会社を辞めようと思っているそこのあなた。
いつ辞めようとお考えですか?会社を退職するには期間に余裕をもって上司に相談しなければならないのをご存知でしょうか?
法律では確かに2週間前に伝えれば退職できると定義されていますが、実際のところ会社によって3か月前、半年前と規定されているのがほとんどです。
もしあなたが本気で退職を考えているのであれば、上司に相談する前にまず会社の規定事項を確認してみましょう。
なぜそこまで期間にこだわるかと言いますと、私自身がその”期間”というものに大変苦しめられたからです。
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(診断時間は約5分です)
私は3ヶ月前に伝えても円満退職できまんせんでした
私は大学を卒業後、新卒である会社に入社しました。入社前に新入職員全員で社長に挨拶を行う機会があり、その際、社長に気に入られた私は入社式で新入職員代表の挨拶をつとめました。
私が配属された事務室は40歳代の男性上司が2人というこじんまりとした部署でした。その上司と社長の仲が良かったこともあり、社長は毎日のように事務室を訪れては世間話をして出ていくというのがステータスでした。
私ももともと社長に良い意味で目をつけられていたため、上司2人と同じように社長との会話を楽しんでいました。
社長は60歳で私と同い年の娘がいるそうですが、離婚してからは一度も会っていないということでした。
そういうこともあり私を娘のように可愛がってくださり、仕事中にもかかわらずアイスやまんじゅう、シェイク、焼き芋などたくさんの差し入れを頂きました。
入社して初めての私の誕生日にはブランド物のポーチまでも頂きました。
貢がれているような感じがして若干嫌気がさすこともありましたが、私が社長に気に入られれば上司たちも都合が良いようなので笑顔で振る舞い続けていました。
そんな時、私は彼氏からプロポーズを受けました。彼とは交際が始まって1ヶ月でしたが、もともとの付き合いが長かったため私はプロポーズを素直に受け入れました。
しかし、問題は彼が県外に住んでいるということです。つまり私は仕事を辞めなければならなくなりました。
新卒で入社してわずか1年。仕事にも職場にもやっと慣れてきてこれから面白くなる頃の突然のイベントでした。上司に言い出すタイミングを探ってはなかなか行動に起こせない日々が続きました。
ちょうど寿退社を予定している仲の良い女性社員に相談すると、「私は3か月前に上司に相談したけど人が足りないからって半年間延長されたよ。早めに言わないと自分の希望する時期に辞められないと思う。」とのことでした。
私が退職を希望するのは8月末。彼女に助言を受けたのは5月のことでした。翌日、部長にさっそく相談。あまりに突然のことで部長はとても驚きましたがすぐに受け入れてくれました。
「問題は社長だな。俺が副社長に報告するから社長には副社長から伝えてもらおう。」それがこの会社の社長へ報告する流れだそうです。1週間後、社長がいつものように事務室を訪れました。
「君、結婚するんだってね?」張りつめた空気が室内を漂いました。
「最近入社したばかりでもう辞めるなんて都合が良すぎるんじゃないのか?会社は君に期待していたんだ。だからここまで育てたのに。君に費やしたお金と時間と労力をどうするんだ?それを理解して君は辞めると言ってるのか?そもそも8月で辞めたいなんて勝手すぎる。他の職員からも退職願が出ているが、みんな会社の都合で勤務を延長してもらっているんだよ?3か月前に退職を切り出して3か月後に辞めるなんて君が初めてだ。常識を知れ。」社長は事務室を出ていきました。
その時、入社して初めて私は泣きました。上司の前で涙を見せたくはありませんでしたがこらえきれませんでした。
いつも優しい上司が慰めてくれるだろうと期待していましたが、
「女性は結婚があるから退職するのは仕方ないよね。それは社長もよくわかってると思う。でも結婚を前提とした付き合いだって最初からわかっていたなら、今の彼と付き合い始めた時に俺に報告してほしかった。さすがに3か月で次の人員を確保するのは難しいからね。」
と優しさの中にもどこか冷たさの入った言葉をかけられました。
それから社長は事務室に来なくなり、廊下ですれ違っても挨拶を返してくれることはありませんでした。上司たちとも会話が減り、結婚の話はタブーのような暗黙の了解ができていました。
それから3か月後、無事に私は退職をしました。最後に社長へ挨拶まわりに行きましたが、最後の最後まで「はい。」の一言しか交わして頂けませんでした。
本来であれば結婚式に上司や社長を呼ばなければなりませんが、会社に迷惑をかけたことと結婚を祝ってもらえなかったことから、あえて招待しませんでした。
退職は会社の状況を見ながら伝えてください
退職を切り出してから実際に退職するまでの間は本当につらかったです。上司との関係は悪くなる反面、その上司に仕事の引き継ぎをしてもらわなければなりません。
もっと早く相談していれば円満退社ができていたのかもしれません。会社の規定に沿った3か月前でも、会社の状況を見ながら臨機応変に対応していくしかないのだと痛感しました。
私は今回のことがあり、次の職場で働くときに育児休暇や産後休暇などをとるのが怖くなりました。また同じ目にあうのではないかと思うと子どもができるまでは働くのをやめようか悩んでいます。
みなさんにはそんなつらい苦しみを味わってほしくないので、可能な限り早めの決断をおすすめします。
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