就職して仕事に慣れてくると、出来る業務も増えてきますが、その分ストレスも増えていきます。

そうすると仕事が辛くなってきて「働きたくない」「結婚して専業主婦になりたい」と考える人が出てきます。

おそらく、婚活サイトなどを利用して、本格的に「婚活」に向けて準備を始めている方もいるでしょう。

また仕事を辞めて求職中の人が、なかなか仕事が決まらず、「仕事をするべきなんだろうか？」「いっそ働かなくてもいいんじゃないかな」と思う人もいます。

それは、しんどい思いをするくらいなら「ラク」に生きていきたいという願望が表れているのかも知れませんね。

逆に言えば将来に「希望が持てない」と考えている事も関係しているのかも知れません。

でも、本当に「結婚」すればラクに生きていけるのでしょうか？

ここでは働きたくないから結婚したいと望む女性に押さえておいてもらいたいポイントをお伝えします。

①働きたくない理由を明確にしておく

働きたくない理由はいろいろあります。

とある女性は新卒で入社後、3年経たずに結婚、退職しました。「仕事を辞めて専業主婦になりたい」という理由からです。

こういったタイプは、自分が幼少時に両親が共働きで「両親との思い出があまり記憶にない」などの理由から、自分が母親になったときは子どもと一緒に過ごそうと考えています。

また、夫が一定ラインの安定した収入を得られる場合は、自分が仕事を辞めてもやっていけると考え、専業主婦になったというケースもあります。

また「仕事を続けるのが辛い」「仕事がなかなか決まらない」といった、自分のライフキャリアに不安を感じて、結婚という大きな転機をきっかけに人生そのものの流れを変えたいといった考えもあります。

その場の衝動で仕事を辞めてしまうと後で後悔することになるかもしれません。

②結婚した後のライフプランを考えておく

結婚後に仕事を辞めるという選択をとった場合、それまで積み上げてきた仕事上のスキルを手放し、職業人としての舞台から降りることとなります。

つまり、夫の稼いだお金で生活する、一人の収入で2人、子どもがいたら子どもが巣立つまで3人以上の生活費を見込まなくてはなりません。

子どもが成長するとかかる費用も大きくなっていきます。

また、自分や夫の両親の介護や、自分たちが病気になったり、不慮の事故で障がいを持ったり、あるいは予期せぬ早い時期に夫と死別する可能性もあるのです。

なので、結婚後、しばらく働かない場合は、夫婦で長期的なライフプランを立てて、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にアドバイスをもらいながら修正を加えていきましょう。

③やがて働きたくなった時はどうするのか考えておく

「夫は働き、妻は家庭を守る」という夫婦モデルが再び脚光を浴びていますが、果たして今の時代に合っているのでしょうか。

実は60代後半の女性は、ほとんどの方が結婚後、専業主婦となっているか、働きに出てもパートで働いているなど、「自活できる」状況にはありませんでした。

そこへ夫と離婚や死別で別れることとなった場合、「おひとりさまの貧困」に陥るケースが出てきています。

もし、結婚後、専業主婦となったとしても「働きたい」という気持ちを持ったら、その時の立ち位置で出来ることを見極め、自分に合った働き方を見つけることです。

最初から「正社員で働く」「フルタイムで働く」ことよりも、時短勤務、パートから始めて、やがてライフステージに合わせてステップアップするような働き方を目指しましょう。

生活基盤がしっかり守られますよ。

まとめ

「働きたくない」という理由で、安易に結婚を選ぶと、数年後には自分も働きに出ざるを得なかったり、結婚後に夫との相性が合わなかったり、価値観にずれが出てきたりして、やがて離婚することになる場合も。

いずれにしても「結婚」する時は、自分のライフプランもですが、相手の人柄をしっかり見極めて幸せをつかんでくださいね。

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