派遣社員の悩みといえば、やはり「いつ契約を打ち切られるか分からない。」という不安が一番大きいです。

それから、保証の面で考えるとマイナスの印象が大きいです。

初対面の人にも、子どもの関係で出会った人々にも、「ああ、派遣社員ね。」といった感じに、そういう偏見的な目で見られているように感じるときもあります。

働いている現場では、派遣社員の人数が少ない現場で正社員の方が多いので、おもむろでは無いですが、「派遣社員だから、それは知らなくていいよ。」とか「派遣社員は、責任が無いから気楽でいいね。」などと言った様に、派遣社員に対しての偏見的な発言や差別的な態度をとる人もいて、嫌な思いをするときもあります。

いつ契約を打ち切られるか分からないという悩みは、派遣社員である以上付いて回ってくる悩みだと思うので、それに対して考えすぎても前を向けないため、いざ打ち切られてもいいように次の職の検討を常にしています。

と言っても、そんな大げさなことはしていなくて、就職の為の地元の情報を集めたりネットワークを張っておく程度のことですが、それだけで気が少し楽になります。

派遣社員に対してのイメージによる、偏見的な反応や発言、差別的な態度をしてくる人に対しては、あまり真に受けて、その言動に振り回されないように心がけています。

深く傷ついたり悩んだりした時もありましたが、だからといって現状が変わるわけでもないですし、他人の気持ちというのはそんなに簡単に変えれるものではありませんので、自分自身の捉え方を変えて、「職業の方法に、いい悪いも無いものだし、派遣社員なんだから、これでいいんだ。」という開き直りまでは行かないけれど、堂々とした気持ちを持つことで、あまり気にもならなくなりました。

あまりにも、不安でそれによって精神的にも悪い影響が出てきてしまっているのであれば、あまり我慢をしすぎずに、正社員としての雇用形態をしてもらえる会社を長い目で検討することも、大切かと思います。

就職難ともあって、そうも簡単にはいかないかもしれませんが、長い目で探していけば、そういう出会いがあるかもしれませんし、私は結婚をしているので派遣社員でいる事に割り切れることも出来ている部分はあります。

ただ、わたしの周りの派遣社員の方で独身の方や家族を養う立場にある人の何人かが、こういった悩みを今の現場の責任者クラスの方などに、悩み相談をしているうちに、「正社員」として働けるいい話を取り持ってくれたという実話も、多数ありました。

まずは、１人で抱え込んだりせずに、また同じ境遇の派遣社員同士で吐露しあうのではなくて、立場の違う正社員の方などに、吐露してみることでいい方向へ転換できるということも、無きにしも非ずだと・・・こうした違う境遇の方々に、心を開いてみるのもいいかもしれません。