仕事をしていると、様々な悩みが出てくると思います。その中の一つに、職場で理不尽な扱いを受けて悩んでいる方もいると思います。多少の理不尽は我慢できますが、自分の許容を超えた理不尽には、我慢できませんよね。

周りはそんなに理不尽な扱いを受けていないのに、なぜ自分だけこんな理不尽な扱いを受けなくてはいけないのかと、思ってしまう場合もあると思います。また、理不尽な扱いが長くなると、時には仕事を辞めたくなってしまうこともあると思います。

そんなときの対処法として、経験を基に紹介していきたいと思います。

①信頼できる上司や職場の同僚に相談してみる

仕事で理不尽な扱いに悩んでいる場合は、まず、周りの信頼できる人に相談してみてください。第三者の意見を聞くことで、客観的に現状を把握することが出来るはずです。

人によって理不尽に思える度合いが違いますので、あなたが理不尽だと思っていることが、一般的には理不尽でない場合もあります。また、第三者からのアドバイスを聞くことで、解決策が出てくる可能性が高いと思います。

可能であれば、信頼できる上司に相談するのがおススメです。と言うのは、理不尽な扱いが、あなたに対する会社の期待から生まれている場合も考えられるからです。

上司に相談することで、その意図が感じ取れるのなら、将来の出世のためと思って、今は我慢してみるのも手段の一つだと思います。

もしも、職場に相談できる相手がいない場合は、友達や家族でも良いと思います。しかし、職場に相談できる相手がいないということは、あなたの職場での付き合い方に問題がある可能性もありますので、一度自分を見つめ直してみてください。

同僚や上司も人間です。勤務態度が悪い場合や、付き合いが悪い人間には、多少扱いが雑になってしまうものです。

好き嫌いで差別することは、本来あってはいけないことですが、集団生活をするうえで、多少なりとも人間関係が影響してしまうのは、仕方がないことです。

②労働組合に相談してみる

勤めている企業にもよりますが、労働組合がある場合は、組合に相談してみるのも良いと思います。

組合への相談は、プライバシーがしっかりと守られているので、誰が相談したのかわからない仕組みになっていることが多く、同じような相談を何件も受けている可能性が高いので、的確なアドバイスをもらえる可能性が高いです。

場合によっては、理不尽な扱いを受けている上司や同僚の異動なども行われることがありますので、悩みの原因が取り除かれる場合もあります。

組合に相談することによって不利益を生じることも、法律上ありえませんので、個人的に一番有効な手段だと考えています。

③最終手段は、転職を考える

どうしても我慢できない場合は、思い切って転職を考えてみるのも方法の一つだと思います。寝る時間を除けば、一日の約半分は仕事をしています。仕事で理不尽な扱いを受けていると、ストレスの溜まり方は、かなり高いと思います。

ストレスによる二次災害（うつ病など）を引き起こしてしまう場合もありますので、何をやっても解消されない場合は、早めに転職などを考えて、環境を変えることをおススメします。

転職するには、準備も必要になると思います。したがって、転職を考える場合は、計画的に行う必要があります。理不尽な扱いを受けている会社のことは二の次にして、自分の転職のことを優先するぐらいの気持ちで良いと思います。

仕事をおろそかにして良いと言っているわけではありませんので、勘違いはしないでくださいね。仕事に10割の力を使うのではなく、6割か7割くらいの力で仕事して、転職の準備のために力を残して置くようにしてください。

もしも、すぐに仕事を辞めても大丈夫な環境にある場合は、すぐに仕事を辞めて、転職活動に全力を注ぐ方法もあります。

最終的に辞めることが決まっているのなら、早めに辞職して、心機一転した方が精神的に楽なはずですので、自分の状況を考えて決断してみてください。

まとめ

理不尽な扱いを受けて辞めたいときの対処法として、経験を踏まえた上で3つ紹介してきました。

基本的に、会社を辞めるのは、最終手段だと考えています。まずは、第三者に相談してみることで、何かしらの解決策が生まれると考えています。

会社を辞めるという決断を下す前に、客観的な意見を聞いてみて、自分の状況を見つめ直してみてはいかかでしょうか。

また、会社を辞める決断をした場合は、決断した瞬間から行動するようにした方が良いと思います。転職しようと決めた瞬間が、一番気持ちが高いときですので、その時に行動しないと、結局ズルズルと会社に居座ってしまうことが多いと思います。

どの手段をとるにしても、自分から動かなくては始まりませんので、まずは、行動に移してみてください。生活していく中で、仕事は切っても切れないことですので、少しでも有意義な人生を送るための参考にしていただきたいと思います。