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はじめての就職活動するにあたって、自分の「将来自分がやってみたいこと」「将来かなえたい夢」がわからない・・・と思ったことはありませんか?
誰もが幼いころは「将来なりたい夢」を持っていたと思います。いつの間にか夢を語らなくなっているのですね。
これは人が成長するにしたがって、失敗した、挫折したなどの「嫌な経験」を思い出さないようにしようと無意識に脳が働いているからなのです。
「夢を追いかける」とこが非現実的に見えるのも「きっと実現しないだろう」「きっと途中で投げ出すだろう」と心のどこかで思っているからなのです。
それでも「夢を追いかける」人の姿を見ると自分も元気になれるし、いつかは自分もチャレンジしてみたいと思いませんか?
では、自分の心の中に眠っている「将来の夢」を見つける方法をご紹介します。
①自分が「好き」と感じるものを見つける
まずは「自分が好きなもの」にフォーカスしてみましょう。「好きなもの」「好きなこと」を素直に、心のおもむくままに想像してみましょう。
たとえば「音楽が好き」だとします。
その音楽のジャンルは何?クラシック?ジャズ?ロック?歌謡曲?アーティストは誰が好き?なぜ好きなの?
その音楽はどのような状況で聴いていますか?その音楽は一人で聴いていますか?他の誰かと聞いていますか?
「音楽」という「好きなもの」から、それにつながるように想像を広げていきましょう。
たとえば「英語が好き」だとします。英語は何がきっかけで好きになったの?その時の気持ちはどんな感じだったの?
その後英語の勉強はどのように取り組んできたの?英語を使うようなことってあったのかな?
「英語」という「好きなこと」から、今までの経験を思い出してみましょう。
「好きなもの」「好きなこと」の事を考えると、ワクワクした気持ちがして楽しくなってきます。実はそれが「自分らしさ」であったり「自分の強み」であったりするのです。
②自分が憧れていることを考える
次に「自分が憧れていること」にフォーカスしてみましょう。「憧れている人」でもいいですね。
「あんな風になりたい」「あの人のようになりたい」と想いを馳せることは、自分自身の内面との対話であり、未来予想図でもあります。
「憧れている人」は実在の人物でなくてもかまいません。幼い頃に見たアニメの主人公、特撮のヒーロー、マンガ、本、ゲームのキャラクター。
自分にとって「いい!」と素直に表現できる気持ちになる人物を想像してみてください。
もしかしたら複数名の「憧れている人」が出てくるかも知れませんね。もし数名の人物があげられそうなら、その人の名前を紙に書き出してみましょう。
次に「その人に憧れる理由」を思いつくまま書き出してみてください。名前の横に書いていただくといいですね。
できあがったら、共通するワードを色ペンで囲ってみてください。「なりたい自分」の姿が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
「自分が憧れていること」についても同様に掘り下げていくといいですよね。
こうやって自分の内面で感じている事を「見える化」することによって、これまで意識してなかった自分の価値観や、理想像などが客観的に理解できるようになります。
それが、自分の人生を推し進める原動力になり、成長につながるのです。
③過去の体験を思い出す
ここまでで、自分の「好き」と「憧れ」について考えてもらいました。この作業は自分の過去を振り返って、心地よい感情について思い出してもらっていました。
あなたも子どもの頃は素直に好きなものを好きと言い、憧れる人を「あんな風になりたい」と話していたのではないでしょうか。
次に、「好き」と「憧れ」について過去の経験を具体的に思い出してみましょう。好きになったもの、憧れの人に出会うには何らかのキッカケがあったはずです。そのキッカケを思い出してみましょう。
そしてキッカケの前と後でどのように変化したのかも振り返ってみましょう。あなたの心に大きく占めるものであれば、だんだん鮮明に思い出されるはずです。
もし、機会があれば、過去の体験を話すワークショップ等のイベントがいろいろなところで開催されていますので参加してみてはいかがでしょうか。
たとえばキーワードをつないで絵を描いていく「マインドマップ」を学ぶ講座などです。ここで思い出されたことはいろいろなシーンで自分に役立つ経験に違いありません。
リラックスして楽しみながら思い出してみてくださいね。
④自分にかけた制限をはずす
さて、これまで紹介した3つ「自分の好きなもの」「自分が憧れているもの」「過去の経験」のいずれもやってみたんだけど、ピンとこないという方もいらっしゃるかもしれません。
「特に好きなことが思い浮かばない」「憧れる人を思いつかない」「今まで大した経験をしていない」と最初から思い込んでいませんか?
