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1年経っても仕事に慣れないので辛い。辞めたい・・・というあなたのお気持ちは分かります。
最低でも8時間を費やし、通勤時間を入れると1日の大半を仕事をして過ごしているあなた。365日を経過しても慣れない仕事に毎日向き合うのは、とても神経を使うため疲れることでしょう。
でも、少し立ち止まって考えてみましょう。
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(診断時間は約5分です)
①仕事は1年周期で回る
多くの会社が1年を事業年度として回っています。
毎日同じような仕事をしている人も、例えば1ヶ月で売上成績を締めて発表されるとか、半期で予算執行状況や決算見込みを立てるなど、1週間、1ヶ月の終わりには何かしらの締め業務を行い、季節、半期といった区切りで何かしらの行事を向かえ、その度に仕事が一段落し、再び始まるという雰囲気を感じているはずです。
特に新入社員として組織の末端で働くあなたにとっては、1年というと非常に長く感じるものですが、会社全体でいうとやっと1順したに過ぎません。
よって、あなたが過ごしてきた1日1日が、それぞれ初めての1日、2年目になるこれからがやっと2順目、つまり2回目の1日なのです。
なので、2年目の仕事は1年前のあなたが経験したこと。
今は慣れないと思っていても、日々をこなすうちに「あれ?これやったことあるな。」とか「ここはこうすれば良かったはず。」と、体が仕事を覚えている感覚を得る瞬間があるはずです。
仕事に慣れて余裕の様子で働いている先輩社員も、みんな1年目は慣れない仕事にストレスを貯めた日々を過ごしていたのです。
つまり、何年か後には、あなたもあの先輩のような態度で仕事しているということです。
②慣れないとは奥深いということ
鉛筆を3本ずつ袋に入れる作業を想像してみてください。処理スピード云々は置いておいて、多くの人は、この作業に2~3回で慣れることでしょう。
この仕事に就いている人に、あなたのような悩みは皆無です。しかしどうでしょう。これが1日、半年、さらには1年続くことを想像してみてください。
それはあなたの望む「働くあなた」の姿でしょうか。きっと違うと思います。
1年たっても仕事に慣れないというのは、あなたの仕事がそれだけ複雑で奥深いものであるということです。
奥深いということは、誰にもできるわけではないということ、また続けていくうちにいつまでも新しい発見があったり、習得し、極めた先におもしろさがあるということです。
1年たっても仕事に慣れないということは、極論かもしれませんが、少なくとも1年は飽きることのない仕事に、あなたは就いているということです。
③石の上にも3年
昔からよく言ったもので、石の上にも3年、つまり、3年経過しないと物事の真相は見えてこないということです。
社会に出て仕事をするということに関しても、1年目は初心者として先輩のすることを学ぶことが仕事、2年目は慣れることが仕事、3年目はさらにその仕事に自分らしさを出したり、新たな提案をしたりして挑戦することが仕事です。
つまり、2年目のあなたは、これから1年をかけて仕事に慣れることが命題なのです。
④先輩に話を聞いてみる
これまで述べてきたことは、一般に言われていることです。もしあなたが究極に悩んでいる状況なら、既にどこかの自己啓発本で読んだという感想を持ったかもしれません。
そんなあなたは1人で悩んでいる場合ではありません。周りを見渡してください。あなたより勤続年数の長い先輩がたくさんいるはずです。
その中で、話しやすい人、休憩室で隣になった人、あるいは飲み会で隣り合わせた人に、仕事をして1年がたった自分と同じ時期、何を感じていたかを聞いてみてください。
また、その後の1年、あるいはそれ以上の経過でどう行動し、どう感じるようになったか、そして今、それらを振り返ってどう思っているのかも。全ての解決策はそこにあります。
自己啓発本は、あなたの仕事を知りません。そこかのセミナー講師は、あなたの心の中の真実を覗き見できません。
同じ会社で、同じような仕事を1年以上続けている人に、仕事を続ける理由を聞いてみてください。
もし前向きなコメントが出ない場合は「ではなぜ辞めずに今続けているのですか?」と聞いてみてください。そこに真実があります。
そうこうするうちに、自分の悩みについても話したくなってくるかもしれません。そのときがチャンスです。仕事の醍醐味は、本業をうまくこなすことだけではありません。
同じ仕事に日々取り組んでいる同士が、腹を割って話ができる環境こそ、社会に出て働くことのおもしろさです。
例え文句や愚痴でも構いません。共感や共鳴が、仕事に向かう力をくれ、互いに協力することを呼ぶのです。
まとめ
毎日の仕事に1年たっても慣れない状況は非常にストレスがたまります。
ただ、この1年を振り返るとそれでも仕事を続けている自分に気付きます。その自分はきっと誇らしいでしょう。仕事を辞めることはいつでもできます。
とりあえずは3年、続けてみてはいかがでしょうか。3年後の自分が、今の自分をどう見るのか確認するためにも。
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