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就職活動の時期に病気になってしまったり、家庭の都合で就活どころじゃなくなってしまったり、はたまた就活のスタートでつまずいてしまってそこから立ち直れなかったり・・・。
就職活動をすることが出来ずに卒業を迎えてしまった…!という方もたくさんいらっしゃると思います。
就活をしなかったら、企業への就職は諦めなくちゃならないかも。新卒で就職できないと良い企業には就職できないのでは?
そう思っているあなたに、就活をしていなくても就職出来る方法をご紹介します。
①専門学校へ行く
就職に強い専門学校、というのは実はたくさんあります。そういった学校は1年で卒業できて、就職先の紹介もしてくれるところが多いのも特徴です。
また、自分の希望に叶った就職が出来るパターンもあります。実際に大学卒業後専門学校に通い、夢を叶えたAさんの話です。
「就職活動中にインテリアコーディネーターに興味を持ったのですが、私の通っていた学部は経済学部。
いきなりデザイン系の職種で応募しても通るわけがなく、かといって希望していない経理などの職種では志望動機もまともに答えられず…で就活が終わってしまいました。」
「仕方ないので専門学校に入学をしようと思ったのですが、お金の面が一番大変でした。」
Aさんは、在学中にアルバイトをして貯金をし、ご両親からの支援もあと1年引き出したんだとか。
「親の説得が一番大変でした。親は経済学部に入ったから銀行とかに就職してくれるだろう、って思ってたのもあって、大モメでしたよ。インテリアにどのくらい興味があるのかを説明して、お金のこともバイト代がいくらあって、専門学校在学中はこのくらい稼げると思うから、あとこれだけ支援してください!って、計画表を作りって説得しました。」
「卒業式の直前までずっと反対されていたのですが、親も『このまま卒業させたらマズイ』と思ったんでしょうね。最後には『貸すだけだからね』折れてくれました。」
その後1年間しっかり勉強をして、建築事務所のインテリアコーディネーターに採用が決まったAさん。
「適当に就職して就活を終わらせる方法もあったと思います。でも、あそこで粘って、1年勉強したおかげで今好きな仕事が出来ているので、僕には必要な回り道だったと思います」
今は、ご両親への借金の返済を頑張りつつ、楽しく働いているそうです。
②派遣や契約社員からスタート、正社員登用への道を狙う
「派遣」や「契約社員」と聞くと、あまり条件の良くない働き方…と思ってしまうかもしれません。使われるだけ使われ、業績が悪くなると切り捨てられるイメージをお持ちの方も多いのでは。
しかし、派遣も契約社員もはそんなに悪いものではありません。正社員へステップアップさせてくれる会社は意外と多いのです。
派遣や契約社員から正社員になった2人の例をご紹介します。
教育系大手企業にお勤めのBさんの場合。
Bさんは大学卒業後派遣で3年勤めたのち、契約社員にステップアップ。2年後正社員登用試験を受け、無事正社員になりました。
Bさんは「派遣から契約社員になるのは簡単だったけど、正社員登用試験は本当に難しかったです。」と言います。
「でも、普段の業務を見てくれていた先輩社員さんや上司の方が後押しをしてくれ、無事合格することができました」
こちらの企業はもともと「契約社員からの正社員登用」を積極的に行っていて、毎年試験を行っていたそうです。この情報を派遣元から事前に聞いていたため、この派遣先を選んだんだとか。
派遣後も人より積極的に、丁寧に仕事をすることで存在感を発揮し、一緒に働く人たちからの信頼を得て正社員までステップアップすることができたそうです。
「もともと派遣と正社員の仕事量にそんなに大きな差があるわけじゃないので、最初は不満もありました。ですが、業務に差がないということは、そこで実績を積めば正社員としても通用するということ。不満はあまり口にせず、やるべきことをこなしていくことが大切だと思います」
地方の農協にお勤めのCさんの場合
Cさんは短大卒業後農協の契約社員として働き始めました。
順調に仕事をこなしていたCさんですが、勤務2年後に組織の再編があり、今まで慣れ親しんだ支店から別の支店にうつってほしい、と依頼が。そこでCさんは上司と交渉をしたそうです。
「今の支店での仕事や実績を上司に伝えた上で、勤務場所を変更するのであれば、正社員にしてもらわないとわりに合わないことをはっきり言いました。最悪、辞めることも想定していましたが、無事正社員にステップアップすることができました」
こちらの企業では、契約社員から正社員へのステップアップ制度はあったものの、明確な基準や試験があるわけではなかったそうです。
そのため、自分から上司へ働きかける必要がありました。
「正直、組織の再編があると知ったときは『チャンスかも』と思いましたよ。何もない状態で『正社員にしてくれ』というのはかなり勇気が必要なので…。支店の変更で大変だったこともありますが、そのおかげで正社員に慣れたので文句はありません」
どちらのパターンも「普段の仕事」をどれだけしっかりとこなしているかが重要です。
また、真面目に仕事をしたら認められる、という企業風土も関係しているかもしれません。
派遣や契約社員の仕事を探す際に、
- 正社員登用があるか
- 正社員登用実績
- 企業風土
あたりを調べておくと良さそうです。
③コネを利用する
コネ、と聞くとなんだか悪いものに思えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。コネも実力のうちです。
「でも、うちの親にそんなコネないし」と、思っているあなた。どんなに平凡な人でも、長年社会人として働いていれば何かしらのコネを持っていたりするものです。
例えば、Dさんの場合。
Dさんは大学卒業後に就職先を探していたのですが、うまくいかないまま数か月が経ってしまいました。そこで、Dさんのお父さんが会社の同僚に相談。
すると、同僚の親戚の方が経営する会社で働いてくれる人を募集していたそうです。
その会社はなんと、「コネのある人だけを採用する」という方針の会社でした。理由は「周りの人の勧めだったら間違いないから」というもの。
地方の小さい会社だと、結構こういった会社はあるそうです。
そんなわけで、なんとか就職先を見つけたDさん。「紹介してくれた人のためにも、ちゃんと働きたい」と頑張っています。
まとめ
こうして考えてみると、就職方法は意外とたくさんあることが分かりますよね。
今回は3つの方法を紹介しましたが、他にも「人材紹介会社」を利用したり、アルバイト先に聞いてみるという方法もあります。
これだけでも、「就活せずに卒業する」と「就職できない」の二つがイコールではない、ということが分かるはず。
あなたにも、少し回り道をしたくらいであきらめず、納得のいく就職先を見つけてほしいと思います。
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