誰もが子どもの頃は自由に夢を描いていたのですが、夢を話すと周囲の大人から「そんなことできる訳ないでしょう」「いつまでも夢ばかり追いかけても無駄でしょう」など否定的な言葉を投げかけられて、いつの間にか自分自身を抑制するようになっているのです。
これは「メンタルブロック」と呼ばれるものです。
実は子どもの頃から少しずつ、このような否定的な意見や自分の失敗経験などが蓄積して、いつの間にか自分自身に制限をかけるようになってしまっているのです。
ではどのようにしたら「メンタルブロック」を開放することができるのでしょうか。
心理学ベースのもの、カウンセリングベースのもの、ワークショップベースのものなど色々と方法があるのですが、大切なのは感情を開放すること。
自分自身を素直に認めるために、先に自分の中にある喜怒哀楽の感情をそのまま表現できるようにしておくことです。
手軽に取り組めるのは「笑いヨガ」。「作り笑いでも脳が反応し、感情開放ができ、その後リラクゼーションで心身ともにリフレッシュ」できるのが特徴です。
また、コーチングなどの専門のコンサルタントに手助けしてもらっても効果ありますよ。
⑤自分の想いを紙に書き出す
さて、これまでいろいろな想いを想像していただきましたが、いったん整理するためにも「自分の想いを紙に書く」ことをします。
パソコンやスマートフォンなどで「文字を打つ」のではなくて、あえて「紙に書く」のはなぜでしょうか?
自分の想いを紙に書くことは「自分の考えが整理される」「書く行為で心が落ち着く」「思考を具体化することで客観的にみられる」などの効果があります。
「自分の考えが整理される」のは、それまで自分の中のイメージや、漠然とした感情であったものを言語化することによって、具体的になっていくからです。
たとえば「英語が好き」「洋楽が好き」「英語の先生になりたい」「外国人の方とお話する機会が会った時、自分の言いたい事を上手く伝えられたらもっと会話が弾むと思った」などを書き出していきます。
すると、自分がこれから何をやっていきたいのかを考えながら、書き出した言葉をあちこち組み合わせて新しいアイディアが出る、などの効果が表れます。
「書く行為で心が落ち着く」のは、自分の想いに適切な言葉を選ぶ行為と、それを書きだしたことで自分の中でモヤモヤしたものが確信に変化するからなのです。
はっきりした形になったものは周囲の人に伝えやすいものとなり、やがて想いにエネルギーが入り実現に向けて進んでいきます。
「思考を具体化することで客観的にみられる」のは、いったん書き出したものを眺めることによって、さらなる思考が深まることからです。
自分の主観的な視点から、客観的な視点になることで、どうやったらわかりやすくなるのかを自然と考えるようになるのです。
「紙に書く」ことは他にもいろいろな事に効果があるので、是非ためしてみてくださいね。
⑥「夢」と「職業」は同じではない
小さい頃、小学生の低学年くらいの時に「将来の夢は?」と聞かれたら「プロ野球選手になりたい」「歌手になりたい」など、「なりたい職業」をあげていませんでしたか?
