就活の面接の「今まで一番辛かったことは?」の質問の回答方法3つ

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「今まで一番辛かったことは?」という質問に対しての、正解の回答はありません。ほとんどの人が自分の経験の中から、自分自身で辛いと感じたことを話されていると思います。

回答を準備していれば、それほどプレッシャーを感じない質問に思えますが、この質問の意味をよく考えて回答しないといけませんね。

私もこの質問に対しては、いままでどの面接の場合でも同じような回答をしてきました。しかし同じ回答の内容でも、受け取る面接官によって反応はバラバラでした。

「それは大変な経験だったね」と言う人もいれば、「あ、そうですか」と、なんだそんな事が一番辛いことなのか、というような顔をされることもありました。

人は今まで生きてきた中で、同じような苦労でも、辛いと感じる人や辛いと感じない人がいます。

つまり、辛いと感じるレベルは、人によって基準が違うんですね。

しかし面接官を経験するようになってからは、その質問には単なる苦労話を聞くのとは違った意味合いがあることを知りました。

就活の面接でのこの質問の本質的な意味は、以下のようになります。

  • 辛いと感じるレベルがどの程度であるのか?
  • 今までどれぐらいの苦労の経験があるのか?
  • 逆境や苦労に対して、どのように対処してきたのか?
  • 今後、感じるであろう仕事上のストレスに対して抵抗力はあるのか?

今まで苦労してきた人と、何一つの苦労もなく育った人と、あなたは同じ働く仲間としてどちらを選びますか?

答えは苦労してきた人と一緒に働くほうが、安心できますよね。つまり、これまで辛いと思った苦労の経験は、今後の社会人としての立派なスキルとなっています。

ですので、「今まで一番辛かったことは?」の質問に対しては、先ほど説明した4つの本質的な意味を意識して回答する必要がありますね。

ここではその回答方法を精神的、肉体的、経済的の3つに分けて挙げますので、参考にして頂ければ幸いです。

なごやかな雰囲気の面接の時は、「今のこの面接が一番辛いです!」と言って少しの笑いを取り、その後にシビアな体験を話すと、ポイントが高いかもしれませんね。

精神的な話はどちらかというと、50~60代の自分の親に近い世代に、肉体的な話はどちらかというと、20後半~30代の比較的若い世代に向いているかもしれません。

また経済的な話はどちらかというと、40代を中心とした経済的に今が一番厳しい世代に共感されるかもしれませんね。

①精神的に一番辛かったこと

この話は精神的な強さと、その辛い事への対応力のアピールになりますね。私の場合は父親が大学3年のときに亡くなりましたので、その精神的な辛さを話しました。

母親は小さなことでは頼りになりましたが、大きなことでの相談相手を亡くした精神的な辛さは大きいものでした。

海外や国内旅行などで、思わぬ事件にあって辛い目にあったなどもいいですね。このように、その当時の自分一人では解決できないような、辛かった苦労話をしてみてください。

そして、その辛さをどのように乗り越えてきたのかを説明することが必要です。

ここでは注意すべきことは、その事が今でも精神的トラウマになっていて、未だに立ち直っていないと話すことは禁句です。

②肉体的に一番辛かったこと

この話は健全な肉体を持っているのか、体力的には自信はあるかのアピールになりますね。私の場合は大学時代の記念として、フルマラソンに参加したことがあります。

トレーニングもほとんどせずに仲間と参加しましたが、ほんとに倒れて死ぬかと思うぐらいの辛さで、なんとか完走だけはできました。

またケガや病気で長期の入院をして、リハビリが辛かったなどの話もいいですね。このように単なる肉体的辛さの場合と、ケガや病気などによる肉体的と精神的辛さが複合でくる場合がありますね。

ここで注意すべきことは、ケガや病気で辛い体験をしても、今は完治して健康であることを付け加える必要があります。

③経済的に一番辛かったこと

この話は金銭感覚のシビアさと、経済的な強さを持っているかのアピールになりますね。私の場合は大学途中で父親が亡くなりましたので、その後はほとんどアルバイトをしての卒業になりました。

3年までにほとんど必要な単位は取得して、残すのは卒論だけでしたので、4年ではアルバイトと就活に専念し、ほとんど学校へは行けませんでした。

何かの事情により一時的な大金が必要になり、その工面で苦労して辛かった話もいいと思います。また経済の勉強のために、少額の株取引をして失敗した話なんかもいいですね。

問題なのはその失敗や辛かったことを経験として、これからどのように自分の人生に活かしていくかです。このように経済的不遇の時に、どのように対処して乗り切ってきたかを話してください。

そしてお金の大切さと運用の重要さを、いかに痛感したかの経験を話してください。

ここで注意すべきことは、いまでは借金もなく(奨学金は別です)、ゼロからのスタートであることを説明してください。

まとめ

以上で3つに分けて紹介しましたが、少しは参考になりましたでしょうか?

この3つの紹介は便宜上で分けて説明しましたが、複合する場合も十分にありますので、その場合は併せて回答してください。

このように「今まで一番辛かったことは?」の質問は、抽象的ですべての人に共通する正解はありません。

しかし、質問した面接官の心を捉えるような具体的な話しの内容であれば、他の被面接者よりもポイントを上げるいいチャンスかもしれませんね。

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