就活の面接の「あなたにとって仕事とは?」の回答ポイント4つ【例文つき】

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目次

「あなたにとって仕事とは?」

実際、新卒向けの面接でこのような質問を受けることは少なくありません。シンプルな質問のようで、実は回答はなかなか難しいもの。

あなたならどのように答えますか?そしてこの質問に対する正解は、一体何なのでしょうか?

結論から申し上げますと、この質問に関しては、これと言った明確な正解はありません。

と言いますのも、「あなたにとって仕事は?」という質問ですので、あくまで個人的な意見を聞いているのに他ならないからです。したがい、回答も「あなた」次第。

ゆえに、答えは様々なのです。しかしそうは言いながらも、回答するに当たっては抑えておかなければならないポイントがあるのも事実。

闇雲に、ただただ自分の意見を述べては失敗する可能性はあります。

そこで今回は、就活の面接の「あなたにとって仕事とは?」の回答ポイントについてお話します。

①質問の意図を考えて回答すべし

冒頭申し上げたように、「あなたにとって仕事とは?」の質問に対しては決まった正解があるわけではありません。100人いたら、恐らく100通りの回答があるでしょうし、あくまで個人的な意見ですので人それぞれだからです。

しかしながら、ここは新卒採用の面接の場。ゆえに、回答する際は、あくまで個人的な意見とは言いつつも、よく考えたうえで回答することが大切です。

「質問の意図を考えて回答すべし」というのは、非常に大切なポイントになってきます。先ず、なぜそのような質問を企業は学生に対して行うのか考えてみましょう。

決して採用担当者が軽い好奇心のみで尋ねるわけではないはずです。

「限られた時間の中で、なぜそのような質問を投げかけてくるのか。」

それを考えて欲しいのです。採用担当者は、その質問を、企業と学生との間のマッチング調査に利用しています。

「仕事に対してどのような気持ちで臨むのか。」「どのようなことを考えているのか。」

そのようなことを学生から聞き出すことで、企業と学生との間にギャップがないか、考え方が合致しているのかをチェックしているのです。

例えば、アグレッシブに事業拡大を行っているベンチャー企業の面接でこのような質問を受けた場合。

極端な回答ではありますが、「社会人としての責務です。」、「生きていく為にしなければならないものです。」なんていう回答は先ずNGでしょう。

企業のカラー、戦略、目指すものに明らかにマッチしないからです。これからどんどん積極的に事業を拡大し、大きな会社にしていこうという野心のある企業に対して、このような回答は受け入れて貰えないのです。

「社会人としての責務」、「生きるため」という回答はその人個人の意見なのでしょうが、あまりに仕事に対して受け身な姿勢であり、積極性や野心を感じられないですよね?

若手ベテラン関係なくどんどん自ら動いて欲しいと考えている企業には、そのような受け身な人はマッチしないと判断され、結果的に不合格となってしまうのです。

事前にその企業のカラー、戦略、目指すものや求める人材像等をチェックし、企業の質問の意図を考える必要があるのはこのためなのです。

企業の意図をチェックするのは、回答を準備するうえでも、自身と企業との相性を見るうえでも大切なこと。企業のカラーと自身とがマッチしないようであれば、そのような企業は受けず、別の企業を探すべきでしょう。

無理矢理、企業のカラーに合わせて回答し、後々入社できたとしても、長い目で見れば後々自身と企業とのギャップに苦しむだけです。仮に入社できても、満足のいく働き方はできない可能性が高いでしょう。

ゆえに質問の意図を考えるという行動は、回答を考えるだけでなく、企業研究にもなるため、非常に大切なのです。

②造語や格好つけた回答は避けるべし

先ほど、回答例として、「社会人としての責務です。」、「生きていく為にしなければならないものです。」というものを挙げました。

合否の関係ない日常会話の中であれば、このような回答はありだと思いますし、私もその考えには賛成できます。

しかしながら新卒採用の面接の場ということを考えますと、ちょっとつまらないですよね?

先ほども申し上げたとおり、仕事に対する積極性や目標等が感じられず、なんとなく受け身な姿勢を感じてしまうため、マイナス評価を得てしまう可能性は非常に高いです。

したがい、もう少し工夫をする必要があります。

しかしながら、「もっと工夫して自分の言葉で回答して」なんてアドバイスをすると、とんでもない方向に走ってしまう人も多いので、やりすぎは注意です。

「造語や格好つけた回答は避けるべし」とは、まさにこのことなのです。例を挙げましょう。

例えば、「冷静なギャンブルです。」と回答したとしましょう。感情ではなく、論理や戦略で動きながらも、常に勝負や挑戦をしていくものという考えから出た回答です。

インパクトがありますし、人によっては興味を惹く内容のようにも受け取れます。ウケる人にはウケるかもしれませんが、同時にリスクの高い回答であるのも確かです。

先ず、「ギャンブル」という言葉の表現。

本人は、「勝負や挑戦」を示す言葉としてギャンブルを使っていますが、ギャンブルという言葉のイメージは世間一般的にはマイナスですよね?

受け取り方によっては、不快感を示す人もいるかもしれません。「これから会社の情報やカネを使って仕事を任せる上で、このようなギャンブル感覚の人間に任せて大丈夫か?」なんて不安に思ってしまう人もいるかもしれません。

造語や格好つけた表現で他者との差別化を図ったかもしれませんが、それが裏目に出てしまう可能性が高いのです。

他社との差別化を図る為に、自分の言葉で表現するのは大切。しかしながら注意をしなければ、大きくマイナスに触れてしまう可能性は十分あります。

インパクトを出す為に知恵を絞ることは大切ではありますが、その表現が相手に与える印象に関しては十分注意しましょう。

回答ができたら、相手の立場に立ってきちんとチェックすることが大切ですよ?

