※以下は社会福祉士(相談員)、新卒2年目(24歳)、女性の体験談です
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(診断時間は約5分です)
上司が原因で辞めたいと思いました
今の病院に就職してちょうど1年半が経ちました。大学で社会福祉について学び、困っている人の役に立ちたいという一心で今の職業を選びました。
入職して半年間は病院の概要や仕事の流れを把握するために、簡単な事務処理や雑務を行っていました。
手の空いた時間が多いのに自分の出来ることが限られていたため、上司は忙しくても私は何もすることがなく同じオフィスにいても気まずい空気が流れることが多かったです。
そして半年後、上司から病棟の担当を言い渡されました。私の担当は50床ほどの急性期病棟でした。
「担当制と言ってもいきなり独り立ちさせるわけではないから安心してね。わからないことがあればいつでも聞いてくれていいから。」と優しい言葉をかけられ、翌日から患者や家族との面談練習に入りました。
上司の面談に1度同席させていただき、どういう相談内容か、どういう流れで解決まで持っていき面談を終結するのか、どういう社会資源を用いて面談相手を納得させられるのか。社会福祉士としての経験も知識も技能も素人レベルな私は必至で学びとろうとしていました。
面談後、「あんな感じですればいいから。今度から一人で入ってね。」と上司。「練習ってたった1度だけですか?今の状態で私が面談をしても、どう進めたらいいのかわかりません。もう少し技術を学ばせてください。」と頼み込みましたが面談練習はこの1度きりでした。
その後、担当病棟の患者と面談を行う機会があり相談を受けましたが、正直自分の言っていることが本当に正しいのかわからないまま面談を進め、何の解決もできないまま面談が終わることが多々ありました。
上司に「今日○○という内容の面談があって、私は××という提案をしようと思うのですが説明はこれでいいでしょうか?」と助言を求めても「さあ?自分で考えれば。」と一蹴。
わからないことがあればいつでも聞いてと言ってくれたはずなのに、病棟の担当制になった途端、見放されたような扱いを受けるようになりました。
その後も私が仕事について相談しても「へー。」や「少しは自分で考えろ。」と突き放される一方。その割には、私が電子カルテに面談内容を記録していると「その書き方やめた方がいいよ。」と私の後ろからパソコンを覗き込み指摘してくるのです。
電話対応のときも「言葉遣いおかしいよ。若者言葉って年配の人から聞くとイラッとすること多いから改めて。」と教えてほしいことは教えてくれず、細かいところばかり姑のように注意をされました。
もちろん内容に間違いはありませんが言い方がきつく、私が何か返答をするまでひたすら見つめてきます。私以外の若い事務員にも「本当愛想悪いよね。俺が嫌いなの?」など気持ち悪い発言を連発。女性社員はみんなこの上司を嫌っていました。
私は直属の上司であり指導者でもあったため関係を悪くさせるわけにはいかず、毎日口答えすることなく笑って流すかありませんでした。
同じ部署に同年代の社員でもいれば一緒に悪口を共有できたのかもしれませんが、残念ながら20代は私一人。特別仲の良い社員もいなかったためストレスを抱え込んだ毎日でした。
これが私の仕事を辞めたいと思った原因です。
上司に相談して解決しました
私には嫌な上司の他にもう一人上司(部長)がいました。部長はとても優しく人当たりもよく、仕事も完璧で誰からも好かれる本当に最高の上司でした。
嫌な上司が仕事を教えてくれない代わりに、部長にこっそり助言を求めることも多々ありました。
しかし、私が仕事の相談をしているのに気付いた嫌な上司は「部長は優しいね。すぐに教えてくれるもんね。本当甘いよね。」などさらなる嫌味を言うように。
きっとそんな私たちのやり取りを見ていた部長は、私がストレスを抱えていることに気付いていたのでしょう。私が上司に対する悩みを言う前に「仕事で悩みはない?」と部長自ら声をかけてきてくれました。
今まで誰にも打ち明けることのなかった上司の悩みを吐き出すと、部長は優しく丁寧に話を聴いてくれました。
「俺も○○さんにイラッとすることは多いよ。部署内の人だけじゃなくて外の事業所の人たちからも○○さんに対する苦情がくることもある。○○さんに悩んでいるのはあなただけじゃないから一人で抱え込むことはないんだよ。」部長の言葉が胸にしみました。
それと同時に私だけが悩んでいるのではないということ、上司は他の人からも嫌われていることを知り、少しだけ気持ちが楽になりました。
