象を持ってもらうために、大きな声でしっかりと、自分のプロフィールを述べましょう。
視線をそらさないように、背筋を伸ばし、きちんとした態度で話す事は出来ているでしょうか。そういった基本的なところを疎かにしていると、相手に与える印象も悪いものになってしまいます。
常日頃から身の回りをきちんとしていれば、それは態度に表れます。
自己紹介は、相手に自分を知ってもらう基本的な部分ですので、しっかりとした心構えを持って、自己紹介できるようにしておきましょう。自己紹介を述べたら、最後に一言、よろしくお願い致します、と付け加えるときれいにまとめる事ができます。
②自己紹介で述べる事
自己紹介で述べるのは、あなたの基礎的なプロフィールです。
60秒で250~300文字の文章を述べることが出来ますので、自己紹介で述べる内容は60秒前後になるようにあらかじめ考えておくと、要領のいい自己紹介をする事が出来ます。
長すぎる自己紹介や出身学校と名前だけの自己紹介は、あまり良い印象を与えませんので、自己紹介で述べることが決まったら一度時間を計ってみましょう。
理想は60秒から90秒ですが、あまりこだわる必要はありません。言いたい事を簡潔に説明するようにしましょう。出身校と名前、専門分野と趣味や特技を基本として、自己PRの元となる自分の活動経歴を述べましょう。
企業に対して魅力に感じている事、興味を持っている事を簡潔に述べても良いですね。ここで述べた事が、面接の際に聞かれるポイントとなる場合が多くあります。
逆に言えば、自分の述べた事から、ある程度相手の聞いてくる質問を想定する事が出来るという事です。どういった事を言えば、どういった質問が返ってくるか、あらかじめ考えて想定しておくと良いかもしれません。
ここでは、多くの経歴を述べる事も大切ですが、自己紹介では時間が限られていますので、経歴の他にも自分を特徴づけるエピソードを話す場合は、一つに絞ると良いでしょう。
③自己紹介の具体的な内容
自分を紹介するなかで、ポイントとなるのは「自分には、協調性があります」「私は社交的です」といったように、ストレートに自分の性格を述べるのではなく、相手に感じ取ってもらえるように話す事です。
例えば「飲み会に参加する事が息抜きです」といった紹介や「学内で海外からの留学生と友人になり、その学生としゃべる事が楽しみです」など、実体験を交えて、少しポイントを変えた言葉で自分を表現する事も良いのではないでしょうか。
このとき、自分の特徴についてあまり昔の事を言ってしまうと、最近の出来事で特徴的な事はないのだろうか、という風に思われてしまいます。最近、際立った成果がなかったとしても、思い返してみれば、頑張った事や、楽しかった事はあるはずです。
また、自己紹介で、自分の短所を述べなければならない場合、その時は「私は確かに、怠け癖がありますが、日々それを改善しようと努力しています」と言うように、ポジティブな捉え方に持っていくように心がけましょう。
自分の短所を進んで言う必要はありませんが、聞かれた場合には、その点を克服する努力を行っている事を述べましょう。
浪人、留年経験のある人も、その経験の中で得られたものを述べられると、短所をポジティブな方向に持っていく事が出来ます。
例えば、確かに浪人しましたが、浪人生活を通して、絶対に人に負けたくないという思いが強くなった、といった具合に、肯定的に捉えていく努力をすると効果的です。
自分を表すキャッチコピーを述べる事もひとつの方法です。
例えば「私は岩に生える苔のような人間です」といった紹介や「新たな分野を切り開いていくハサミのような人間です」といったように、自分オリジナルのキャッチコピーを考えて自分を売り込む方法を考えましょう。
あなたの特徴や強みをどのように企業に活かせるか、具体的に述べることが出来るキャッチコピーだと効果的です。
このような言葉は、あらかじめ考えておかないと思い浮かばないと思いますので、相手に印象的な自己紹介をしたい場合は、キャッチコピーを述べる事も効果的だと覚えておきましょう。
また自己紹介では、各企業の求める人物像を把握し、自分がそれにどれほど当てはまっているか考えましょう。
志望している企業の業種と、学生時代やりがいを感じて取り組んだ事の間にかい離がある場合、そのまま話すのではなく共通点を見つけ出して、その企業の仕事にどれほど活かせるかをアピールしましょう。
例えば、研究職の仕事に応募する場合に、学生時代に取り組んだ事が接客のアルバイトだった場合があります。
この場合、接客にやりがいを感じてファミリーレストランのアルバイトに取り組みました、というエピソードを述べても、興味の対象が研究職と一致せずに、この人は営業や他の分野に向いているな、と思われてしまうかもしれません。
そのような場合は、接客をする中で、自分なりに接客の方法を研究し、おしぼりを出す時はこのようにすればいい、といった事や、教えられたノウハウや一般的な接客の方法をインターネットや書籍で調べて、お客様に快適に過ごしてもらうにはどうすればいいか様々な要素を分析しました、という具合に述べると効果的です。
このように、自身の経験を研究職に必要である探究心に結び付けて述べることができると、相手に与える印象も変わったものになるはずです。
しかし、このような紹介も、あまり長々と述べる必要はありませんので、自己PRの足がかりとして述べる程度にしておきましょう。
④自己紹介と自己PRの違い
自己紹介では、自己PRのように、自分の持つ価値観を声高にアピールする必要はありません。しかし、自分の趣味や経歴を説明すれば、その中にある程度あなたの価値観が反映されると思いますので、自己紹介は、自己PRの入り口と把握しておくと良いでしょう。
自己PRにつながるきっかけになる話を手短に簡潔に述べることが大切です。
あまり自己紹介を長々と述べる事も逆効果ですので、自己紹介で述べた事を土台にして自己PRをするという具合に把握しておくと良いかもしれません。
自己紹介は人生の説明、自己PRは強みの説明という具合に分けて考えると、両者の違いを正確に捉える事ができるかもしれません。
自己紹介と自己PRの違いをもっとよく理解するためには、自己紹介は短い時間で、自己PRは長い時間で、とまとめると良いかもしれません。
説明する時間が短ければ、自分の人生をポイントだけ詳しくまとめた要約になるのに対し、時間が長ければ、そのポイントを深く解説し、自分を理解してもらうために、色々と詳しく話す事ができるようになります。
このようにとらえれば、自己紹介を自己PRの入り口とする考えや、自己紹介で人生を説明する事と、自己PRで自分の強みを説明する事の違いをわかりやすく捉える事ができると思います。
⑤自分の自己紹介を客観的にチェックしておく
自分の自己紹介を作成したら、それを声に出して読み上げてみましょう。そのとき、それを録音して、自分の声を客観的に聞いてみると、新たな発見があるかもしれません。
自分では大きな声でしゃべっているつもりでも、意外と小さく聞こえたり、聞き取りにくかったり、自分の声の事を意識する機会はなかなかないと思います。
録音する事で相手にどう聞こえているか客観的に捉える事が出来ますので、一度試してみるといいかもしれません。また、自分の自己紹介を他人に読んでもらったり、時間をおいてもう一度読み返してみると、客観的な意見や新たな視点を得ることができます。
まとめ
自己紹介で気をつけるべき事は色々あると思います。
説明が長くなり過ぎないようにする事、きちんと相手の目を見て話す事、要点を簡潔にまとめる事など注意する点は色々とありますが、一番大切な事は一生懸命に話す事です。
面接の準備をしっかりと行ったのなら大丈夫です。あとは自信を持って面接にのぞみましょう。
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