ハローワークを使い転職するときの注意点7つ

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目次

仕事探しには様々な方法がありますが、まず思い浮かべるのは公共職業安定所、所謂ハローワークではないでしょうか。

ハローワークは就職に関する様々なサービスを無料で受ける事ができ、就職に関する情報量も豊富です。とても便利な施設ですが、それを上手く活用する為には押さえておきたいポイントがあります。

そこで、ハローワークを使い転職するときの注意点7つについてご紹介します。

①ハローワークはどのような機関なのかを理解する

家電の機能を使いこなすには説明書をしっかりと読む必要があります。それと同じように、ハローワークを使いこなす為には、ハローワークはどのような機関なのかを理解しておく必要があります。

ハローワークに行っても上手くいかない、行っても無駄だ。そう感じる時は、そもそもハローワークはどのような機関なのか、理解していない可能性があります。

ハローワークでは沢山のサービスを提供しており、活用しだいで大いに役立ちます。まずは、ハローワークでできる事は何なのかを理解しましょう。

ハローワークは国が所管する職業紹介の機関であり、職業紹介や就職の支援を無料で行っています。また、雇用保険の手当や助成金の支給、公共職業訓練の斡旋なども行っています。

ハローワークを使って転職する時は、ハローワークが提供する求人情報から自身に合った求人を探します。ハローワークでは可能な限り転居の必要が無い、通勤可能な仕事を紹介するよう努める事になっています。

管轄するエリアで紹介できない場合は、他のエリアの職業を紹介してくれます。ハローワークの検索用端末は全国のハローワークと繋がっており、広範囲の求人を検索する事もできます。

また、掲載の同意をした企業の求人情報はハローワークのサイトで公開されており、スマートフォンや自宅のパソコンからも検索ができます。

窓口では各種相談サービスを行っており、仕事選びの相談や職業訓練の斡旋、履歴書の書き方や面接など応募に関する相談、各種セミナーの紹介などを行っています。

ハローワークが提供しているサービスは幅広く、それを知る事で、思っていた以上に多くのサービスや支援が受けられる事に気づくでしょう。

ハローワークを上手く活用する為には、何ができるのか、どのような機関なのか、利用する前にしっかりとその基本を押さえておきましょう。

②求人票の内容と実際の仕事内容のギャップ

ハローワークに限らず、求人誌や求人サイトに載っている求人情報には様々な形式があります。求人媒体の掲載スペースによって、記載されている情報量にも差があります。

求人サイトは比較的、仕事内容や福利厚生などのアピールポイントをしっかりと載せているケースが多く、それが応募者を獲得する重要なポイントになっています。

特に仕事内容については、求職者へのアピールと同時に、具体的に記載する事で入社後のミスマッチを防ぐ効果もあります。せっかく採用しても直ぐに退職されてしまうのは、企業にとっても大きなロスです。

もちろん、求職者にとっても早期退職は時間のロスだけでなく、転職回数を増やしてしまい、その後の就職活動においても印象が悪くなる可能性があります。

このように、採用側、求職者の双方にとっても求人票の仕事内容の記載内容はとても重要なものです。

ハローワークの求人票のスペースにも限りがあり、企業によっては簡単な内容しか記載しないケースもあります。そこで、求人票と実際の仕事内容のギャップが生まれます。

特に感覚的な表現の場合はギャップが生まれやすく、例えば、軽作業という表現の場合、採用側は軽作業と考えていても、人によっては重労働に感じる場合もあります。

そのギャップを解消する為には、応募前に具体的な仕事内容を確認するか、面接時にしっかりと仕事内容を確認する必要があります。

面接で訪問した際には、実際の職場を見学させて貰うと良いでしょう。

現場を見ることで、仕事内容がより具体的にイメージできます。実際の仕事内容は言葉や文章ではなかなか表現できないものです。

その為、求人票の内容を鵜呑みにしない、実際の仕事内容は求人票だけではわからないという事を念頭に置いて、仕事探しをしましょう。

③求人票でチェックすべき点

ハローワークの求人票は書式が決まっており、求人を出す会社もその項目に沿って条件を記載していきます。

社名、所在地、といった会社情報から仕事内容、勤務時間、休日、仕事内容など、基本的な内容は全て入っていますが、それでも一般の求人サイト等と比較すると情報が少なく感じるかもしれません。

