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「仕事に行くのが憂鬱で辛い」なんてことよくありますよね。
私自身、好きでない仕事をお金のために続けていたころは、毎日のように感じていましたし、現在、好きなお仕事についてからでさえ、時々、こんな気分になることがあります。
じゃあ、こんな気分の時、どうしたらいいのか、私自身がとった対策とその結果について、自分なりに分析してみました。
あなたの憂鬱な気分を少しでも改善できれば、嬉しく思います。
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(診断時間は約5分です)
仕事が憂鬱なときの対処法
①憂鬱なわけは何?それによって対応も変わってくる
まず、あなたを憂鬱な気分にさせているものは何なのか、考えてみましょう。
もし、それが「仕事でミスしたこと」「仕事がうまくいかないこと」など、仕事自体に起因するものであるなら「休養をとることで突破口が見えてくる」ケースが皆無だとまではいいませんが、やはり仕事自体を改善しなければ、気分は解消されないと思います。
たとえ、仕事を休んで気分転換しても、ついつい仕事のことを考えて、余計ストレスがたまるという悪循環に陥る場合もあるわけです。
一方、「なんだかつまらない」「最近、休みをとってない」「私生活で嫌なことがあって、それが尾を引いている」「体調が悪い」などの理由であるなら、お休みをとることは有効かもしれません。
さらには、憂鬱な状況が何週間も続いている、食欲がない、体重が落ちたなどという場合には、「うつ病」の初期症状の可能性もあります。
この場合には、早急に病院を受診すべきですね。まずは、自分自身が「憂鬱である理由」を明確にすることがポイントだと言えます。
②仕事自体が原因なら、思い切って転職も考えてみる
こう提案すると「そこまでは考えてない」という方もいらっしゃるかもしれません。それでもいいのです。
他の職場と比較検討し、転職のシミュレーションをしてみた上で、転職に向かって前進するならそれも有、やっぱり今の職場がいい、転職はしないと結論付けるなら、それもまた有なのです。
重要なのはその経過。
たとえ、転職しないと結論付けたとしても、現在の職場の利点を見直し「自分は案外恵まれている」と感じることや、その思いによって、欠点を改善するために自分が改善できることを探ろうとすることが最終的な目標なのです。
それは、転職とは別の方向性での前進です。
さらに、仕事を続けるという決心が固まったのなら、今度は自分自身に目標と、ご褒美を設定することをお勧めします。
例えば、3か月後に大好きなアイドルグループのコンサートに行く、そのための休みを押さえておく、その上で、この3カ月は、仕事で一定の成果をあげるよう頑張るなどという具合にです。
朝目覚めた時に、「あと〇日でご褒美だ!」と思えるだけでも、憂鬱気分をちょっと快適なものに改善できます。
③仕事以外のことが原因で、なんだか憂鬱、思い切ってお休みを
もしかしたら、心や体がお疲れ気味なのかも。そんな時は、「お疲れ様休暇」と銘打って、有休消化してしまいましょう。
もちろん、度重なる急なお休みはだめですが、たまにとるのならOKです。余談にはなりますが、こんな時のためにも普段から、遅刻や無断欠勤などしない、真面目な勤務態度を心がけておくことが重要にはなりますね。
では、お休みをどんなふうに過ごせばよいのでしょう。
私が提案するのは次の3つです。
整理整頓、お掃除をする
散らかったり汚れたりした環境で過ごしていると、心まで曇りがちに。
また、いらない物を処分したり、整理したりするだけで、気持ちの整理がつくこともあります。
昔書いたものや古い写真を見つけたりすることで、当時の気持ちを思い出して、初心に帰れることがあったりもします。
窓をあけて空気を入れ替えて、たまっていた洗濯物を片づけるだけでも、心が晴れやかになります。
行ったことのない場所へ小旅行してみる
日帰りできるような場所で、できれば歩いてみてまわれるような、あまり混み合ってないところをお勧めします。
小さな雑貨屋さんをみつけたり、野良猫と仲良くなったり、ひとりで、ぼおっと海をながめたり、好きなことをしてみてください。
心が少しだけ、あったかくなります。
これだと思える自己啓発本をじっくり読んでみる
休みの日まで、そんな面倒なものを読みたくないと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、自己啓発本の中には、極上のツボ押しのように、まさにあなたが憂鬱であるその原因にピンポイントで効くものがあるのです。
ちなみに私自身のお勧めは、医学博士、精神科医でもある「水島広子さん」の著書。
タイトルを並べてみただけでも、「むなしさを感じたときに読む本」「プレッシャーに負けない方法」「毎日しんどい・・・がスッキリ晴れる本」「ドロドロした嫉妬がスーッと消える本」などと、まさにそれが聞きたかったと思えるような内容が盛りだくさん。
