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今の時代、SEという職種で働いている人はたくさんいます。この情報化社会において非常に大切な役割を担っているのがSEです。
実際、IT業界は不況知らずといったような状態で毎年非常に求人活動も活発に行われています。しかし、これだけ求人活動が活発に行われているということはつまり退職する人の大変な人数に上っているということです。
特にSEの労働環境は非常に過酷で、新3K職場とも呼ばれる労働環境になっています。新3Kとは「きつい」「帰れない」「給料が安い」だそうです。
特に「帰れない」はSE誰しもが経験したシチュエーションなのではないでしょうか?
このような労働環境の中でSEとして働き続けているあなたは非常に立派だと思います。ただ、そのような労働環境で働くことが普通になっている中で人間的な生活は送れているでしょうか?
たまには休日を取ってリフレッシュしたい時もあるのではないでしょうか。そのような環境で働いているとい自然と転職のことが頭に思い浮かんでくることもありますよね。私もそうでした。
そして、実際に私はSEから転職しましたが、実際に転職した後には非常に人間的な環境で仕事が出来るようになったと感じています。仕事に燃えるのもいいでしょう。
しかし、忙しすぎて人間らしい生活を営む余裕がなくなっていませんか。いざ、40代、50代になって後ろを振り返った時にそのような生き方で満足した人生を送ったということはできるでしょうか?
満足したとは言いきれないのではないか、そう考えた人もいるでしょう。そのような人は転職という方法を考えてみるのも一つの手かもしれません。
そこで、SEから他業種への転職を成功させるためのポイントを5つ挙げたいと思います。
(診断時間は約5分です)
①自分が求めている条件を明確にする
まずは自分が求めている人生の将来像について明確に描いておく必要があるでしょう。
自分は忙しくてもいいからしっかりとお金を稼いで、老後に豊かな生活を送りたい。もしくはしっかりお金を稼いで早期リタイアしたい。または給料はそこそこでもいいので、しっかりとアフターファイブがあるような会社に就職したい。
そして、土日は自分の時間として使うことが出来て友達と遊びに行ったり、家族と過ごす時間をしっかりと持つことが出来るような人生を送りたい。
など自分がこれからどのようなライフプランを描きたいのかということを考えてから転職活動を始めるようにしましょう。
このようなライフブランがざっとでも描けているかどうかだけでもその後の転職活動に及ぼす影響は非常に変わってきます。
②変えたいのは会社か職種かを考える
どうしてもいやなことがある場合には転職することはおすすめしたいと思います。しかし、転職をする前に一つだけ考えてみましょう。
あなたがどうしてもいやなことは職種を変えれば変わることなのでしょうか?もしかしたら、そこまでしなくても会社を変えるだけで意外と解決する問題の場合もあります。
一つのSEという職種でキャリアを積んできたのであればそれを棒に振る事なく同じ業種に転職することでそれが避けられるのであればそのような方向性を考えておくことも一つの手です。
会社を変えるだけで変わる問題があなたを転職に突き動かしているのであれば、何も職種まで変更する必要が無いという場合もあります。
ただ、どうしてもSEという業種の性質上発生する問題、例えば過重労働などが嫌だという場合はどうにもならないケースも多いのでそのような時は転職も視野に入れて行動するようにしましょう。
③どうしても嫌なものをとらえておく
①では自分が求めているライフプランについて明確にしようということを述べてきました。今度は逆説的ですが、今の職場において絶対に自分が受け入れられないと考えている条件についても明確化してみましょう。
- 残業して仕事をするのは絶対に嫌だ
- 土日に出勤するなどという過重労働は絶対に嫌だという条件
- 人に指示をだして管理職のような仕事をすることは嫌だ
- 他の人とチームになって仕事をするのは嫌だ
- 同じ場所でずっと働くのは嫌だ、
- 決まった時間に働くのは嫌だ
上記のように、自分はこれは絶対に嫌だというものを明確化しましょう。
転職とは違う起業の話になりますが、起業の場合においてはこれをやりたいという希望に燃えてポジティブな感情で起業した場合よりも、これだけは絶対やりたくないので組織で働きたくないというネガティブな感情で起業した場合のほうがうまくいくというケースがあるようです。
転職にも同じことが言えます。
このような仕事をしたいとかあのような人に憧れるという理由より、今の職場でこれだけは我慢できないという条件をしっかりと見極めて、そのような条件には当てはまらない職場を転職先に描いた方が結果として満足のいく転職が出来る可能性が高くなります。
それだけ人間はネガティブな感情を抱く環境には耐えられないように出来ているということを認識しておきましょう。
④転職活動はしっかりと落ち着いた時間があるときに行う
SEが転職する場合には仕事の合間に平行して転職活動を行っていく形になると思います。しかし、自分はこの形はおすすめしません。
なぜなら落ち着いて転職活動に励むことが出来ないためです。とにかく、散々述べてきたようにSEという仕事は非常に労働量の多い仕事になります。
そのため、アフター5などという時間はほとんどなく、帰宅時間は大体22時を回るくらいになるというケース、最悪は徹夜になってしまうという場合も多いのではないでしょうか?
このような状況下においてはなかなか転職活動といっても思うように行かず、結局妥協してここでいいかという形で決めることになってしまう場合が多いと思います。
しかし、転職は人生の一大事です。しっかりと腰を据えて取り組んだ方が無難です。したがって、可能なのであれば退職して少し休んだ後に転職活動をスタートすることを自分はおすすめします。
⑤転職までの生活費はしっかりと蓄えているのか
もう一つは転職までの生活費をしっかりためておくという事です。上で述べたこととも関係するのですが、転職活動に自分が納得するまで取り組むためには十分なお金が必要になってきます。
十分な貯金をしていないと結局転職活動中にお金が苦しくなってしまい、これでいいかという形で転職することになってしまいます。
お金が無いことで妥協を生むことになってしまいます。
このようなお金がないために妥協して就職するという事態を避けるためにも転職活動に臨むにあたっては十分なお金を持った状態でスタートする事をお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。上記ではSEから他業種に転職する際に注意すべき点をまとめてきました。
SEは非常に激務の業界であり、心や体を壊して辞めていく人も多数存在する業界です。
このようなSEとして踏ん張り続けるのもいいですが、少し視野を広げてみると社会にはもっと人間的な生活を維持しながら働き続ける会社や業界も存在しているのだということを頭の片隅には入れておくようにしましょう。
そして、いざ転職することを決めた場合には上記に書いたアドバイスも参考にしてみてください。応援しています。頑張ってください。
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