「でもだからと言って○○さんを辞めさせるわけにはいかない。私たちや同業者への接し方はよくないかもしれないけど、患者さんやご家族への対応は完璧だからね。○○さんを尊敬している患者さんだってたくさんいる。私たちが大切にしないといけないのは患者さんやご家族であり、私たち自身が嫌いだからと言って○○さんを解雇しようというのはまた別の話だからね。だからみんな同じだけ我慢しているんだよ。あなたも今までみたいに一人でため込むのではなく、俺でも誰でもいいからストレスを吐き出す場所を作るといいよ。そうじゃないと○○さんのせいであなたに辞められてもそれはそれで問題だからね。もし嫌なことがあれば俺が対応して解決できることなら協力するから気軽に相談しておいで。」
部長の言葉に涙が出ました。確かに上司は私にとっては本当に天敵ですが、患者たちにとっては頼りになる存在です。その証拠に、退院時に上司へわざわざお礼を言いに来る人や、お礼の品を持ってくる人までいます。
上司を指名して面談に訪れる人もいます。私は部長の言葉をかみしめ、翌日から上司を違う目線で見ることにしました。そうすると仕事に関してとても尊敬できるようになりました。
みんなが嫌っているなら自分だけが我慢することはないと自分に言い聞かせ、何を言われても負けずに笑顔で少しだけ言い返すことにしました。いつの間にか上司との距離が近づいた気がします。私が上司に言い返すことで、会話が増えたのです。
面倒臭いときもありますが、上司と話すときに笑顔が増えた気がします。今では部長と上司と3人でご飯に行くまでの仲になりました。
悩みを誰かにぶつけてみましょう
あなたが抱えている悩みやストレスは誰かに相談したことがありますか?
私は職場の人たちとの関係を悪くしたくないという一方的な考えで、誰にも悩みを打ち明けることをしませんでした。それが一番自分を苦しめていたんだと思います。
私は不幸にも勤務先に友達と呼べる人がいませんでした。若い女性社員はみんな口をそろえて「仕事とプライベートは分けたい。プライベートまで職場の人の顔を見るのは嫌だ。」と言っていました。
昼食時にお弁当を一緒に食べていても、会話が一段落するとみんな携帯電話にかじりつき口を閉ざしていました。
そんな職場環境だったため誰とも仕事の愚痴を共有することができず、気づくと一人で追い詰められていました。部長に救われたのはそんな時でした。
私たち社会福祉士が一番大切にしていることは”相手の気持ちを傾聴し受容し共感すること”です。実際にあの時部長から傾聴、受容、共感して頂いたおかげで私は気持ちが楽になりました。
たかが愚痴を言い合うだけと思うかもしれませんが、もしもまだ誰にも悩みを打ち明けずに一人で悩んでいる人がいるのであれば、ぜひ一度この方法を試してほしいです。
部長が私の話を聴いてその上司を解雇してくれるなどの解決策をとってくれたわけではありませんが、私の悩みに寄り添いアドバイスをくれただけで気持ちはだいぶ楽になります。
次の日から私がまた上司にいじめられていても、その奥で私を応援してくれている部長の姿を見ると勇気が湧いてくるのです。
「みんなに嫌われてかわいそう」と少しだけ上司を見下した気持ちになれば、どんな言葉を浴びせられても一人で思い悩むことは減りました。
今仕事を辞めたいと悩んでいる人は本当にたくさんいると思います。相談できる人がまわりにいなくて苦しんでいる人もいることでしょう。そんな時は辞める勇気も必要だと思います。
私は部長という心強い味方がいたから辞めずに済みましたが、部長に悩みを打ち明けるまでは今すぐにでも辞めたいと思っていたからです。
ただ、私は辞めると言い出す勇気もありませんでしたし、辞めたい理由が上司ということも言うべきかためらっていました。
家族に相談しても「嫌な上司は職場に必ず一人はいるのだからどこへ行っても一緒よ。」と親身になってはくれませんでした。きっと私と同じ状況の人が世の中にはたくさんいるのでしょう。
もしも誰にも自分の気持ちをわかってもらえないのなら思いきって辞めてみてはいかがでしょう。自分の代わりなんていくらでもいます。
無理にその仕事を続けて自分にメリットはありますか?自分が成長できますか?少しだけ考える視点を変えて本当に今の自分に必要な勇気はどれなのか、よく考えてみてください。あなたが出した答えです。
誰に何を言われても貫き通す勇気を持ってください。あなたの明日は変わります。
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