しかも、著者の愛情あふれる内容には「大丈夫、あなたはそのままでいいんですよ」というメッセージが感じられて、思わず涙してしまうことも。
知識とともに癒しを与えてくれる本でもあるのです。ぜひ一度手に取って、開いてみてください。
④どうしても憂鬱なときは自分にご褒美を
どうしても出社しなければならない、そんな時には、まず、頑張ってお仕事に行く自分自身を褒めてあげましょう。
「こんなにも大変なのに、ちゃんとお仕事に行く私って本当に真面目で偉い!」という風に。
その上で、そんな自分にささやかながら、ご褒美をあげることです。
例えば、ちょっと豪華なランチを自分に許可する、本当は用事なんてないけど、今日は用事があると残業を断るなど。
残業を断る場合は、出社して早めに周りの人に協力を得ておくことも重要ですよね。
また、事態が深刻でなければ、仕事に行く前は憂鬱で辛かった人でも、いざ出社してみれば、あっという間に一日が終わったというケースが多いようです。
とりあえず、気は進まないが、出社してみるというのも一つの方法かもしれませんね。
それ以外には、自分自身の気持ちの在り方を改善する方法も有効です。
他人の評価、つまり誰かに褒められるとか叱られるということを基準に物事を考えると、相手によっては努力と評価が比例せず、混乱したり、落ち込んだりする事態を招きます。
そうではなく「自分が頑張りたいから頑張る」「いいものを作りたいから努力する」「相手に笑顔になって欲しいから、自分も笑顔で対応する」という自分の在り方に重点をおくことを心がければ、評価は二の次になり、自分自身の充実感が仕事のポイントになります。
もちろん、相手の意向を完全に無視した暴走行為は論外ですが、基本的には自分の在り方がブレなければ、ストレスはかなり小さくて済みます。
ちょっとしたことですが、あなたの憂鬱感を最小限にできるかもしれません。
まとめ
以上「仕事に行くのが憂鬱で辛いときの対処法」についてあげてみました。誰でも、そんな気持ちになることはあるもの。
あまり深刻になる必要はありませんが、先述したように、状況によっては早急な対処が必要になる場合もありますので、まずは事態を把握して、その上で、適切な対応をするべきでしょう。
また、ストレスはあってはならないと感じる方も多いようですが、実は適度なストレスは人間にとって必要不可欠なものなのだそうです。
憂鬱な気分も度を越さなければ、自分にとってむしろ必要なものだと感じられれば、気分も前向きになるのではないでしょうか。
なくすというよりは、むしろストレスとうまく付き合っていくということを目指して、こんな日もあるさと笑っていられる自分でありたいですね。
仕事が憂鬱で悩んでいた方の体験談
※以下は鉄鋼会社、営業事務、新卒1年目、女性の体験談です
指導係の先輩と性格もやり方も合わなかった
私は鉄鋼関係の材料を作っている会社の営業所で働いていました。私の会社の工場では、鉄のコイルを板にする切断加工を行っていました。
そのため鉄板は自社製品で販売していて、その他のいろいろな材料を買いつなぎ(うちが仲介して材料を買い付けし、それを手数料をつけてお客さんに売ること)して商売するという仕事が多かったです。
材料もただ売っているものをそのまま仕入れるという仕事もありましたが、鉄で形を作ってもらってさらにメッキをかけるとかさび止めをするとか、二重三重の加工が必要なものがあって、その見積もりと納期を確認してお客さんに提案したりもしていました。
さらに手配した材料を子会社である運送会社で配送の手続きをとって、配送をする会社には配送の手続き、自社で取りに来る会社には引き取り先を案内し、引き取り書など必要な書類をFAXしたり、とても複雑な仕事がたくさんありました。
営業もいましたが、ほとんど外回りで営業所にはいないので、女性の営業事務だけで、FAXや電話の見積もりを処理し、トラックの配車手続きもしていました。
全くわからない世界だったので、慣れるまでは大変な仕事でした。
そして仕事の指導をしてくれたのが4歳年上の女性の先輩で、仕事のとてもできる人でした。
営業や支店長からの信頼も厚く、支店の事務の仕事をすべて把握していた先輩で、営業よりも見積もりや注文の手配をしていて、1人で15以上の仕事を常に抱えているような人でした。
仕事ができるのでお客さんからの信頼も厚く、先輩を指名されることはしょっちゅうでした。
毎日営業並みに残業をしていた先輩で、みんなのいうとおり仕事は本当にできましたが、仕事を教えることに関しては、ハッキリ言って向いてなかったようで、私はとても苦労しました。
とにかく自分がわかっている前提で話をしてくるので、先輩の指示の意味がわからず、それはどうすればいいんですか?とかこれはどういうことですか?と質問すると、えーっと・・・と言葉が止まってしまいます。
どういうふうに説明したらいいのかな・・・でしばらく時がとまり、とりあえずやってみようと言われて、指示されるがままに仕事をやってみました。
ですが、趣旨を理解できていないまま仕事をしているので、ミスをしても気がつかないことも多く、本当に仕事のやりがいが見つかりませんでした。
