就活に失敗した後の進路について、農業に行きたいと考えることもあるでしょう。
私も就活で失敗した時に農業で働きたいと考えたことがあるので、あなたの気持はよくわかります。
そこで就活に失敗し農業を考えたときの注意点を3つ紹介します。
①なぜ農業を考えたのか理由を明確にする
就活に失敗した時になぜ農業を考えたのか、理由を明確に考えることは大切です。農業に行く理由が就活に失敗したからという安易な考えでは、この先きっと後悔することになるからです。
あなたが農業についてどういった考えがあるかわかりませんが、農業で生活していくのは思っているよりも大変なことです。
あなたが農業のどれだけ思い入れがあったとしても、実際に農業で生計を立てるには時間がかかります。なぜなら作物が育つには時間がかかるからです。
農業は畑を耕すところから始まり、種を撒いて毎日育ててようやく収穫できます。
そこから実際に売って収入を得るまでには、作物によっても違いますが数カ月から半年近くはかかるでしょう。もしも就活に失敗したからといって農業をやったとしても、半年間無収入で働き続けることができるかわかりませんよね。
あなたが実際に農業に興味があって楽しんで取り組めるのであればいいのですが、そうでなければきっと途中で辛くて辞めてしまうことも考えられますよね。
そのためにも農業をする前にしっかりと明確な理由を自分で考えておかなければ、強い意志を持って農業に取り組むことができません。
就活に失敗したからという安易な気持ちで農業に取り組むのではなく、作物を育てることに興味があるのか自問自答してみましょう。
②農業をするまでの本気でプロセスを考える
就活に失敗して農業を考えた時に注意することは、本気で農業の取り組むためのプロセスを考えられるかが重要です。就活に失敗したら農業という考え方では、確実に挫折をして諦める結果になるでしょう。
あなたが思っているよりも農業は大変な仕事なので、気軽にできる仕事ではありません。
しかしあなたが就活に失敗したら農業に行くと本気で決めていたのであれば、農業で働くための準備をしっかりしておくことは大切です。
農業を家庭菜園並みの知識だけで考えていれば失敗するので、仕事としてやっていくなら知識をつけるために勉強と経験が必要不可欠になります。
農業でやっていくためにまずあなたがどんなことから始めなければいけないのかを、じっくりと考えてみましょう。まず知識を得るためには農業の専門学校に入学したり、農業体験を通じて農家さんからいろいろと教えてもらう方法があります。
実技と独学の勉強を駆使して覚えるのもひとつの方法ですが、本気で農業を仕事にするなら学校に行くことがお勧めです。
農業を始めるにあたって、土地の問題や市場の確保も大切なことです。地元の農家さんに相談をして組合に入ったり、独自のルートを使って販売しなければ収入を得ることはできません。
農業をするにはただ作りだけではないので、販売するまでのことをきっちりと頭に思い描いてから始めましょう。
本気で農業をするなら思い付きではなく、最終的な目標をしっかりと決めて取り組みましょう。
③将来農業でやっていく覚悟があるか
農業を自分の仕事としてやっていく自信が、あなたにあるのか自問自答してみましょう。今はまだ農業に関わっていないので辛さや大変さは分からないかもしれませんが、仕事なので辛いことはたくさんあるでしょう。
一般的な会社に就職した時に、仕事が辛いと感じれば転職することは簡単です。同業種へ転職したり、また違った業種へ転職することもできるでしょう。
しかし一度農業へ転職してしまったら、なかなか転職することは難しくまります。
しかも農業はすぐに結果が出るものではなく、丹念に毎日作業をしてようやく作物を育てることができるので時間がかかります。
出来によっては売れないこともありますし、トラブルによって不作になる危険性もあるでしょう。自営業なのですべてが自己責任となる覚悟がなければ、農業での仕事は非常に厳しく感じるはずです。
就活に失敗しても希望する会社以外の会社に就職することはできますが、農業を考えた時はこの先ずっと農業を続ける強い覚悟が必要です。
あなたにとって農業がそれほど思い入れがあり、強い意志を持って続ける自信があるのか自問自答してみましょう。
農業は軌道に乗ることができれば、これから先40年以上続けられる仕事でもあります。しかし長く続けるには農業が好きで泣ければできませんし、就活に失敗したからという理由では途中で挫折してしまうかもしれませんよね。
農業を考えるならあなた自身が本気でやりたいという強い意志が大切です。
まとめ
就活に失敗した時に農業を考えるのは、ひとつの就活の道と言えます。
しかし会社員と自営業では大きな違いがありますし、農業は大変な仕事でもあるので相当な覚悟が必要です。農業は大変な仕事ですが、最終的に決断するのはあなたです。
あなたが農業を好きでやりたいという意思が強ければ、就職先のひとつの候補としてやりがいを持って農業へ就職しましょう。
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