また、仕事内容や備考欄などは会社によって記載内容や情報量が異なります。会社によっては必要最低限の情報しか載せていない場合もあり、実際の仕事をイメージするのが難しい場合もあります。

求人票の内容で更に詳しく知りたい事や不明な点がある場合は、窓口の相談員に相談しましょう。相談員が直接その会社に連絡して、詳細を確認してくれます。

そこで大切なのは、自分自身で求人票のチェックポイントを決めておく事です。これは言い換えると、自分は転職に際して何を重視するのかを整理し、明確にしておく事です。

勤務時間、休日、所在地、仕事内容、給料、など、人によって仕事選びで重視する点は異なります。そのポイントを決めておく事で、求人票のチェックはもちろん、窓口の相談員への相談もスムーズになります。

また、求人票をチェックする際に気をつけたいのは、求人票の内容が全てではないという事です。少しでも気になる求人票があれば、窓口に相談し、詳細を確認しましょう。

そうする事で、条件に合った仕事を見つける確率が上がり、面接や採用後のミスマッチも減らす事ができます。

④求人期間の長さに着目する

ハローワークの求人は最も長い掲載期間で3ヶ月です。3ヶ月を超えると再度、継続掲載の申し込みが必要になります。

しかし、求人を出してから時間が経過すると新しい求人に埋もれてしまい、閲覧数が減ってしまう傾向があるため、一旦、求人を取り消して新規求人として掲載する場合もあります。

いずれにしても、掲載期間が長い場合、いくつかの理由が考えられます。

採用してもすぐに辞めてしまう。そもそも応募者が少ない、つまり、求人に魅力が無い。仕事が増加しており、人が不足している常態が続いている、などです。

求職者が最も心配なのは、採用してもすぐに辞めてしまう、仕事が続かない事でしょう。

それには、仕事が募集内容よりも辛くて耐えられない、人間関係や作業環境など、職場環境が良くないなど、求人と実際とのギャップが大きいなどの原因が考えられます。

それらは求人票の内容だけでは判らない事が多く、特に、他社よりも条件が良いのに長期間求人を出し続けている企業は注意が必要です。他には、採用基準が厳しく、なかなか採用されないというケースもあります。

いずれにしても、長期間掲載している企業で、気になる企業がある場合は、窓口でその理由を確認しましょう。相談員によって何か情報を持っている場合や、直接、企業に状況を確認してくれる場合もあります。

長期間求人を出している理由が、業績拡大により人が不足している場合など前向きな内容の場合は、将来性も期待できますし、採用の可能性も高くなる為、積極的に応募しましょう。

企業によっては、採用と同時に求人を取り消して、すぐに退職されて、求人を繰り返している場合もあります。また、長期間の求人は求職者に敬遠される為、新規掲載を繰り返す場合もあります。

それらは一見、長期間募集しているのか否か判別できない為、気になる求人がある場合は、自分で企業名をチェックしておくと良いでしょう。

尚、ハローワークでの採用には各種助成金がある事から、企業が助成金目当てで求人を出しているという見方をする人もいますが、助成金の支給には採用後の就業期間など、いくつもの要件があります。

あまり噂に振り回されないように、求人のチェックポイントとして、冷静に求人期間の長さをチェックしてみましょう。

⑤企業がハローワークに求人を出している背景を考える

ハローワークは求人を出す企業も、仕事を探している求職者も無料で利用できます。これはとても大きなメリットですが、無料だからこそ、注意すべき点もあります。

一般の求人媒体に求人を出す場合は、その媒体にもよりますが数万円から数十万円の費用が発生します。特に社員の採用に関しては、より希望する人材を確保する為には費用が高額になる傾向があります。

欲しい人材を採用する為には、多額の投資も厭わない、お金をかけてでも良い人材が欲しい、と考える企業は多いものです。しかし、投資をする為にはそれだけの余力が必要になります。

業績が厳しい企業の場合、少しでも費用を抑えたいと考えるものです。但し、ハローワークに求人を出している企業がすべて投資を惜しんでいる、業績が厳しいという訳ではありません。

