秘書の仕事が辛いので辞めたいです

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※以下はシティホテル勤務、秘書、入社10年目、女性の体験談です

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最低な上司

私の仕事は某外資系シティホテルの外国人役員の秘書でした。

秘書というとスケジュール管理やアポイントの調整、電話対応、書類整理や費用処理等の仕事が思い浮かぶと思いますし、実際私もそのような仕事をしていました。

4年前までついていた役員の方は非常に尊敬できる方で、私だけでなく現場のスタッフも顔と名前を憶えて、親しみを込めて、そして敬意を持って接してくださいました。

しかし4年前にその方が異動となり、新しい役員の方が就任されたのです。

もちろんそのまま私もその方につくことになったのですが、この上司が問題でした。私が仕事を辞めたいと思った理由はほとんど全てこの上司にあります。

この上司は第一印象はとても人当たりがよく、優しく、柔和な感じでした。いつもニコニコしていて人見知りせず、冗談もよく言うような感じです。

それはしかし裏返せば、自分ひとりでは何も決められない優柔不断の表れだったのです。

自分が責任を取るのが嫌なために「鶴の一声」を言うことを絶対にせず、のらりくらりとかわし、なんとなく方向性を決めたような感じでいつも会議は終わっていました。

議事録を書くにしても結論がないため苦労したことを覚えています。

別の理由としては、私に自分の仕事を振ってきたことでした。

自分の上司に提出するプレゼン資料を私に作らせ、チェックし、修正がある場合は私に口頭で指示するのみ、自分では一切実際の作業をしませんでした。

そのせいで私の残業は増えるばかり。午後9時や10時までいても、「何してるの?」「もう帰っていいよ」等の声かけは全くありませんでした。

とうとう残業時間が会社の規定ラインである80時間を超えた時にも見て見ぬふりをし、そのくせ会議では偉そうに「ワークライフバランス」を連呼していましたので、私はあきれて見ていました。

これは私以外のスタッフにも当てはまり、いろいろな仕事をあたかもその人がやるべきだとばかり部下に押し付け、自分はできあがりを見ていちゃもんを付けるだけ。

それを何度も繰り返されていた人もいましたし、挙句の果てには、この上司のさらに上の方との会議の中である点をつっこまれた時には平然と、「それは私がやったのではない。だからわからない。あの人に聞いてください。では○○さん、説明お願いします」と丸投げしていたのです。

振られた方はそもそも、この上司の指示に従って提出している資料なので説明しようもありません。いつも逃げの姿勢なので、スタッフから尊敬されていませんでした。

さらには人を見る目がなく、採用する人材・昇進させる人材は問題児ばかり。

どう考えてもやる気のない人が部長になり、その部下はその悪影響を受けて自分たちに甘くなっていき、部内はダレる一方でした。どんどんと社内の雰囲気や空気は悪くなり、とうとう私以外にも退職者が数名出たほどでした。

一念発起!新しい世界へ

解決策を一言で言うと、私の場合は「辞めたい」という気持ちに逆らうことをせずそれを受け入れて、実際に退職しました。

退職を決意するまでは3か月ほどかかり、自問自答の日々でした。会社での自分の立ち位置、必要とされている実感、達成感、金銭的安定や慣れた業界という安心感は魅力でしたが、こんな上司のもとではきっとこれから事態は改善することはないと判断し、退職に踏み切りました。

はっきりしない、はっきり言えない上司ですのでずるずると引きずられてしまい、退職したい旨を告げてから後任探し、候補者の面接や引き継ぎなどで結局、半年以上かかってしまいました。

他人(上司)に振り回される秘書という仕事に嫌気がさした私は、英語力をいかした職場、英語力だけで勝負できる職場を探すことに決めました。

しかし、雑誌のライターやジャーナリストは経験のない私にいきなり稼げるわけでもないからちょっと不安。英語を教えようにも教職課程も取っていませんし、予備校の先生も無理、人前で話すなんて緊張してしまう。

