あなたは派遣社員という立場で働き始めて、どのくらい時間がたっているのでしょうか。既に何度か契約更新をおこなったのでしょうか。
私も数年間、派遣社員で働いていたことがありました。その時期のことを思い出しながら、いくつかアドバイスできればと思います。
派遣という立場は、正社員と違ってそんなに責任も重くなく、時に楽に感じるときもありますが、自分に合わない仕事だったりするとなかなかやる気が起きなかったり辞めたくなるときがありますよね。
私が派遣社員として働いていたのは、数年ですがその間に何度か会社を変わりました。派遣というのは、正社員の就職面接と違って割と受かりやすいし、すぐ派遣先が見つかることが多いです。
それは、派遣担当者が私たちへインタビューを行い、マッチングさせ派遣先へアピールしてくれているので、相手にも話がすんなり通っていることが多く、条件さえ合致すれば即採用、仕事が始まります。
しかし、早く決まるということは良いことばかりではないですよね。細かい確認が抜けていたり、私たち自身もあまり事前に会社について調べていなかったりすることが多いので、イメージとは全く違った、なんてことも非常に多いです。
だから、もしあなたが今の派遣先が本当に合わないと感じるのであれば、なるべく早めに退職する方向へ準備を進めていった方がいいと思います。
しかし、辞めることを告げる前に必ず自分の中で、どうして辞めたいのか、何が自分にとって合わないのかしっかりと自己分析をしておきましょう。
でないと、次の派遣先でも同じことを繰り返しかねませんし、簡単に辞めれると思ってしまうと些細な問題にも対処できず、また辞めるという選択をしてしまうかもしれません。要するに自分に甘えるようになってしまうということです。
派遣社員は、正社員と違って契約期間が定められています(だいたい3ヶ月更新だと思いますが)。
派遣契約は契約ですから、もし辞めようと思うのであれば辞めるのは比較的簡単だと思います。派遣のメリットは、辞める辞めないと割と簡単に決めれることではないかな、と思います。
確かに会社を辞めることは、あまり良いことではないかもしれません。しかし、派遣社員の場合、派遣先の企業が雇用主ではなく、派遣元が雇用先になるのでたとえ今の会社の派遣契約を更新せず終了したとしても、退職扱いにはなりません。
そのまま次の派遣先へ行っても、雇用主は派遣元のままです。あなたのキャリアに傷はつかないので、あまり深く考えず辞めたいと感じるのであれば辞めるのも一つの選択肢です。
派遣というポストは、だいたい派遣先の会社が派遣社員に対してどのような仕事を任せるか、ある程度は決めています。
正社員の様に表立って働くというよりかは、正社員のアシスタントであったり、そういった立場も多いのではないかと思います。そのため、派遣社員から派遣社員への引き継ぎなどがある会社もあります。
働き手が変わるというのは、会社にとってもリスクのあることですので引き継ぎを行ったり、新しい派遣社員の手続きを行ったりするのに多少なりとも時間を要します。
なので、もしあなたが合わないと思うのであればなるべく早く辞めるようにして、派遣先にも迷惑がかからないようにすると良いと思います。
ある程度仕事を覚え、働き始めてしまうと、派遣元もあなたに大きな期待を寄せてきます。ありがたい事ではありますが、そんな中辞めるのもだんだん気まずい思いをするかもしれません。
派遣社員の良いところは、会社の人間関係や業務など、何か悩みがあった場合に派遣先ではなく派遣元の担当者に相談ができることです。
新しく入ったばかりの会社で、万が一なにか自分に合わないことがあっても、なかなか新入社員のため上司や先輩に相談しづらいところがあります。
それをぐっと飲み込んで我慢して続けられればいいのですが、やがてはストレスが溜まって、体調を崩したり精神的に参ってしまったりする人も非常に多いです。派遣の場合、相談相手が派遣先以外でいるということがものすごい支えになります。
どんなに些細な事でも構いません。あなたが今どうして辞めたいと思っているのか、何に不満、不安があるのかしっかりと派遣担当者に話すようにしましょう。もしかすると辞めなくても何か良い解決策が見つかるかもしれませんよ。
まとめ
あなたはなぜ派遣社員という立場をとったのでしょうか。もう一度考えてみませんか?
正社員の仕事に就くまでの間の派遣、本当にやりたいことがたまたま派遣契約だった、前職よりもう少し残業が少ない会社で働きたかった、など理由は様々かと思いますが、今一度あなたが派遣という立場でどのように今後働きたいのか再度考えてみましょう。
最後に、派遣社員というのは確かに正社員より立場は弱いかもしれません。しかし、あなたも会社を支えている、貢献している人間の一人です。
あなたの今の悩みが少しでも軽くなるよう願っています。
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