転職の始め方とは?転職の手順7つ

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目次

仕事をしていると、様々な理由から転職したくなることがあるでしょう。

キャリアアップなどの前向きな理由から、人間関係のストレスや仕事の物足りなさなどの後ろ向きな事情まで、いろいろな要因が影響しているはずです。

ただ、人間はたとえどのような環境でも、長年慣れ親しんだ所から居場所を変えるのは大変です。物理的な面倒臭さもありますが、心理的に変化への抵抗感が強い場合が多いものです。

特に、一度も転職したことがなく、かつ何十年と長期間同じ職場に居続けている人ほど、職場や仕事を変えるのは勇気がいります。

家族がいる場合には、その反対もあってなおさら転職は難しくなるかもしれません。

さらに、転職の経験がなかったり浅かったりするほど、そのやり方がわからなくて一歩踏み出すのが困難になります。おまけに今の仕事が忙しければ、そちらが優先にならざるを得ません。

その結果、何とか適当な理屈をつけて、「今の会社もそれほど悪くない」などと自分に言い聞かせて、転職を諦めてしまうのです。

しかし、それでは自分の可能性を潰す恐れがあり、取り返しのつかないことになりかねません。

そこで今回は、転職の手順7つをご紹介しましょう。

いざという時に、迷わず転職活動を始められるように、事前準備から始まって内定後の手続きに至るまで、それぞれポイントをご説明していきます。

①本当に転職した方がいいかよく考える

転職活動に際しては、実は具体的な活動に入る前が肝心なのです。冒頭でお伝えしたように、たしかに転職すべきなのに躊躇している場合は、もったいないことになってしまいます。

ただ、必ずしも転職すべき場合ばかりではないのです。

例えば、上司への不満があり、それが嫌で転職したいとします。しかし、どこの会社にも上司はいますし、上司も人間である以上完璧ではないので、文句を言いたくなることもあるでしょう。

それなのに、上司に不満を持つたびに転職していては、何回転職しても済まなくなってしまいます。

それにそもそも、その程度のことで転職しようとする人は、志望先からも受け入れてもらえず、転職自体が失敗に終わります。

一方で、単に上司に不満を覚える程度で済まず、パワハラやセクハラがひどくて、いくら会社に言っても改善してもらえないとします。また、周囲も見て見ぬ振りをして、助けてもらえないかもしれません。

そのような会社にいつまでもいると、自分自身が心身ともにおかしくなって、仕事が手につかなくなります。さらにそれだけで済まず、取り返しのつかない事態にまで発展する恐れもあります。

その時は転職を考えるべきですし、そういう事情なら志望先も理解を示してくれるはずです。

こうした人間関係の問題に限らず、仕事の内容やノルマ、会社の方針や職場の雰囲気などについても、同じことが言えます。

我慢できる程度なら早まるべきではありませんが、限界に達したら転職を検討する方がよいでしょう。

このように、現在の状況を冷静に分析して、今の自分にとって転職が本当にベストの選択なのかを見極めることが、転職に際してやるべき第一歩です。

②転職活動を在職のまますべきか、退職して専念すべきか

現在会社勤めしているとして、現状から考えて、やはり転職すべきだと判断したとします。ただ、そうなると別の問題が発生します。転職活動をどのような状態でするのかを考えなければなりません。

まず、今の会社に在籍したまま転職活動するとします。この場合、毎月固定収入を引き続き得られるので、生活は安定します。

また、転職がうまく行かなくても、最悪の場合今の会社にとどまればいいことになります。

このように、経済基盤が確保できているので、精神的にもゆとりが出てきて、無理な転職をせずに済みます。

生計確保のために焦って転職先を選び、いざ入ってみたら自分に全く合わなかった、ブラック企業だった、などの問題を回避出来ます。

しかし、現在の仕事が優先になるため、転職活動に時間を確保しにくくなります。せっかく志望先の面接が入りそうなのに、今の仕事優先でキャンセルせざるを得なくなることもあります。

また、今の会社が一種の保険になって、転職活動に本気で取り組めなくなり、転機を逃す恐れもあるのです。

これに対し、退職して専念する場合は、上記の場合とメリット・デメリットが逆になります。

つまり、退職して時間に余裕があるので、転職活動を存分にできますし、背水の陣で本気で取り組めます。一方、固定収入がなくなり、失業保険ももらえなくなると、貯金を取り崩す生活になり、生活が不安定になります。

