具体的に、技術者のアシスタントにしかなれなかったことが悩みだった。。

職場の環境は悪いわけでもなく、人間関係も穏やかではあったが、仕事内容にうんざりしていたため毎日辞めたいと思っていた。

追い討ちをかけるように予想していなかった課へ異動になり、それまでとまったく違う環境に精神的に追い詰められた。

毎日品性のない会話や仕事レベルの「吹きだまり」のような部屋でセクハラまみれの日々になり今度こそ辞めると決めていた。

しかしこの仕事には責任を感じていたため、いる間はよい内容で全うしたい気持ちが強かった。

これが最後だ、と思いどのような内容であってもレベルを気にせず、仕事を選ばず、ていねいに、責任を持って遂行するように努めた。

そして積極的に周りのサポートに徹した。就業時間内にスムーズに進行できるよう課内のスケジュールを把握するようにした。

納期への意識、進捗の管理、担当者との調整をこまめに行った。

今思えば小さな仕事、雑務を可能な限り引き受け、ひとつの形を整えるような仕事になったのかもしれない。

4年ほど続け、その間何度もやはり辞めようかと思うこともあったが、希望のポジションへ就くことができるようになった。

それまでの小さな積み重ねを評価してもらったのだとわかった。理解してくれる上司が何かにつけ「辞めたらだめ」と言ってくれていたことも大きかった。

今日こそ辞めよう、絶対辞めよう。そう思っている方にはもう無理しなくていいんです。

いつでも辞めていいんです。十分頑張ったでしょう。

あなたはその会社の、仕事の、奴隷ではありません。仕事はあなたが決めていいのです。

絶対に自分を大切にしてください。自分がしたいように、考えたように仕事ができるところで働けばいいのです。

セクハラやパワハラは決してなくなりません。そんなところに行き当たったら絶対逃げてください。

あなたは正当です。家族がいてもそこから逃げて自分の身を守ってください。

あなたの身が危険なことを喜ぶ家族はいません。

無能な上司や同僚の尻拭いをしている人も、あなたがその会社の主力エンジンになることはないのです。

一緒に力を出してくれる仲間がいないなら、そこを去ってください。もったいないです。

必ずその力を存分にふるえる場所が、仕事があります。

すべての働く人は自分の意思で、信念を持って仕事をしたいはずです。

自分の心がまっすぐでいられる仕事をしてください。

転職エージェントもよいスタッフがたくさんいます。

親身になって相談にのってくれるはずです。

ひとりで悩んでいるなら、まず相談してみてください。

そこに残る理由がないのなら、新たな場所でスタートすればいいのです。どうか自分を大切に。