仕事をしているといつの間にか正規社員と違う扱いを受けているというイメージで世間には知られる「派遣」ですが、労働者派遣法に基づいた労働形態であることはご存じだと思われます。

最初は楽しかった仕事も他の人たちと違う扱いを受け続ける中で派遣社員として精神的に疲弊することもあります。

少しずつですが派遣社員として自分の仕事や生活へのメリハリのつけ方を考え直して仕事を辞めたいと申し出るのが一番なのですが、プロジェクトや大きなミッションに協力しているときに派遣を辞めると言い出しにくいのは確かです。

自分だけ途中で仕事を辞めて飛び出すことは出来ないと考えなおすこともあるかもしれません。

転職ストーリーを考える

こうした、「いつなら辞められるのか？」という「辞めるタイミング」が見えないまま派遣の仕事を続けている場合には「転職ストーリー」を完璧に作ります。

転職するための生活改善や自分がほんとにやりたい仕事を見つけるための活動です。派遣の仕事をタイミングよく辞めるためにたくさんの「理由」を用意しましょう。

体調不良が起きているなかで派遣の仕事を辞めたいけど全く辞められないという状態でも転職するための活動とストーリーを作り上げます。

本当に転職しなくてもストーリーは完璧に仕上げてください。出来るだけ自分の退職の理由と体長不良などの理由は完璧にストーリー化して相手に伝えるようにします。

会社の方では派遣社員の人を大切に扱ってくれることもありますが、実際には正規社員よりは融通のきく場面が多いと言われています。

理由はアルバイトやパート労働者と同じように、正社員では受けられない待遇を受けることができるのです。

過重労働で体調不良になったことを伝えます。ここで証明書の提示を求められたら外科の診断書でも良いので提出します。

最後は転職のために準備していることも伝え、最終的には家庭の事情なども付け加えた話を持ち出すようにしてください。

ここまでの退職活動が認められると１か月以内には契約解除を承認していただけるようになります。

悪いタイミングでも派遣の仕事を辞める方法

プロジェクトは始まったばかりで新しい企画もはじまったばかりですが２０日ほどで、派遣の仕事を辞めたいと伝えてから承認してもらうには契約の途中解除を申し出る必要があります。

この時期に使えるアイテムがいくらかあります。１つは診断書と２つは入院歴などの書類です。他には家庭の事情を証明する書類や財産や資産の破たんが起きたという本当の事情を説明します。

なるべく「急な事情」というかたちで派遣の仕事を辞めたいと言えるように工夫してください。言い訳とウソは絶対にいけませんがストーリーをしっかりと明確に説明できるようにします。

自分で仕事を辞めたくなるまでに私生活で起きた出来事も含めてストーリー化した説明を会社側に申し出ることにしてください。

会社側は個人の事情や言い訳は聞かないと言うかもしれませんが完璧な転職ストーリーや退職ストーリーを明確に説明すれば１週間以内に解雇か契約解除ですべては解決します。

派遣の仕事を辞めたい気持ちをまとめる

年齢が３０～４０代の人はＩＴ奴隷と呼ばれるような扱いを受けているのが現実ですが、ＩＴ奴隷状態を打ち破るためには派遣の仕事を辞めながら転職するストーリーを目指してください。

まずは派遣の仕事を探して働くことから始まります。１～５ヶ月ほどで辞めるなら次の転職ストーリーを完璧に仕上げてから確実に辞められるように準備します。

そこで体調不良の疑いがあれば「外科」を受診して診断書を発行してもらいます。

つぎに家庭の事情であれば「子供の入学写真」や入学祝などのストーリーを持ち出して巧みに「新しい仕事でもっと収入を上げたい」という言葉をアプローチしてください。

私は自分の家庭や体調のためにも派遣の仕事を辞めます。そして、待遇の良い新しい派遣の仕事をして次の生活を目指しますという意思を表示してください。

確実に成功するとは限りませんが使えるアイテムや自分のストーリーは全部吐き出しても構いません。

まとめ

最後には、契約解除か退職届を提出するように指示がくだりますが退職届以外に「機密保持書類」といった名目での書類への同意を迫るものが存在します。

これには特に気を付けてください。実際に書く必要のない書類を目の前に出されて書かされたというトラブルがあります。

分からない書類は「いったん自宅に持ち帰ってから書いて提出します」という遠まわしな方法で避けるのが一番です。

もし、不意に書類記入や意味のない契約への同意を迫られた際には紛争解決センターでアドバイスを受けてから対応するようにしてください。

労働者の問題は「紛争解決センター」がアドバイス助言を行っています。

このセンターは全国各地にありますから派遣の仕事が辞められないで困っている際には一度利用してみてください。