また、辞めた会社に戻るのも気が引けるでしょう。その結果、焦って転職先を決めて、失敗することになりかねません。

このように、いずれにもメリットとデメリットがあることを考慮し、どちらが自分に合っているのかをよく考えて、最適な状態で転職活動をしましょう。

③転職サイトを使い求人の動向に注意する

上記のように、在職したままか退職するかは、自分自身の問題なので、自分のことだけ考えて決めれば済みます。しかし、当然ですが転職は相手の会社があってのものです。

仮に転職しようとする時に、不景気で求人が一気に減っているとします。その場合、いくら自分が優秀で、転職市場で高く評価されているとしても、転職自体が困難になります。

また転職出来そうだとしても、相手の会社も懐事情が厳しくなっているので、好条件で転職することは難しくなるでしょう。

つまり、選択肢が少なく、待遇も悪い中で、かなり妥協して決めざるを得なくなるのです。

その点、好景気であれば、会社も業績が向上し、事業拡大のために求人を増やします。しかも、どの会社も人手が欲しくなるので、人材確保のために、他社より好条件でオファーを出してくるでしょう。

そうなれば、数多くの中から転職先を選ぶことができ、しかも有利な条件で転職することも可能になります。多少自分のスキルが不足していても、年齢次第では、今後の可能性の方を重視してくれるでしょう。

このように、転職市場の動向次第で、転職しやすくなるかが変わってきます。

そのため、普段から景気や転職サイトを使い求人の動向をチェックしておいて、タイミングを見計らって動くことが大切です。

④スケジュール作成

自分の状況に加え、景気や求人の動向を考慮して、今が転職の時だと思って活動を始めるとします。その際、闇雲に動いても無駄が多くなり、貴重な時間とお金、労力を必要以上に割いてしまいます。

そこで、最初にスケジュールを作成しておきましょう。

大まかでもいいので計画を立てておくと、それが一つの指針となって動きやすくなります。状況が変わって修正する必要も出て来ますが、その際は柔軟に変更すればいいのです。

実際の転職活動の大まかな流れとしては、準備段階、活動中、内定後の3つに別れます。まず準備段階では、そのスケジュールの作成、自己分析、活動方針決定、応募先検討、書類作成などをしましょう。

次に活動中ですが、検討した応募先に書類を送って選考を受けます。それが通過したら面接を受け、場合によっては筆記テストなども受験します。

この間、どの会社でどこまで活動が進んでいるか、しっかり管理しておくことが大切です。

そうして、いくつかの会社から内定を受けたら、最も行きたい所に絞って決定します。他の会社には丁寧に辞退を申し出なければなりません。また在職中なら、引継ぎを含む退職手続きも万全を期しましょう。

これらの一連の流れについて、退職済みで転職活動に専念できるなら、早く進むでしょう。

しかし在職中なら今の仕事を優先せざるを得ないので、より時間がかかります。トータルで半年程度は少なくとも見ておいた方が無難です。

さらに、仕事が立て込む時期に重なったり、突発的な問題が生じたりして、いったん転職活動を休止あるいは延期せざるを得ない場合もあるでしょう。そうなると、半年以上かかることは覚悟しておくべきです。

⑤履歴書・職務経歴書の作成

上記のうち、特に重要なポイントに絞って詳しくご説明します。まず書類作成です。

これにはまず、学歴や職歴、資格などの自分の概要を紹介する履歴書があります。また、職歴やスキルを特に詳しく説明する職務経歴書もあります。

なお、志望動機や自己PRについて、あえて別の書類にして、強くアピールすべき場合もあるでしょう。いずれにしてもこれらは、自分がどういう経験をしてきて、どんな能力を持っていて、今後どうしたいのかを明らかにするものです。

この書類を作る際に、いきなり書き始めようとしても無理があります。

予め過去の職務経験を棚卸して整理しておきましょう。また、そこでどういうビジネススキルや資格を得たか、どのような表彰を受けたかなどもまとめましょう。

一方で、そうした経験やアピールポイントを踏まえて、今後自分はどうしていきたいのか、今後のビジョンや目標も明らかにしましょう。そうすることで、転職活動中の方針がぶれずに済みます。

