文系の大学を卒業し、パソコンに自信があった私は迷わずプログラマという職業を選択しました。

エクセルやワードが出来るからというプログラミングも出来るだろうという安直な考えで職業を選択してしまった私は案の定研修でつまずきました。

そこで気づいたのですがプログラミングとワード・エクセルは全くの別物であり、プログラミングには論理的な思考が必要でありワード・エクセルはある程度直感的な操作でどうにかなってしまう面があったのです。

研修開始から2ヶ月経過し毎日出される課題を嫌々こなしていましたが、肉体的にも精神的にも限界が近づいていた私は遂に転職を考えました。

自分にこの仕事は向いていないのではないか、論理的思考が必要な職業ではなく直感的な思考でこなせる仕事に就くべきではないのか。

そして何よりプログラミングにやりがいを全くと言っていいほど感じられなかったので、やりがいのある仕事を探すべきかと悩んでおりました。

私はどんな事も自分だけで悩んでしまう性格です。

良く言えば責任感が強いということなのかもしれませんが時にその責任感に耐えれなくなってしまう事があります。

今回のことにしてもそうでした。自分の中だけで転職しようかしないかを考えてしまっていたのです。

なので私はまず同期に相談することにしました。

そうすると同期にも私と同じ悩みを持っていたが、それを言い出せなかった方が何人かいました。

本当は私が相談に乗ってもらいたかったのですが、責任感のある私は辞めるか悩んでいる同期をほうってはおけず自分も頑張るから頑張ろうと無意識の内に言っていました。

そしてそれからは仕事に対するモチベーションも上がり。毎朝就業30分前にオフィスに行き、その日の予習復習を悩んでいた同期と行い、家へ帰ってからもしっかりとその日の研修の内容を予習するようになりました。

それまでは特に予習も復習もモチベーションが無かったのでしてこなかったのですが、やはり仕事が出来るようになるには時間をかけて学んで行くしかないのだと実感しました。

私と同じような悩みを抱えている方はたくさんいると思います。

そしてそのような悩みを抱えている人は特に若い人に多いでしょう。

初めて社会に出て仕事が上手く出来ず、自分にこの仕事は向いていないのではないか、転職するべきなのでは？と悩んでいる方はたくさんいるでしょう。

しかし向いているか向いていないを考える前にしっかりと時間をかけて努力するべきだと思います。

入社してからの２年は特にそうです。

どうしても出来ない、理解出来ないことが仕事であった場合はプライベートの時間を削ってでも出来るようにするべきです。

私はそうして今でもプログラマとして会社に貢献することができています。