現代社会は社会の変化が目まぐるしく、ほんの少し上の世代と比べても受けてきた教育内容が異なります。また、安定神話は崩れ大手でも安心はできない時代でもあります。
そんな中でやっと得た就職先で頑張ろうとスタートしても、先輩方の生きてきた時代とは社会が変わり過ぎている部分もあり、どうしても合わずに退職するという人も多いと思います。
大切なことは「就職」というのは、一方的に選ばれていることではないことを信じることです。
あなたも選ぶ側なのです。
新入社員で入社した会社をすぐに退職するとデメリットがある事は事実ですが、それはあなたが働ける会社、あなたの能力や魅力を活かせる会社が無い事とイコールではありません。
退職後の時間を次に繋げる3つの方法をご紹介します。
退職するまでにどのくらいの期間働いていたかによっても、次の行動は変わってきます。ここでは、勤務期間に左右されない道をおすすめします。
そもそも退職した理由はなんでしょうか?
- その職場が合わない?
- ハラスメントを受けた
- やりたいことではなかった
など理由は様々だと思います。
現代は大卒は当たり前の世の中なので大卒であることはメリットでも売り込みポイントにもなりません。
また、大学時代はモラトリアムというイメージを持たれている場合がありますが、資格至上主義の現代にあってゆとりのある大学生活を送った人は少ないでしょう。
退職後にすぐに働きたいのか、少し猶予が欲しいのかにもよりますが、退職したことは事実なのでそれを逆に「チャンス」にかえる方法をご紹介いたします。
鮮度の高い売り手市場の間に再就職をする
就職活動の時に「買い手市場」「売り手市場」という言葉は一度は目にしたと思いますが、日本は世界に類を見ないスピードで少子高齢化が進んでいます。
現在は3.8人で高齢者を支えていますが、2050年には1.2人で一人の高齢者を支える社会になります。
それだけ働き手が重要な現代ですので、新卒後にすぐに退職をしてもさほどデメリットは大きくないです。第二新卒(企業によりますが概ね新卒後3年以内)を新入社員同等とみなして教育制度などが充実している企業も多くあります。
そのため、今の職場が合わなかった場合にはすぐにでも就職活動を開始しましょう。そうすれば必ず次の就職先が見つかりますよ。
その際に重要なことは、
- 失敗を恐れない
- 具体的な条件を決める
先にも触れましたがすぐに退職することのデメリットが少なくなっています。挑戦をしてダメだったらまた次を探せばいいくらいの気持ちでアタックしていきましょう。
前職での経験を活かして、今の自分には何が譲れない条件なのかを明確にし、再就職活動では外せない条件に合致しないところは候補から外しましょう。
また、今はどんな仕事も3年やれば同じような教育を受けられます。かといって体調を崩すほど我慢をする必要はありませんが、あの企業でなければダメだというほどの特徴が少なくなっていることも事実です。
3年勤めると仮に雇われ店長であっても、人を預かる職位を経験できるのもある意味では現代のメリットです。ここなら頑張れそうかなと思える職場に就職出来たら、是非3年頑張ってみて下さい。
そこで得た知識や経験は必ず次に活かすことが出来ます。
学校などで資格を取得する
就職した先がやりたいことではなかった、あるいはやりたいことが見つからない方には専門学校や独学等による資格取得をおすすめします。
もし金銭的に働かないと厳しい状況であれば、資格によっては企業が支援してくれる場合もありますし、副業を勧めている企業もあります。
また実務経験が必要な資格であれば、その為の実務だと割り切ってその間働くのも一つの方法でしょう。
どういった方向へ進めばいいのか分からない人には資格取得は今後に繋がる武器が増えることになりますし、方向性が決まっている方はそれに関連する資格を取得することで就職時の待遇が良くなります。
社会人になって資格を取得するのは学生時代とは違い確かに大変な部分もありますが、資格がものをいう現代では決して無駄にはなりません。
また、アルバイトをしながらでも資格を取得していれば、再就職時の面接でもそれを伝えることができ、評価に繋がります。
海外旅行などにいく
資格取得と似てはいますが、海外旅行に行くという方法も1つの道です。メリットは沢山あります。
- 日本を俯瞰してみることができる
- 日本人の考え方とは違う人達と交流ができる
- 世界が広がる
- 新しいチャンスに出会える
- やりたいことが見つかる
日本はまじめな国と言われていますが、裏を返せば通り一遍な面も多々あります。
日本では自分の力を信じられなかったり、自分の魅力に気づけなくても海外ではびっくりするような価値観や生活をしている人がたくさんいます。
海外に行くと嫌というほど「日本人である」というアイデンティティと向き合うことにもなりますので、日本の優れている点や劣っている点を俯瞰してみることができ、帰国すると同じ世界が違った観点で見ることが出来ます。
守られた環境で過ごしていると気づけないことも、自分でどうにかしなければならない環境に身を置けば脳が活性化し、自分でもびっくりするような力を発揮できます。
気になるのは金銭的な部分だと思いますが、よく知られている青年海外協力隊やワーキングホリデーだけではなく、ワークアウェイと言って3食寝床付のボランティアサイトもあります。
せっかく得た時間、海外旅行も視野に入れてはいかがですか。
まとめ
現代は就職が厳しく、変化が激しいので難しい社会だと思い込んでいる方も多いと思います。
確かに日本は先に触れた通り未曽有のスピードで少子高齢化を迎えており、長引く不況の中で苦戦している企業も少なくありません。
ですが、インターネットの普及により今までには存在しなかった仕事が増えたことも事実ですし、どんな事にも挑戦しやすいということもまた現代の姿です。
過去は変えることはできませんが、未来は現在の過ごし方でいくらでも変えることができます。現代を「チャンスの多い時代」と捉えて、是非あなたらしく伸び伸びと活躍してください。
この記事がその為のヒントになれば幸いです。
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