実は、子どもだけでなく、質問している大人も世の中の職業についてはあまり知らないのです。つまりテレビや雑誌などのメディアに取り上げられる職業の中から選んだものを挙げているのですね。
知っている範囲が狭いので、その分可能性も狭めていると言えます。
今は時代のスピードも速く、子どもの頃に話した「なりたい職業」も大人になる頃にはなくなっている可能性も出て来ています。
そこで、「夢」を考える時は「どんな人になりたいのか」と問いかけてみると良いでしょう。
「夢」は具体的ではなく、漠然とした想いで良いのですが、年月が経つにつれブラッシュアップしていくといいかも知れませんね。
⑦何でもチャレンジしてみる
自分の想いを紙に書き出してみると、色々なキーワードが見えてきます。単純に一つのことだけでなく、いくつかのワードが連携して一つのことができそうなものもあるかも知れませんね。
自分の興味・関心と、自分のこれまでの体験を組み合わせることで、より具体的に行動できそうなことが見えてくるのです。
「これなら出来そう」と思ったことは行動に移してみましょう。
チャレンジする時は、最初は大きなハードルを越えるようなものではなく、小さなハードルから段階を経てひとつずつ乗り越えるようにします。
最初から難題であることや、時間のかかる問題に直面すると、途中で挫折してしまうかもしれません「出来そうなことから少しずつ」がポイントです。
やりたいこと、やってみたいことにチャレンジする前に「今の自分」について把握しておくといいかも知れませんね。
キャリア理論に「リソース(4S)点検」というものがあります。「状況(Situation)」「自己(Self)」「支援(Support)」「戦略(Strategies)」の4つが備わっているかを検証する、というものです。
「状況」は原因や環境、「自己」自分の特徴や心理的なこと、「支援」は周囲に支えてくれる人の有無、「戦略」は臨機応変に対応することやストレスに対応することです。
いずれか足りないものがあれば、どうやったら備えることができるのかを考えることが大切ですね。
今チャレンジしたことは自分が成長した後に振り返ると、その時の行動の意味が見出せます。思い切って一歩踏み出してみてください。
⑧将来よりも「今」を考える
「夢」という言葉を漠然としたもの捉えて、どうしても「地に足の着いた」ものとして考えらえない方もいらっしゃるかも知れませんね。
「そんな先のこと、どうなっているのか想像もつかない」「もし予想もしない事になっていたらどうしよう」と考えてしまって、先に進めなくなる場合も考えられます。
たとえば「イラストレーターになりたい」という夢を語っている人が、コンペなどに応募もせず、ずっと趣味でイラストを描き続けている、といったことがあります。
これはもしコンテストで応募して不採用になった時の自分を想像し、無意識に自分を守っているからとも言えます。「イラストを描くことが」自分の拠り所でもあり、言い訳にもなってしまうのですね。
そんな時は「自分が今できること」「自分が今すべきこと」を中心に考えてみましょう。
「イラストを描くのが好き」であれば、他に「描く」ことから広げて自分ができそうな事はないかと探してみる。他にできそうな事がいくつか見つかれば、それを実行するのに今やれることが何かを考えてみる。
「今できること」「今すべきこと」を行動に移すことで、やがて「将来のなりたい自分」がだんだんイメージ出来てくるかも知れませんよ。
まとめ
将来の夢を探す8つの方法はいかがでしたか?
自分が将来やってみたいこと、チャレンジしたい事を明確にするのは誰もが最初抵抗があるものです。
しかし、紙に書いて言葉にしてみる、さらに周囲の人に伝えてみることで「夢」が「実現」に近づきます。
言葉にすることによって自分自身が夢を叶えたくなってくることと、自分が本気で夢を叶えたくなってきたら、その言葉を聴いた周期の人たちが夢を応援してくれるようになります。
そうすると自分を応援してくれた人たちを信じ、夢が実現に近づいてくると自然と感謝の気持ちがわいてくるのです。
あなたも「夢を追いかける人」「夢を語る人」になることで、周りの人たちに元気を分けてあげてくださいね。応援しています!
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