これらを前提に、どのような業種や職種にもある程度生かせる「雛形」の書類を作っておくべきです。

それにより、応募するたびにゼロから逐一作成する手間が省けます。特に在職中の人は、貴重な時間や労力の節約につながります。

ただし、実際に応募する際には、各応募先ごとに業種や職種、求人内容をしっかり把握して、それに合うようにアレンジしなければなりません。

汎用的なものの使い回しだけは、絶対にしてはいけないのです。

⑥面接

書類作成に続いて、転職活動で重要な位置を占めるのが面接です。この面接をクリアできるかが重要なので、しっかり準備をして臨みましょう。

面接官が聞いてくることには主に2つあります。1つは定型的な質問、もう1つは想定外の質問です。

定型的な質問としては、「なぜ前職を退職したのか」「なぜ当社を志望したのか」「入社後は何をどうしていきたいのか」などです。これにより、前職とのトラブルがないか、転職にどれだけ本気か、ビジョンは明確かなどを問われます。

これらはどんな会社の面接を受けても、大抵聞かれることです。

だからこそ、準備もしやすいですし、しておかなければなりません。こうした質問すらもきっちり答えられないようでは、論外だと判断されるでしょう。

ただ、このように予め準備しておくのが難しい質問もされるでしょう。部外者からはわからない内部事情をふまえて、それに関わることを尋ねられるかもしれません。

そうした場合でも、決して慌ててパニックにならないことが大切です。

そもそも想定外のことは聞かれる可能性があるということだけでも念頭に置いておきましょう。

そのうえで、イレギュラーな質問には、予め立てておいた方針や良識に照らして、根本から遡って臨機応変に考えて答えれば、対応できるはずです。

⑦内定後にやるべきこと

面接も無事に終了し、内定をもらったとします。そこで喜びたい気持ちはわかりますが、まだやるべきことが残っています。特に在職のまま転職活動してきた場合は注意が必要です。

まず前職の退職手続きをしなければなりません。その際、引き際をきちんとできるかで、自分の人間性が問われます。

まず直属の上司に、出来る限り早く退職の意思表示をしましょう。

上司を含めて会社としては、辞めた人間の穴埋めをするために、中途採用や人事異動、仕事の再配分などをしなければなりません。その点を考慮して、出来る限り多忙な時期は避け、早めに退職の意思を伝える方がよいでしょう。

また、後任への引き継ぎメモを作成し、社内外の関係者に一緒に挨拶回りをするなどして、後任が苦労しないように配慮すべきです。

さらに、会社の備品や資料の返却といった当たり前のことも、確実に行うことが大切です。

一方入社先に対しては、入社日までしっかりコミュニケーションを取り続け、スムーズに仕事に入っていけるようにします。事務的なことに加え、勉強しておくべきことはしっかり頭に入れておきましょう。

まとめ

転職開始前に、そもそも本当に転職すべきか見極めることが大切です。

また転職するにしても、在職のままか退職して専念するかの判断も重要です。さらに、景気や求人の動向にも配慮して活動しなければなりません。

そして、いざ転職活動をする場合には、最初にスケジュールを立てておくことが大切です。大まかでよいので、どの時期までに何をすべきかを把握しておき、後は状況に応じて柔軟に計画を修正していけばよいでしょう。

実際の転職活動でポイントになるのは、まず書類作成です。

職務経験やスキルを棚卸し、汎用的な雛形を作っておき、応募先に応じてアレンジしていきます。そうすれば、効率的かつ効果的に応募できるようになります。

また、書類通過後の面接も重要です。予め想定問答を用意しておき、定型的な質問にはスムーズに答えられるようにしましょう。またイレギュラーな質問には、転職の方針や良識などから考えて、臨機応変に対処してください。

無事内定が出ても、気を抜いてはいけません。

在職中なら退職手続きをしっかり行い、後任や会社に迷惑をかけないようにすべきです。そのうえで、入社までに事務手続きや勉強をしっかり行い、円滑に仕事を始められるようにしましょう。

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