③万人が納得できる回答を用意すべし

当たり前ですが、採用担当者は初対面もしくは出会って2、3回目の人。自分自身のことを熟知した人ではありません。

したがい、自分が意図していることはそう簡単には相手には伝わりません。

よく知っている間柄であれば、あまり詳しい説明をしなくても納得・理解してくれるようなことでも、採用担当者との間ではそうはいきません。

人材を見るプロである採用担当者であっても、その人の性格や特徴等を100%掴んでいるわけではないので、自身の意図はしっかりと伝える必要があるのです。

「分かってくれるだろう。」なんて安易な考えは危険なのです。「万人が納得できる回答を用意すべし」とはまさにこのこと。

相手に誤解を与えないような回答を用意することが大切なのです。主旨、意図が、誰が聞いても納得できるようなものを用意する必要があります。

では具体的に、どのようにすれば「万人が納得できる回答」になるのかですが、答えは簡単。きちんと根拠を提示すれば良いのです。

仕事に対してどのように考え、またなぜそのように考えているのかを根拠を出して説明すれば良いのです。

具体的なエピソードがあると尚良いですね。自身の考えに対する明確な根拠として提示することができるので、初対面の人でも容易に理解をすることができます。

面接では、質問や回答の内容にのみ焦点が行きがちですが、人前で説明するという行動そのものも審査対象。

もし営業であれば、将来顧客の前に立った時にきちんとコミュニケーションをとることができるか、売込みをすることができるかは、企業にとっても重要な審査基準。

面接では、内容は勿論ですが、説明の仕方や方法に関しても同時にチェックが入っています。「あなたにとって仕事とは?」という質問は、個人的な考えを問うものではありますが、それでもある種のプレゼン。

自分の考えはどのようなものであるか伝え、またそれを相手に理解して貰うために回答します。

きちんと相手が納得できる内容、方法で伝えるようにしましょう。

④「あなたにとって仕事とは?」の質問に対する回答例

ではここまでのポイントを踏まえ、一つ回答例を提示します。

シチュエーションとしては、ある商材における発展途上国への輸出販売を積極的に行っている企業での面接であり、求める人材像としては、柔軟性、積極性、リーダーシップ性のある人を掲げています。

これらの前提条件を踏まえて、どこでどのように挙げたポイントが使用されているかチェックして読んでみてください。

「私にとって仕事とは、無限の可能性に挑戦できるものです。と言いますのも、モノ・カネ・ヒト・ノウハウを利用することで、自分ひとりではできないことでも実現できると考えているからです。実際、私には自身のスペイン語力を活かして、南米で○○を拡販したいという夢がありますが、自分だけの力では到底不可能です。しかし仕事を通して様々なものを利用すればそれらは実現可能ですし、無限に挑戦できると考えています。したがい、私にとって仕事とは、無限の可能性に挑戦できるものと考えています。」

いかがでしょうか?

先ず、「質問の意図を考えて回答すべし」というポイントですが、これはきちんと踏まえられていますね。

企業の意図やカラーを意識しているからこそ、「無限の可能性に挑戦」や、「南米で○○を拡販したい」なんてワードが入っています。

また「仕事を通して様々なものを利用したい」なんていう部分にも、仕事に対する積極性が伺えますよね?

若手であってもどんどん挑戦していきたいなんて強い意思が感じられることでしょう。

また、「造語や格好つけた回答は避けるべし」ですが、これは人によっては今回の回答例においては賛否両論かもしれませんね。

「無限の可能性に挑戦できるもの」なんてちょっとオーバーではないかなんて思った人もいるかもしれません。しかしこの回答は、先ほどのギャンブルという言葉の表現とは異なり、相手に誤解を招くなんてことはありません。

オーバーだななんて思われてしまうことはあっても、相手にはきちんと理解ができるような表現となっています。

今回の回答例では、「無限の可能性に挑戦できるもの」のあとに、そう考える理由を同時に述べていますが、恐らく本番では、一気に理由までは述べないパターンが多いでしょう。

先ず一言、「無限の可能性に挑戦できるもの」と回答した後、採用担当者から、「なぜそう思うのですか?」とあらためて理由を問われるのが一般的だからです。

そう考えますと、はじめの回答はすっきりとしたフレーズが一番なのです。その一言でおおよそのことが大体理解できるようなものが一番なのです。

「無限の可能性に挑戦できるもの」という一言は、そのフレーズ自体で、おおよそ理解はできますよね?

誤解はないはずです。したがい、ちょっと賛否両論のありそうな回答ではありますが、誤解を招く可能性は低いという点で、これはこれでOKなのです。

そして「万人が納得できる回答を用意すべし」ですが、このポイントについてもきちんと守られていますね。

根拠をきちんと述べていますし、論理的な文章になっています。理由、そのように考える背景、そのようなものがきちんと示されていますよね?

そのため、相手が自身のことをよく知らない人であっても、理解のしやすい内容のものとなっているのです。表現力、コミュニケーション能力という面でも、このような回答は高評価を与えてくれることでしょう。

これまで挙げてきたポイントを踏まえれば、きちんとした回答をすることは可能なのです。

まとめ

繰り返しにはなりますが、「あなたにとって仕事とは?」という質問はあくまで個人的な考えを述べるもの。

ゆえに、100人いれば100通りの回答があって当然です。しかしながら、それでも面接の場での質問ではあるため、回答をする際には注意が必要です。

何も考えずにただただ本音でさらりと回答するのは、時として非常に危険。

相手にマイナスイメージを与える可能性があるため、回答については事前にしっかり準備をしておくことが大切です。

今回挙げたポイントを参考にすれば、誰でもきちんとした回答を準備することができます。是非、自分自身、そして企業側が納得してくれるような回答を作ってみてくださいね。

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