医療事務が辛くて辞めたいと悩むあなたへのアドバイス5つ

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あなたは医療事務を初めてどれぐらいの年月がたっていますか?あなたはなぜこの仕事につきましたか?

「患者や弱っている人たちの助けになりたかった」「人に必要とされる仕事をしたっかった」「世の中の役にたつ仕事をしたかった」などいろいろあると思います。

でも、「人のために」という気持ちがあったんじゃないでしょうか実は私もそうでした。私は「人の役に立ちたい、病気で弱っている人たちを助けたい。」。そんな気持ちで仕事を探していました。

本当は医者や看護師になりたかったのですが、自分のやりたいことに気付いたのが遅く、学力もありませんでした。そこで資格のいらない医療事務の道に進みました。

私の最初の「病院」のイメージは働いている人たちはみんな和やかで優しくてそしてゆったり時間が過ぎ、患者さんからは感謝されみんな助け合って業務を遂行する。そういった職場をイメージしていました。

しかし、実際は雲泥の差を感じました。

実際は働いている人たちは毎日みんな忙しすぎてピリピリしてろくに会話もできず次から次へ来院する患者でろくにお昼休みも取れず、患者からは不当なクレームやいわれのない暴言をうけほかの業種からは「事務員」だからといって蔑まされる。

そんな真逆のような世界でした。あなたの職場はどうでしょうか?クリニックや診療所にお勤めであれば多少差があるとおもいますが、病院の規模でお勤めの方は多かれ少なかれ共通するところがあるんじゃないでしょうか?

あなたが今、辛くて辞めたいと思う理由はなんでしょうか?私が感じたことと同じことを感じていますかそれとももっと別の事でしょうか?

しかし医療事務を行う上で浮上する悩みは共通の物があるとおみます。そこで、僭越ながら長年医療事務を続けてきた者として5つのアドバイスをさせていただきたいと思います。

まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?

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①請求のプロフェッショナルであるという気持ちを持とう

おそらくあなたは今までの業務の中で「事務員だから」というだけで、いわれのない非難やほかの業種から軽んじられたことがあるんじゃないでしょうか?

病院のなかは医師免許であったり看護師免許であったり国家資格を持っている人たちであふれかえっています。しかし、国家資格のない医療事務員だからといって軽視される理由にはなりません。

医療事務だって立派な職業であり、プロフェッショナルです。そして、医師や看護師たちの給料は私たちがいるからこそ出すことができるんです。

もちろんドクターや看護師がいないと病院やクリニックは成り立ちません。しかし、逆に医療事務を行う人たちもいなければ病院やクリニックは成り立たないのです。

私たちは病院・診療所には必要不可欠な人材である。プロフェッショナルなんだという自覚を持ち、病院ないしは医師、看護師からまたは患者から頼られる事務員を目指してください。

②チーム医療を意識しよう

医療とはチームです。部署で完結できるものではありません。

受付で事務員が受付を行いカルテを作成し看護師が問診を聞き、初期症状を確認し医者がカルテと症状をみて検査と看護師に支持をだし治療を行い検査技師が検査を行い、看護師が処置を行い事務員が計算してお金をもらう。

病院や診療所の単純な流れはこうです。この中の業種が一つでも欠けたら病院は機能しますか?事務員も「医療」という大きな歯車のなかの一つのパーツを担っています。

みんなで病院を動かせるよう常日頃から他職種とコミュニケーションをとりましょう。

③向上心を持ち続けよう

毎日同じことの繰り返しで新しいことなんて何もないそう思ってはいませんか?きっとそれは見落としているだけです。

最近新しい薬が増えてませんか?今まで行っていない検査とか増えていませんか?見たことのない診断書や医療公費は増えていませんか?

毎日、似たような業務を行っていても新しいことはたくさんあると思います。そして、新しく増えたことを「面倒くさい」と思わないでください。

向上心をもって今まで知らなかったこと、やってなかったことを調べてみてください。そうすると自然に知識と視野がひろがります。知識がふえると上記にも書きましたが他職種とのコミュニケーションの種の一つとなります。

その結果、他職種とも円滑なコミュニケーションが形成されるでしょう。

④悪いことは深く考えない

仕事の中で嫌なことがたくさんあると思います。患者からクレームがはいった。上司から無理難題を押し付けられた。そんな嫌なことが続く事があった日には逃げ出したい、転職したいとおもうんじゃないでしょうか?

でも、それは「医療事務」を職業に選んだから起こったことでしょうか?ほかの業種の人も、もしくはまったく別の職業の人だってそういったストレスや不満と戦っています。医療業界だけのことではありません。そして考えてみてください。

確かに無理難題を出す患者や意味不明なクレームをいう患者はいますけど、純粋に感謝をしてくれる患者だっていたはずです。

患者に丁寧に対応した、患者のわからないことをわかるまで教えてあげた、歩くときに少し手を貸してあげたそんな些細なことでも、本当の気持ちで心の底から「ありがとう」と言われたことだってあるはずです。

その時、あなたは「この仕事をしていてよかった」と感じられたのではないでしょうか?嫌なことというのは記憶に残りやすく、尾も引きやすいです。

しかし嫌なことをずっと引きずるのではなく、感謝されてうれしかったこと、患者が必要としていることを考えて、次につなげていけるようにしてみてください。

⑤新しいことにどんどん興味を持とう

この業界は「知識」が物をいいます。ドクターから質問されたときに何もわからなければコミュニケーションが成立しません。

ドクターはやはり頭がいい方達です。そういった人と上手く渡り合っていくにはこちらもそれ相応の知識が必要です。しかし、医療の分野ではドクターたちには逆立ちしても勝てません。

でもドクターが欲しているのは「医療の知識」じゃないんです。なぜなら医療の知識は自分たちがすでに持っているし、はるかに量も多いからです。

では、ドクターは何を求めている情報や知識とは何か?

それは「医療事務」や「請求業務」です。医者は薬の処方や、処置、手術等は行えますが、それが一体いくらになっているのかどのように患者から徴収されるのかを知りません。それは大きな病院になればなるほどこの傾向が強いです。

ですので、ポイントとしては新しく始まった手術、行為、薬品名を覚えそれを医療事務に頭の中で紐づけておいてください。

「新しい○○の薬と今までの薬だとどっちが高いの?」と聞かれたときに薬の効果はわからなくてもお金の事なら答えれるはずです。そして「あ、この人は事務員だけどいろいろしっているんだ」と思ってもらえたら大成功です。

このようにドクターたちが知らない「医療事務」や「請求業務」と「医療行為」をつなげれるように新しい情報がはいってきたら自ら情報収集を行ってみてください。

まとめ

以上、5つのアドバイスをさせていただきましたがどれもすぐには難しいことばかりだと思います。実際アドバイスを行っている私自身もすべて実践できているとは思えません。

しかし、少しずつ上記のアドバイスを行うにつれ病院のという歯車のなかに取り込まれていき、いわれのない非難や不遇な対応は減ってきたと感じています。

病院や診療所を辞めるのは簡単です。しかし、今一度、自分が何に対して不満をもっているかを考えそれを改善するにはどうすればよいか?

そして自分には何が足りていないかを冷静になって謙虚な気持ちで考えてみてはいかがでしょうか?新しい発見や新しい「目」で今の職場を見れるようになるかもしれませんよ。

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