ましてやフリーランスとして起業するなんて生きていけるかわからないので問題外、と考えた私は、やはりどこかの企業に属するしかない、と求人情報を探し始めました。

そして自分の経験のない分野でしたが、技術翻訳(IT関連)の求人を見つけたのです。

パソコンは使っているけどシステムのことは全くわからない私ですので、面接までに付け焼刃で知識を詰め込んではみましたが、プロには到底かなうこともなく、すっかり化けの皮がはがれてしまいました。

しかし面接の中で、「教えてもらいながら、学びながらやっていきたい!」という熱意だけは伝えたつもりでした。すると驚いたことに採用の連絡がきたのです。

もちろん最初は覚えることや勉強することがたくさんあり、いつクビになるかとヒヤヒヤしながらの大変な日々でしたが、3年目になると新入りの子に教えることもできるようになりました。

前の職場と比べて改善されたのはまず、自分のモチベーションです。

尊敬できる上司・同僚に囲まれて仕事をすることで、もっと会社の役に立ちたいという気持ちは強くなるばかりでした。

新しいことを学んだり、教えてもらったり、以前の職場では時間がなくてそれどころではなかったことが業務中に行えることは非常に素晴らしいことだと感じました。

また、専門的な分野に特化することで待遇がよくなり、入社当時こそ低かったもののすぐに給与も前職よりよくなりました。

それは自分の手に職をつけることができたという自信にもつながりました。

最後はやはり「ワークライフバランス」です。残業はたまにはありますが毎日何時間もすることはありませんし、最初は要領が悪く効率もよくなかったですが、そのうち自分で仕事をコントロールできるようになりましたので、プライベートの時間をきちんと確保できるようになりました。

辞めちゃえ!

もちろん、今の会社が嫌だからと言って何の計画もなく退職することは得策ではありません。というか無謀です。

私も、「上司が嫌だから辞めてやった」と軽く聞こえるかもしれませんが、退職という決意に至るまでには多くの思慮がありました。

自分の力で現状を改善することはできないのか、人事部や同僚・上司に相談することはできないのか、部署異動を申し出たらどうだろうか、その役員の方に改善を求めるべきだろうか・・・と何度も考えました。

そして実際に、秘書をしていた外国人役員と直接話をする時間を持ち、考え方や働き方をこう変えてくれないだろうかと依頼をしました。

今仕事を辞めたいと考えている方、まずこれらを全て自分の中で何度も考え、そして実行に移してください。

多くの不満は、それが自分勝手なものでない限りは、その2ステップで解決されます。特に今はパワハラ、モラハラ、いろいろ取りざたされていますから会社も必死です。

変な話ですが、そこに付け入るというのも一つの手です。また、上司と直接、問題点について話をするなんて、しこりが残りそうで嫌だ」と思っている人もいるかもしれません。

私の場合も、外国人だったのでまだ言いやすかったですが、これが日本人の頭の固いおじさんだったりすると、こじれたり、嫌がらせをされたり、あり得ない異動を命じられたりするかもしれないと二の足を踏んでいたかもしれません。

そういう方は人事部に話をして間接的な解決策を模索するのがよいかと思います。とりあえずまずは、自分の力で事態の好転を目指してください。

また、同業種・同職種の方へのアドバイスとしては、やはり手に職をつけるということが重要になってきます。

ホテル業(現場の方も含めて)や秘書業務って、実際履歴書に何のスキルが書けるかというと微妙なところがあります。

一生ホテル業や秘書業でやっていくという覚悟があるならよいですし、今の職場より待遇のいいホテルなんて何軒もあります。

複数のホテルチェーンをハシゴしている方にもたくさん会ったことがあります。

ただし、そこだけに縛られずに生きていきたい、働いていきたいと思うのであれば、「自分はこれができる」というスキルを身につけることが大事です。

スキルを身につけることによって退職~転職に踏み切る勇気もわいてきますし、逆に「いつでも退職できる」という余裕があれば今の職場で我慢することもできるかもしれませんし、違う部署で活躍できるかもしれません。

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