ちょっと難しかったり、説明するのが面倒な仕事はすべて先輩が私がやっておくからと言ってやってしまうので、私は仕事をなかなか覚えることができずに、イライラする日々が続いていました。
ある日、私が仕事をミスしてしまって、本当は今日配送しなければならない荷物を配車手続きしていませんでした。
それでは荷物が届かないので空いているトラックなどを使うか、戻ってくるトラックで行けないかなど、いろいろな手段を使って配送してもらえるようにしなければいけませんでした。
ですが、入社3ヵ月当時の私には、手続きの取り方がわからず、急いで先輩にどう手続きをとったらいいか教えてくださいと言ったら、わかったと言って、先輩が全部の手続きをスムーズに迅速にとってくれました。
お客様には迷惑がかからずに済みましたが、私は何もできないまま、何も覚えられないままもう大丈夫だからと言われて、助かりはしましたがただ不甲斐なさだけが残り、その後にどういう手順をとったらよかったのかを聞いても、その時によって違うからねと言われて終わりました。
そのことがきっかけで、あまりに説明下手な先輩と一緒に仕事をしていかなければならないことに不満を感じるようになりました。
聞いてもガツンとして返事は帰ってこないし、ミスをしても怒られないし今度の注意も言われない、聞いても次はがんばってと言われるという環境が嫌になり、次第に仕事に行くのが憂鬱に感じ始めました。
相談できる先輩との出会い
この悩みを打ち明ける同期がいればよかったのですが、同じ支店に同期はいなかったし、女子は私一人だけだったので男子の同期に相談することもできずに辛かったです。
幸い私と指導係の先輩の間にもう一人事務の先輩がいて、
その先輩は面倒見もよく、説明も上手だったし、できていないことややり方がよくないときにはハッキリと言ってくれる先輩だったので、入社して2年目になる頃には、もう一人の先輩へ仕事の相談をよくしていました。
性格的にもハッキリした性格同士で気が合っていたようで、仕事の帰りが一緒になったときは、よく歩いて一緒に駅まで行っていろいろな話をしてくれたり、会社の人の話もいろいろ聞かせてくれたりしました。
私にとってはその先輩が、唯一気が休まる存在だったので本当に救われた気持ちでした。
それまでは指導係の先輩のやり方が合わなくて、イライラモヤモヤする日々で、毎日毎日隣の席で忙しく仕事をしている先輩を見ながら、自分は何もできない人間だと言われているような気がして、席が隣同士であることも苦痛に感じるほどでした。
他に仕事を聞ける先輩ができたことで、私も張りつめていたものがすこし緩んだようで、自分なりのやり方で仕事を覚えていこうと決心しました。
教えてもらうことだけを求めないで自ら調べてやってみるとか、指導係の先輩以外の営業や事務の人に聞いたってよかったのだと後から考えることができました。
私も入社して1年は、早く仕事を覚えたい、戦力になりたいと焦りすぎていたのだなと思います。
すぐに諦めず、変える努力をしよう
仕事が憂鬱で・・・と悩んでいる方に伝えたいことは、やり方を変えることができないかを考えてみることです。
私のように最初指導係だからとその先輩ばかりにすべて聞いていたので、先輩も疲れてしまったり、私ばかりに聞かないでよと思ったことも何度もあったと思います。
私はその先輩にすべて聞くんだと固執していたところがあったので、先輩の性格とやり方が合わなかったとき、本当にイライラして会社を辞めたいとまで思ってしまいました。
でもその先輩以外にその支店で働いていた社員はたくさんいたし、社会人としてはいろいろな人の話をもっと聞くべきだった思います。
特に入社したばかりの頃は、がんばらなきゃという気持ちが空回りすることがよくあります。空回りしているときは周りが見えていないことも多いです。
いつの間にか自分が勝手に作ったルールやバリアでがんじがらめになってしまって、結果的に自分を苦しめてしまいます。
そんな状態になっていないか、今の自分の状態を見直してみましょう。そして、悪い状況を変えるには、可能であれば関わる人を少し変えてみるというのは非常に有効です。
私はそれで良い方向へ向かったので、指導者の先輩のことももう少し考えて理解していかなきゃと思えるようになりました。
辞めるのは簡単ですし、辞めたいと思っている環境を変えることができない状況であれば転職も選択肢だと思います。
でもせっかく新卒で入った会社なので、できればそこで長く続けられるようにあらゆる努力をしてみて下さい。
私は3年仕事をしてようやく仕事の内容がわかるようになったし、とにかく仕事の数をこなして覚えていかなきゃならないことで、1回1回のやり方を覚えてるだけでこなせる仕事ではないこともわかるようになりました。
とにかく一人で抱え込んで悩まないこと、そして相談できる人をできれば複数つくり一人絶対的に頼れる存在を作っておくと、辞めたいと思っても何度でも立ち上がっていくことができると思います。
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