採用を成功させるためには、できる多くの求職者に求人情報を発信し、応募者を増やす必要がありますので、求人方法の一つとしてハローワークを利用する企業は多いです。

また、ハローワークと一般の求人媒体を併用している企業も多くあります。特に求人を急いでいる場合は、ハローワークも含めて、複数の求人媒体に求人情報を載せる傾向があります。

逆に、ハローワークだけに求人を載せている場合は、それほど求人を急いでいない場合もあります。その場合は、良い人がいれば採用するというスタンスで、採用基準が高くなる可能性もあります。

また、地域や業種、職種によっては一般の求人媒体に載せなくても、ハローワークで十分な応募者を確保できる場合もあります。このように、企業がハローワークに求人を出している背景は様々です。

その為、ハローワークの求人で気になる企業があれば、一般の求人媒体での求人情報や、企業のホームページ、業界情報や業績、クチコミなど、自分でその企業について調べてみましょう。

また、窓口でその企業の業績や概況、将来性について質問してみても良いでしょう。何かしらの情報を得られる場合もあります。

⑥窓口の活用

ハローワークの相談員は自身の希望や適性に沿った求人の紹介や、履歴書の書き方など応募に関する相談、職業訓練に関する事など、就職に関する様々な相談に乗ってくれます。

もちろん、それらは無料ですので、何か困った事やわからない事、力を借りたい時には、積極的に窓口に行き相談しましょう。

窓口の活用で注意すべき点としては、相談員にも得意と不得意があるという事です。特に経験豊富な相談員は様々な情報を持っており、課題解決のノウハウも多く持っています。

求人票では得られない様な情報や、そのエリアでの就職活動に役立つ情報が得られる場合もあります。

また、相談員も人間ですので、それぞれの性格やその時の気分、相談者との相性もあります。その為、求めている回答が得られなかったり、やりとりが噛み合わない場合もあるかもしれません。

しかし、たとえその窓口で上手くいかなくても、相談員はあてにならない、窓口に相談しても意味が無い。そんな風に考えてはいけません。ダメな場合は別の窓口や相談員に相談しましょう。

また、そのハローワークでは思うような相談ができない場合は、違うエリアのハローワークや関連施設に足を運ぶのも良いでしょう。

ハローワークは無料ですから、できるだけ活用した方が得です。積極的に活用しましょう。

⑦ハローワークだけに頼らない

ハローワークは求人情報の量も多く、就職に関する様々な支援を無料で受けられるとても便利な機関です。しかし、それでも自分に合った仕事、希望する仕事が見つからない場合もあります。

就職活動は企業が人材を採用したいというタイミングと、求職者が就職したいというタイミングが合わなければ成立しません。就職活動は「縁」とも言えます。

その「縁」を掴むチャンスを広げる為には、いかに多くの情報を集めるかが重要になります。企業も欲しい人材を探す為にスカウトやヘッドハンティング、人材紹介の活用など、様々な努力をしています。

しかし、絶対数は企業よりも求職者の方が多いですから、基本的には求人情報を発信し、応募者を待つケースが多くなります。

ハローワークと一般の求人媒体を併用する企業は多いですが、ハローワーワークには登録しないで、一般の求人媒体だけに求人を載せている企業も多くあります。

その為、求人情報はハローワークだけに頼るのではなく、幅広く自分で収集するようにしましょう。

求人誌や新聞の求人欄や折込、地域の情報誌などの紙媒体から、求人サイトや求人の検索サイトなどインターネットでの求人情報など、無料で集めることができる求人情報は多数あります。

また、友人や親戚、知り合いなどによるクチコミ情報も意外と役に立ちます。沢山の情報を集めれば集めるほど、求めている仕事に出会う可能性は高まります。

仕事探しで大切な事は、努力を惜しまない事です。仕事探しは日々の生活や将来に大きく影響する大切な取り組みです。積極的に行動しましょう。

まとめ

ハローワークは無料で利用で使えるとても便利な機関ですが、だからと言って、ダラダラと通わない事が大切です。

もちろん、希望する就職先が見つからなければ、それだけ通う期間が長くなりますが、それでも自分の中で期限を決めるようにしましょう。

大切なのはハローワークはあくまでも仕事探しの方法の一つという意識を持つ事です。

いつまでに就職するという期限を定め、その為に、どのように仕事探しを進めていくのか、しっかりと計画を立てましょう。その上で、ハローワークを上手く利用していきましょう。

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