日々、一生懸命働いていても、その頑張りが給与に反映しないと、モチベーションを保つのは難しくなってしまいますよね。
「この仕事が好きだから」という気持ちがあったとしても、生活がギリギリの状況が続くと、続けていくことが難しくなってしまう事もありますね。
あなたが、今の仕事をしていて、給与に対して不満を感じている場合、すべきことをまとめてみました。
①冷静に考える
まず、第一にすべきことは、冷静になることです。なぜ、あなたは給与が安いと感じているのでしょうか。
あなたの給与が平均年収より安かったり、周りの友人と比べて安かったりすると、漠然と不満を感じやすくなってしまうかもしれません。
あなたは給与をいくらほしいのか。それは年齢、経験からいって適正金額なのか。その業界にとっての適正金額なのか。こうしたことを一度、冷静に振り返り、情報収集をし直す必要があります。
周りの友人が大手企業に勤めている人ばかりであれば、一度落ち着いてみる必要があるかもしれません。
それでは、なぜ、あなたは給与が安いのでしょうか。
あなたの給与が安い現状が、その会社全体に言えることなのであれば、そのままでは改善は難しいかもしれません。
もし、その仕事が好きではあるが、給与が低くて生活が成り立たないという場合は、同業などで転職することも考えていいと思います。
また、あなたのしたい仕事を扱う業界自体が、全体的に低賃金なのであれば、同業での仕事は難しくなってきます。介護やアパレルなどは、好きでやっていても、業態全体として賃金が上がりづらい状態が続いています。
生活が難しいなど、どうしても給与アップが必要なのであれば、異業種への転職を考えていかなければいけません。
高収入でも、その仕事はしたくないという事もあるでしょうし、中途入社が極めて難しい企業もあります。
よく考えた結果、この仕事が好きだから、この給与でもいい、と思える可能性もあります。
②スキルアップをする
給与に不満を持ち、一番に取り組むべき前向きな行動としては、あなた自身のスキルアップです。
会社を見渡してみて、新入社員と10年務めている社員の給与がほぼ同じという事であれば、その会社での給与アップは難しいかもしれません。
何か資格を取得することであったり、経験を積む事、成績を残すことで給与が上がっているようであれば、そこに向けて努力することです。
スキルアップと一言でいっても多くのことが挙げられます。資格取得、業務能力の向上など、今の仕事に役に立つことはどんどん積極的に取り入れていきましょう。
それと同時に、社内営業も給与アップには大きな影響を与えるのも事実です。
給与決定権を持つ人に、あなたの頑張りをアピールしていくことも大切なことの一つなのです。
営業日報などが、社長や上の上司の決済までついているのであれば、大きなチャンスです。業務にあたるうえで、どのような工夫をし、変化が起きたのか、まずは日報からもアピールしていくことができます。
数値化できるものはすべて数値化し、今まで5件の面談だったところを10件に増やしたなどの、結果だけではない、プロセスも記載していくのも一つです。
ゴマをすっているような気分になる人もいるかもしれませんが、あなたの頑張りを知ることで、給与決定者もあなたに対する判定材料が一つ増えることになります。
何か、自分の頑張りを伝える術がないか、考えてみるのは、実はおすすめの方法なのです。
③転職活動をする
あなたの会社を見回してみても、どうも、給与が上がる見込みがない、そう思える場合は、いよいよ転職を視野に入れるのも一つの方法です。
やみくもに「もうこの会社は辞める」と辞表を書くのではなく、低いなりにも給与が支払われる間はじっくりと取り組みましょう。
なぜなら、転職を繰り返す人材は企業から敬遠されますし、勢いで先に退職してしまうと、急いで就職しなければなりませんので、次の会社でも同じ事態が起きる可能性があるからです。
ここはじっくりと腰を据えて、就職活動をするべきタイミングです。
転職サイトもたくさんできていますので、まずは転職サイトに登録し、そこでも自己分析をしたり職務経歴書を整理したりしながら、自分のできることと、望むことのバランスを考え、上手に就職サイトを利用していきましょう。
転職サイトの中でもおすすめのサービスは「スカウト」サービスです。
あなたの職務経歴や希望職種などを記載しておくと、あなたに興味を持った企業から、連絡がくるというものです。
しかし、利益率の低いサービス業などから、どんどん連絡がくることがありますので、就職支援サイト専用のメールアドレスなどを取得し、転職支援サービスにはそのメールアドレスを登録することをお勧めします。
いずれにしても、転職すると、また新人に逆戻りです。
転職先についても、最初の給与だけではなく、転職数年後のあなたの給与のイメージがとても大切です。
何年も給与が上がらないと思うと、また給与に対して不満に思う可能性がありますので、転職の道を選んだ場合でも、スキルアップによる評価があるのか、勤続年数の長い人の平均給与など、企業の事を詳しく調べることが必要です。
まとめ
働くモチベーションは人それぞれですよね。
「お金ではない」と思いながらも、隣人の給与を聞いて驚いたり、悔しくなったりすることもあるかもしれません。
そんな時は、一度、冷静に世の中と、あなたの会社と、あなたの仕事ぶりを振り返ってみましょう。安易に転職!と行動に移すと、残念な結果になってしまうこともあります。
まずは一度、ゆっくりと考えてみることをお勧めします!
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